2010年6月16~30日:マンハッタンの風に吹かれて・・・・その3
18日です、家で朝食です、
今日は、マンハッタンの一番はしから、フェリーに乗って、スタッテン島へ渡ってみることにしました。

地下鉄乗り場の壁画がとても面白いです。
地下鉄の最南端の駅で降りると、そこはもうフェリー乗り場になっています。ここは、向いのスタッテン島まで無料のフェリーボートが出ています。
人の流れに乗って歩くと、フェリーに乗っていました。あれだけの多くの人がどこへ行ったかと思うほどの大きな船、殆どの人はが甲板に上がってます。
私たちもやっぱり外へと出てみました。後甲板に立つと、マンハッタン島が遠ざかっていきます。この景色、見たかったのです。
船からでないと見えない景色です。

本当によくまあ、たくさんの摩天楼を乗せて、沈まないな~~と思います。重いでしょうね、と同情してしまう・・・・
やがて、自由の女神が見えてきました。本当はここに行きたい私たちですが、NYに来る度に何度挑戦しても人が多くて諦めています。今日も、この自由の女神の像の立っているリバティ島行きのフェリー乗り場は長蛇の列で、船も超満員で走ってますし、島にも一杯の人がいます。
そこで、このスタッテン島行きの無料フェリーでこうして眺めるのがベストです。それを見ようと、人々は、甲板に上がっています。
やがて、30分もしないうちにスタッテン島につきました。

ここの海岸沿いには、ニューヨークヤンキースの練習グランドがあり、見に行きました。可愛い球場です。しかし、緑の芝生がとてもきれいで整備の人が手入れしていました。
またそのすぐ先には、日本人の Masayuki Sono という人の造ったモニュメントが建っています。

9・11の慰霊碑です。二つの壁の間からマンハッタンのテロ現場が見通せるようになっています。
二つの壁には、犠牲者の一人一人の横顔の掘り込まれたプレートがはめ込まれ名前が書かれています。熱心に名前を探すようにしてみている方もありました。
そこでおまいりをしてから、余りの暑さにすぐにフェリーに乗り、戻りました。
白頭鷲の像のあるバッテリー公園です。木陰の椅子に座って、スタンドからサンドイッチを買ってきて食べました。風が心地よいです。
元気快復、また少し歩きます。
こんなモニュメントが建っていました。永遠の火も燃えています。ワールドトレードセンターにあったモニュメントが2・11テロで壊れましたが、それを移設して記念にしています。
その先に、お世話になっている銀行がありました。ATMを使います。日本語も選択することが出来て便利です。
真っ赤なサルビアが美しい公園です。周り中に椅子があり、多くの人が語らっていました。
ボウリンググリーンにある雄牛のブロンズ像、一時はここで牛のセリが行われていたことがあるからだとか。今は、景気上向きのシンボルとして多くの人が撫でては記念写真を写していくので、ピカピカに光っています。
1697年英国国教会として設立されたトリニティ教会に置かれたオブジェは、ワールドトレードセンターにあった木の根っこです。
外形も美しいですが、内部もとても美しい教会です、正面のステンドグラスがとても美しかった。外には、墓地があり、そこには、蒸気船を発明したフルトンや、ニューヨークで始めて新聞を作ったウィリアム・ブラッドフォード二世などアメリカの黄金期を作った人たちが眠っているそうです。
そのすぐ前がウォール街です。オランダ人入植者がインディアンの侵入を防ぐために、木の壁を築いたことから名付けられた。
1699年、イギリス人によってその壁は取り払われ、ニューヨークと命名され、1792年に最初の証券取引所が開設された。大きな星条旗を掲げているのが現在のニューヨーク証券取引所です、
2001年9月11日、同時多発テロでここに建っていたツインタワーは、飛行機のアタックにより崩壊した。その様子をテレビで見たことはいまだに忘れることが出来ません。ここに来るのは、その後、3回目になります。ようやっと、再生が始まりました。犠牲者を追悼する記念館を含むビル群が建つそうです。
近くには、犠牲者を悼む記念室が出来ていました。当時のニュース映像が流れます。多くの人が、涙をぬぐいながら、見ていました。私も、事件直後に訪れた時のことなど思い出し、涙になりました。
二度とあってはいけないテロですが、テロの原因をしっかりと見つめることも大事です。
気持ちを変えて、また地下鉄に乗りました。

今度は、MOMAへ行きました。金曜の4時からは無料公開とのこと、長い行列ができていましたが、すぐに入ることが出来、広い館内では、ゆっくりと休みながら見ることが出来ました。
ここは↑彫刻を展示した屋外です。とても気持ちよい風が吹いています。休憩をして元気になり、館内を見て廻りました。

ピカソ、モンドリアン、セザンヌ、ゴッホ、私の好きな絵が目の前に、それもカメラを向けても大丈夫、余りの無防備に驚いてしまう展示です。
夫はアンディ・ウォーホルの絵、私はモンドリアンの絵の前で写真を写しました。  
素敵な絵をまじかで一杯見て、大満足でした。が、疲れました。家に一度帰り、ゆっくりと夕食。そして、また着替えて、外出です。
今夜は、ロックフェラーセンタービルからの夜景を楽しむために出かけました。大富豪のジョン・D・ロックフェラーによって1930年から建設された。マンハッタンの中心部ともいえる48番街と51番街の22エーカーの土地に、19の商業ビルが四方に建ち、各ビルの低層階はひとつの建物として繋がっている。一番大きいGEビルディングは、高さ259m、70階建て。
ロックフェラーセンターの、エレベーターホールへの上がり口に下がっているシャンデリアです。キラキラととても美しかったのでパチリです。その後の解説のビデオでこのシャンデリアがオーストリアのクリスタルミュージアムのあるスワロフスキーの工場で作られたものとわかりうれしくなりました。
ロックフェラーセンタービルと言えば、クリスマスツリーで有名です。そこに輝く星もスワロフスキー社製だとか。
展望台のある67階のエレベーターホールの壁も、見事なクリスタルでキラキラしていました。
100万ドルの夜景です。青く光るのは、エンパイヤステートビルです。ビルの四方からニューヨークの夜景が楽しめました。
また地上に帰ってきました。ビルの中心にある半地下のプラザには、万国の国旗とプロメテウスの黄金像が立っています。
夏の今はカフェテラスとなり多くの人が楽しんでいました。冬にはアイススケートリンクとして使用される所です。また12月になると特大のクリスマスツリーが飾られることでも有名ですね。
戻る 続く