2008年9月30日~10月14日:秋のヨーロッパ旅行の記録~9~
10月10日

今日は二階建てバスに乗って、エディンバラの探検です。
ここが交通の中心地ウェーヴァリーブリッジです。橋ですが、下を流れているのは・・・・鉄道です。鉄道の駅・ウェーヴァリー駅に、観光案内所に、お店にと様々な施設がある。そして、この土地は、氷河が削ってできた湖の底だとか。驚きです。この氷河の後を境に、新・旧エディンバラに分かれます。

ここは橋の上、路線バスの案内所や停留所がある、向かいに並んでいる二階建てバスは観光用で、「ホップオン・ホップオフ」と言って乗り降り自由の観光バス。
煤で黒ずんだ塔はニュー・タウンのシンボル。スコット記念塔。作家のウォルター・スコットの業績を称えた塔。
「アイバンフォー」は昔むかし、胸躍らせて読んだ小説です。
氷河の押し出した土砂が北海まで流れてエディンバラの土地を作ったとか。バスは北海まで行きます。
途中のホリールード・パークの緑が何とも好きな雰囲気です。
この前衛的な建物はスコットランド議会議事堂です。

スコットランド(Scotland)は北西ヨーロッパに位置するグレートブリテンおよび北アイルランド連合王国イギリスの構成主体のひとつである。1707年の合同法によってグレートブリテン王国が作られるまでは独立した王国であった。(Wikipediaより)
海の側まで来ました。リース港です、大きなショッピングモールがあります。その中に、今日の目的「王室船・ブリタニア号」見学受付があります。
受付で日本語のオーディオガイドをもらって、ビルから桟橋に渡ります。
船に乗り移りました。1953年の就航から44年間、世界各地を訪れた英国王室の船です。
最後の航海は、1997年初めに香港の中国返還式に合わせて、英国プリマス港から出航、その航海の途中、東京港晴海ふ頭や名古屋港に寄港しています。
美しい金のドラゴンが飾られている羅針盤です、ブリタニア号はヨットです。ヨットのもともとの定義は、「運行目的を持たない船、娯楽に供する船」というこでヨットと呼ばれています。
エリザベス女王の寝室、案外簡素だなと思いました。
この左には広い部屋があり、長い執務机が置かれ洋上でも公務をされていたそうです。
船の士官達の食堂です。ここでのディナーは、とても礼儀を重んじたようです。
王室ご一家のサロン。ここは国賓なども迎えることも多いサロンです。
とても美しく保たれている船内でした。エンジンルームもピカピカで、見学に来た人が、模型は判ったから、実際のエンジンルームを見せてくれたまえ、と言った程に、手入れが行き届いたとか。
美しいロイヤルブルーの船体、そこに24金のゴールドのラインが通っています。
今も、色々な会議などで活用されている船です。
とても楽しいツアーでした。

また、バスに乗り、エディンバラ中心地に戻ってきました。ゆっくりとランチ兼お茶をしたいと思いました。
場所はニュータウンの「ドーム」です。その名の通り、見上げると見事なドームです。
ヴィクトリア時代に造られた銀行の建物をそのまま使ったカフェ&レストランです。まるで19世紀にタイムスリップしたようです。
おいしい紅茶がきました。うれしい!


今日のランチはスコットランド名物ハギスです、これはおいしいよと聞いていたので、即オーダー
ハギスとは柔らかく煮た羊の内臓(肝臓、心臓)、羊のケンネ脂を粗挽きし、空炒りしたオートミール、炒めた玉ねぎと混ぜ合わせ、塩と香辛料を加えて羊の胃袋に詰めてゆでる。これ、羊の胃袋でしょうか、そんな感触です・・・

やはりおいしかったです。本来はウイスキーのおつまみ、でも、ビールにも合いました。
夫は軽い気持ちでサンドイッチ!とオーダーしました。しかし、お皿を見て絶句。山のようなサンドイッチとフライドポテト。二人で半分は平らげました~~フー
それでも、ウエイターのにこやかな顔に釣られて、デザートもオーダーする。
プディングです。こってりとおいしかったです。もう、心も身体も満腹です。雰囲気も素晴らしく、ああ、また来たい所です。
ドームの建物を写したいけれど、とても無理。入り口の階段と柱の付け根だけ写りました。
食べ過ぎたので、また午後の活動開始です。
公園を通り抜けてバス停へ行きます。公園では、お揃いの制服の高校生が楽しそうにおしゃべりしていました。
またバスに乗って、今度は英国王室のスコットランドにおける正式の宮殿・ホリールードハウス宮殿の見学です。
夏はエリザベス女王も滞在されるそうです。12世紀に教会ができ、その後16世紀に王宮となる。しかし、何度もイングランド軍に攻められ、火災にも遭い、1671年に再建された。
円筒形の塔を持つルネッサンス様式の優雅な建物で、ロイヤルアパートメントと庭園が公開されている。

女王滞在中は衛兵が立つのでしょうか?
女王陛下のお住まいのお城もアパートメントと言うのですね。でも、案外質素な内部です。

ホリールードとは、キリストの十字架のことで、その破片を祀る教会が起源だとか。
まだまだ行きたい所、見たい物がたくさんあるエディンバラですが、日も暮れてきました。急に気温が下がって寒くなります。ホテルへ戻りました。

(写真はショーウインドウのキルト姿のマネキンです)
BACK NEXT
2008年9月30日~10月14日:秋のヨーロッパ旅行の記録~1~出発
2008年9月30日~10月14日:秋のヨーロッパ旅行の記録~2~ハンガリー・ブダペスト
2008年9月30日~10月14日:秋のヨーロッパ旅行の記録~3~ブダペストからウィーンへ
2008年9月30日~10月14日:秋のヨーロッパ旅行の記録~4~ウィーン

2008年9月30日~10月14日:秋のヨーロッパ旅行の記録~5~プラハへ
2008年9月30日~10月14日:秋のヨーロッパ旅行の記録~6~カレル橋
2008年9月30日~10月14日:秋のヨーロッパ旅行の記録~7~ベルギー
2008年9月30日~10月14日:秋のヨーロッパ旅行の記録~8~エジンバラ
2008年9月30日~10月14日:秋のヨーロッパ旅行の記録~9~エディンバラ
INDEX