English

1999年5月18日、別府大学公開講座パート2、午後3時10分から   by Mie
ニッコールクラブ大分支部長、カメラアイで歩こう会主宰の安部耕司氏による、「デジタル時代の写真」

   

とってもチャーミングな松田先生が、講師の安部耕司氏を紹介して下さいました。「大分市出身の安部さんは、小学校一年の時からカメラを持って遊んでいた。モノクロから、カラーへそしてデジタルとカメラの進化と共に今は、デジタルカメラを愛用。写真の日本一の賞であるニッコール賞を受賞されています。今日の演題は?」安部氏が「デジカメで遊ぼう、でいいですよ」ということで、楽しいお話が始まりました。
「これがデジカメです。今までに写したことのある人?」「あんまりいませんね、、これからはきっとあと数年で、大多数の人が使うようになると私は思いますよ。」

生活文化科と英語科の学生さんと一般の人で教室は一杯です。「デジカメで写す・・・パソコンに取り込む・・・加工して・・・良い写真にする。これは撮る楽しみ・・・作る楽しみ・・・電話で転送する楽しみ、と楽しみが一杯の写真です」との安部氏のお話に皆、引き込まれています。
それでは、具体的に私がしていることをお見せしましょうと、マックの前に座られました。

いろいろと説明をしながらマウスを操作されています。
   

「写した写真をどう加工するか、、私は、(フォトレタッチは、)フォトショップを使っています。ここに私の写した写真が一枚あります。(右)
ガラスに映っておもしろく見えたので、デジカメで撮りました。この左側半分を使いたいと思いました。そこで、切り抜きます。」


「切り抜いた写真をいろいろな色に変えてみます。まず、元の写真は、一番上の左側です。そして下にはRGB(光の三原色の赤、緑、青)を変換させて、いろいろな色に変えたものが出ています。その中で選んだ写真が、一番上の右に出ていますね。これで良かったらこれを保存します。」
   

「次は、朝の散歩で写したアパートの前の黄色いバラです。とてもきれいですが、背景がちょっとうるさいでしょう?そこで、背景を消してそこにメッセージを書いて(文字を入れて)友達に電話で送る、なんてことも出来ますよ。」
   

「次は我が家の庭に咲いていたつつじです。ピンクできれいですね。あれれ、前の人が黄色にしてみて、って言ってます。出来るかな?ああ、黄色になりました。ならなかったらどうしようかと思いましたが、、、」と冗談も言いながらあれこれ試して下さいます。
「私は、解説書を読むより、あれこれと当たってみて、ああ、こんなことも出来る、こんな風には出来るかな?とやってみる方がいいと思います。」
今、NHK大分のロビーでちょうど写真展を開いていらっしゃるそうです。その作品の説明をして下さいました。

「これは、別府のお祭りで写した仮面舞踏会の人々ですが、もとは、左右の黒の衣装と、赤の衣装のはっきりとしている二人だけ、他の人たちは後から加工して加えて見ました。」
   

「左は浜辺の風景を円く加工してみました。おもしろいでしょう?また右の写真は、昼間に阿蘇を写したのですが、そのままだと平凡なのでいろいろいじっていたら、色が反転して不思議な雰囲気になった。そこで月を描き加えて、夜の景色にしてみました。」

「こんな風にいろいろと楽しめるのがデジタルカメラです。どうですか。皆さんも是非、デジタルカメラを楽しんでみて下さい。」なお安部耕司氏のホームページがここにあります。

私もいつも写しているデジタルカメラですが、扱いによってはこんな芸術写真にもなる、不思議なものだなと思いました。しかしまた、写真っていう言葉をどう考えたらいいのだろうか、、ともフト思いました。
今日は本当に有意義な時間を過ごすことが出来ました。知らないことが一杯ある、もっともっといろいろなことを勉強したいと思いました。

back Mie Home トピックスのページ