2010年6月16~30日:マンハッタンの風に吹かれて・・・・その3
19日です、

NY生活3日目、今日はあちこち街の探検乗り物篇です。
家を出て角を曲がると、バス停があります。どちら向きに走るバスなのか、一方通行が多いので、行き先によって道路のあちこちで地図と首っ引きです。
次は地下鉄です。少し前にNYへ行った友人が地下鉄のカードが残っているので、と下さった。それを先ずは使ってみる。
一枚はOK、一枚はNOと出た。さあ、大変!私は地下鉄のカード販売の所で、四苦八苦、親切な人が、教えて下さって、先ずは先に出た夫に合流して地下鉄に乗ることが出来ました。
街をブラブラ、ちょっと疲れてお腹も減ってきました。

街角のピザ屋さんで、おいしそうなピザを見つけたので小さなテーブルで食べました。コークを頼んだら、今、行われているワールドカップサッカーの応援仕様になっていました。
今夜は、ディナークルーズを予約しています。夕方、外出をしました。家の側から、バスに乗って、船の出る61埠頭へ行くことにした。埠頭に行く前に、「ハイライン」の上がり口があったので、行って見る。
ここは、ミート地区にお肉を搬送するための高架鉄道が1934年に敷かれたが、1980年に廃線となり、放置され、撤去が求められていた。しかし、ここを、公園化しようとの計画が上がり、昨年一部完成したばかりの公園。
高架鉄道跡地ということで、高さ9mにある細長い公園は、鉄道線路も所々残されていて、ハーブや野の花が植え込まれた自然の様子をした雰囲気の公園になっている。
見ていると、草引きをしたくなるような感じだ、立て札があり、「ここは自然のままにしておきましょう」と書いてあるのが、面白かった。
ここで、高架の公園は終わっている。ガラス張りの大きな窓がはめ込まれていて、下の道路を通る車などを見るのも楽しいものだった。階段状の休憩地が作ってあり、しばらく眺めていた。

下の道路に降りる時、東を見ると、昔ながらの赤レンガの建物、その向こうにはエンパイヤステートビルが見えている。きっとこの鉄道の最盛期はこんな景色ばかりだったろうと思うと、とても貴重な風景に思えた。今は、赤レンガの倉庫群は、ギャラリーとして注目を浴び始めている。
61埠頭に着きました。ガラス張りのショーボートが停泊しています。次々と、着飾った人たちが集まり始めました。
7時半、乗船開始、船長とパーサーが出迎えてくださり、一組ずつ記念写真を写し船内へと案内されました。
席に着き、すぐに、ディナーが始まりました。ワイン、料理と出てきます。船の中央に厨房があり、その横に楽団がいます。
船の前後に合わせて、300人ほどの乗客でしょうか。

お料理はとてもおいしかったです。8時半、気付かぬうちに出港していました、
エンジンの音も殆どしないし、揺れも無い穏やかな航行です。
ハドソン川を下ります。9時前になりやっと夕陽が傾きます。川面が少し赤くなり、対岸のニュージャージーのビル群が、とても美しい景色になりました。
ハドソン川から海に出て、マンハッタンの先頭を回り込みます。やがて、ブルックリン橋、マンハッタン橋、ウィリアムズバーグ橋と、大きな三つのつり橋が重なるように一度に見えてきました。電飾が美しいです。
9時を過ぎて、やっと、海上は暗くなってきました。今の日没は8時半だとか。なかなか暗くなりません。船上のライブは続いています。お料理の合間には、ダンスに興じる人たちもいます。
その間に、三つの橋の下を船は潜り抜けました。
目の前にマンハッタンの夜景が広がります。左の青い照明がエンパイヤステートビル、右の金色に光っているのはクライスラービルです。
この辺りで、船はUターンをしてまた、ピア61へ戻ります。
途中、自由の女神の立っているリバティー島の前で、船は暫く停止しました。殆どの人が、甲板に出て、記念写真を写しています。私も、写してみました。自由の女神のティアラと、松明だけが、明るく写りました。

昨日は、お昼に見て、今日は夜に見た自由の女神です。この夜景は忘れないと思います。

11時半ごろ、船は戻ってきました。まだデザートのコーヒーは飲んでいませんでしたが、船を降りました。
日付が変る頃、やっとタクシーを捕まえ家に帰りつきました。今日も楽しい一日でした。
戻る 続く