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1999年5月18日、別府大学公開講座を受講しました。  by Mie

我が家の近くにキャンパスのある、別府短大の公開講座に出席してきました。毎年案内が送られてきますので、時々受講させてもらっています。今年度の前期講座は、パート1が「地域と企業」ということで、大分経済同友会に企画を依頼している講座、パート2は、「心の時代の芸術」と題して、さまざまな芸術の分野で活躍しておられる、講師の方々を招いているとのこと。楽しみに出かけました。
2週間ぶりに雨になるという天気予報の中、別府大学大分キャンパスに向かいます。

我が家を出るとすぐに豊後国分寺跡に出来ている歴史資料館の大きな屋根が見えてきます。
辺りは、麦の実りを迎えています。
   

JR豊後国分駅の踏切を越えて、新しく出来た道を北へと走りますと、正面に高崎山が見えてきました(左の写真)その手前にあるビルは大分医大です。私たちは、うんと手前のグランドのフェンスに沿った道を右折。やがてこんな看板が見えてきました(右の写真)この辺りは学園地域と言われる所以です。
別府大学の入り口です。瀟洒な建物群です。
   

今日の講座の会場は、本館の101教室、この素敵な建物の一階です。近づくに連れて、賑やかな明るい声が聞こえてきました。フト声のする方を見上げると、、、、2階のテラスで両手を広げている少女が、、、後ろではたくさんの人が、映画「タイタニック」のテーマを歌っていました。カメラを向けるとちょっとびっくりしていましたが、また手を大きく広げて笑いながらポーズをしてくれました。若いっていいですね!
こちらは公開講座の受付です。お世話の遠藤先生(右端)にカメラ撮影の許可を頂きました。次々に受講の方が受付に来られています。

午後1時半、パート1の講座が始まりました。
JR九州、大分支社長の江藤真純氏による「くらしの窓、ふれあいの道」

大きな101教室では、学生さんと一緒に我々も講義を聞きます。次々と学生さんが入ってきます。商経科2年100名が出席とのこと。聴講生は、平日の午後という時間帯、やはりシニアーの方々が多いです。
   

商経科部長の横山先生が講師の江藤真純氏の紹介をして下さいました。熊本出身、国鉄からJR九州へ、そして三年前から大分支社長をなさっています。黒板にたくさん字を書きながら、分かりやすく説明をして下さいました。「正式名称の九州旅客鉄道(株)の鉄という字は、古い字を使っていますよ。金を失うという字では困りますから、、失うの変わりに矢という字を書きます。」と話されました。
昭和62年、公社の民営化ということで、国鉄はJRになりました。それまでは独占であった鉄道事業が競争の時代に入りました。全国を7つの地域に分割、そして大幅に社員を減らして債務の処理という課題を持って現在に至っています。
JR九州では、「くらしの窓、ふれあいの道」をコンセプトワードとして鉄道事業を中心に様々な分野で事業を起こし、新しい車両の導入、列車本数、ダイヤの改定、スピードアップ、とお客様本位の事業展開がなされています。また利用客の希望で新設された駅は大分県内で6つ、その中でも、別府大学駅は1日の乗降客1800人という県内でも三番目に大きな駅だとのことです。
   

昨日、出来あがったばかりというPRビデオを見せて頂いた。右は平成元年に走り出した「ゆふいんの森」号、湯布院を訪れる人の2割が鉄道からというようになっているとか。車両のデザインも大切なサービスの一つです。ソニック、つばめは日本のブルーリボン賞を、また世界のブルネイ賞も受賞しています。また、日本では始めて人名を車両につけた、シーボルト号というのも出来ました。環境問題から考えてもCO2排出の少ない列車、また、アジアに近い九州ということをこれからの事業展開に考えて行きたい、若い社員、女性社員の活躍に期待しながら、2001年の株式上場を目指しています、と話されました。
最後に、鉄道事業で一番大事なことは、安全性と正確さだと思っています。皆さんも車を運転する時に踏み切り事故をおこさないように充分に気をつけて下さいと話されました。

学生さんたちは、レポートを提出して、部屋を出て行きます。私たちはパート2の講義を待ちました。

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