2007年12月11-22日:冬のオーストリアとベルギーへ・・・・その3
Salzburg
2007年12月14日

ウィーンよりうんと寒いザルツブルグです。ホテルに着きました。ああ、あったかでうれしいです。でも、まだ時間が早すぎてお部屋には入れません。
トランクを預けて、街へ出ました。すぐに、新市街と旧市街を分ける、ザルツッファ川に突き当たります。この橋を渡ると旧市街です。
橋を渡って、アーチを抜けると、広場に出ました。ツリーに雪が積もっています。
その横の通りが有名なゲトライデガッセです。たくさんのお店の標識がとってもユニークです。観光客で一杯です。
ショーウインドウが美しく、クリスマスの飾りもユニークで、とっても素敵な通りです。通りの突き当たりは、崖が迫ってきています。
左の黄色い建物が、モールアルトの生家です。小雨もぱらついて来たのでモーツアルトの家を見学することにしました。1756年この家の4階でモーツアルトは生まれました。

台所です。昔の生活は過酷でした。大勢の子どもを生んでも育つのは、一人か二人、そして、音楽家は貴族やお金持ちの庇護を求めてあちこちへと馬車の旅、鉄の輪だちの馬車の旅は、とても身体に響きます。丈夫でないと演奏活動も出来なかったと思います。

たまに泊まれる郵便馬車の宿では、小さなベッドを兄弟が場所取りしながら、寝た、というようなことも説明に書かれていました。そのような中から生まれた名曲の数々なんですね。優雅なクラシック演奏会の楽しめる現代の私たちですが、説明を読んでいたら涙が出てきました。

素晴らしい音楽家の多くが短命だったということも頷けます。

そして左はお土産売り場のモーツアルトさんです。あちこちのチェコレート屋さんにモーツアルトが立っていました。
こうした路地を通って、お店を見るのも楽しみの一つです。
楽器を売っているお店もありました。
壮大な建物に囲まれたレジデンツデンツ広場にもクリスマス市がたっていました。
おいしそうな燻製のハムなどがたくさんたくさん並んでいます。隣のホットソーセージを売るお店で白いソーセージを買って食べました。素朴な味でおいしかったです。
チェコレートやおみやげを売るお店でモーツアルトさんに面会をしました。真っ赤な上着がお洒落ですね。
そろそろ疲れてきました。ホテルに戻ることにしました。橋の上で、振り返ると、高台にホーエンザルツブルグ城が寒々と聳えていました。
ホテルはお屋敷を改造したような可愛いホテルでディナー用の厨房がなくて、すぐ近くのお店を紹介してくれました。楽しいそして素敵なお店でした。
前菜です。インファテル地方の生ハム、香りも良くて歯ざわりも適度にしっかりしていてとってもおいしい、日本で食べる生ハムとは全く食感が違いました。右はターフェルシュピッツ(牛肉のゼリー固め)

ハウスワインを頼むと、かわいいピッチャーに入れてきてくれます。このピッチャーがとっても素敵でした。
ホテルの前のミラベル広場のクリスマスツリーです。その側にはクリスマス市、夜になってとても賑やかになっています。

ひときわ人々が集まっている所、ここでは温かいワインを売っています。夫々のお祭り広場などのロゴ入りのマグカップになみなみとホットワインをついでくれます。

それを知らない人同士集まって、ワイワイガヤガヤと立飲みです。冷え切った体がたちまち中からポッカポッカとしてきます。

グリューワインですね。赤ワインのなかに、オレンジピールやシナモンやチョウジなどの香辛料が入っていて、それがまた身体にいいです。身も心も温かになってホテルへ帰りました。
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続く