2017年初の由布院は、庄屋サロンでの「ゆふいん寄席」で始まりました。

ゆふいん寄席世話人・亀の井別荘の尾崎さんからご案内がありました。お友だちの久美子さんが一緒に行こうと誘って下さった。

昨年4月の熊本・大分地震後の大改修が完成し、見事な空間に生まれ変わった庄屋サロンでの開催です。庄屋サロンオーナーの中谷健太郎さんと、坂茂氏とのお話から生まれた素敵な空間です。

 第102回になるゆふいん寄席には、今、東京で人気沸騰のユニット「成金の会(若手芸人11人衆)九州初公演」でその中でも最強のトリオだとか。左から唯一無二の新作落語の滝川鯉八さん、疾走する江戸前落語の柳亭小痴楽さん、そして、講談界の風雲児と言われる神田松之丞さん、どのお噺も楽しくて大笑いの会場です。

終演後は、3人揃って、見送って下さいました。
こんなに笑ったのは久しぶりかもしれないです。夜も遅いのでもうお茶漬け位でホテルへ行こうと話していたのですが、3人とも、お腹がペコペコで噺家さんも、お客さんも一緒に 湯の岳庵で遅い夕食です。
一番早く出来るものは?と、お願いして出て来たのは、豚の串焼きです。あつあつをフーフーと、とてもおいしく食べました。 
鶏鍋です。すき焼き風のお鍋で、たれを入れて炊きますが、お豆腐やシラタキ、牛蒡がたくさんで卵で食べます。とってもおいしかったです。 
最後に、ごはんと味噌汁、そして、ぬた、ちょっと注文のし過ぎですね。鶏鍋が3人でわけても十分過ぎるほどにありましたから。

でも、やっと落ち着きました。笑うって本当に体にいいのだと判ります。
ホテルへ移動しました。今回はホテルの写真を写すのを忘れました。ロビーのお雛様段飾りです。 
 2017年2月6日、

良く冷えています。ホテルの露天風呂からの由布岳です。山頂が顔を出すのを待ちましたが、なかなか雲が切れません。
 8時前、朝日が山から顔を出し始めました。
少し写真のはぎ合わせがおかしいですが、ホテルから見た左が由布岳、そして、山々が連なった真ん中から太陽が顔を出しました。

ホテルの朝食バイキング風景です。二階吹き抜けになっています。ここは、以前、由布院音楽祭の会場にも使わせて頂いていた由布院倶楽部(コーワパークホテル)です。 
私たちの朝食はホテルではなくて、天上桟敷でお願いをしています。
ホテルで朝の露天風呂を楽しんでから、完全武装で亀の井別荘にやってきました。 
9時前のお庭は、まだ観光客も殆ど来てなくて、とても静かです。つくばいの水の音が心地よいです。
昨年4月、シャンソン歌手の中村扶実さんのコンサートをゆふいんアルテジオで開いたのち、皆で泊まったペンションが金鱗湖の対岸にあります。
コンサートの1週間後に起こった熊本・大分地震で被害を受けたペンションと、壊れた鳥居もきれいに復活していました。 
とても寒い由布院の朝です。金鱗湖からは湯気が上がっています。3人でセルフで写しました。 
 家鴨がつがいでスーと滑るように泳いでいます。
 いつもだと観光客の皆さんが大勢歩いているここも、今は本当に静かです。冬枯れの木立もピリリとした空気の中でなおなお趣があります。
しかし、寒くて、天上桟敷に駆け込みました。もう我慢できません。暖かいお部屋に入ってホッとしました。 
これが食べたかった天井桟敷のモーニングセットです。温泉卵とフレッシュミカンジュース、そして、トーストにバターとジャム、お肉は鴨肉、フレッシュな地元野菜にピクルス、そして、ヨーグルト、 
こちらは夫と久美子さんが楽しみにしていた「鴨肉サンド」です。ピクルスにリンゴのコンポートがついています。

しかし、私のモーニングセットの品数が多く、両側から、ちょっとお味見、と手が伸びます。 
とてもおいしい朝食でした。BGMを聞きながらの朝食、ゆったりとした時が流れます。 
 暫く、おしゃべりしたり、撮影大会?椅子や、室内のレイアウトなどは変わりましたが、変わらぬ素敵な雰囲気の天井桟敷は、とても落ち着きます。
久美子さんのピンクのスカーフがこの太い梁や柱の多い建物にとっても映えます。 
新しい椅子や、アンティックの椅子やスクリーン、そのどれもが合わさって天井桟敷を作っています。 
そろそろお客様が来られています、そして、外は観光客の声で賑やかになってきました。 
外へ出て、健太郎さんにご挨拶に行って、と思っていたら、出た所でバッタリ会いました。「おはようございます」「オオ~」といつもの反応、元気な健太郎氏です。  
  地震で無残にも壊れた庄屋の入り口もきれいになって、昨夜は落語を聞く多くのお客様を迎えました。そして、今朝はまた工事が入っています。入口の叩きの石段がどうも不具合で、転びそうな方があったことが気になって、と、石段を組み替える工事なのだとか。 
奥のお部屋に案内されました。しかし、内部も工事が入っていて、トントンカチカチと、賑やかです。 
 何がどうなるのかな?完成したとお聞きしたのに、と思っていたら、建具の入れ替えだそうです。素晴らしふすまが届きました、と健太郎さん。建具屋さんが綿密に見ています。
こちらがその素敵なふすま、そして、下は趣或る電灯です。伊藤伝右衛門さんの家で、柳原白蓮さんが使われていたふすまと電灯だそうです。
 
ここで使っていたら、いつでもいろんな人にも見て頂けて、大事に出来るのではと話された、最初に見せて頂けて光栄です。、 
いつお会いしても、素敵なお二人です。 
お二人の間に居るのは、猫の北斗君、ほっちゃんです。真っ白でとってもきれい、眼が少しブルーグレー?見ていて飽きないですね。 
  
思いのほかに長く楽しい時間を過ごさせて頂きました。また、来ます、とお暇しました。

もう、お昼の時間が過ぎていたので、これから行く「ことことや」でトーストを食べようと、やってきました。

やっと、由布岳が全体の姿を現しました。上の方は雪や霧氷が見えます。
久美子さんがこんな立派な由布岳の山頂を写してくれていました。雪と霧氷で本当に冬の由布岳は凄いです。 
 まきのやさんのパンにことことやのジャムをつけて、私はココアを飲みました。ジャムは、苺と、葡萄を選びました。美佐子さんや恵太さんとゆっくりお話が出来てうれしかったです。

恵太さんによると、今年の7月、本格的にゆふいん音楽祭が復活するそうです。具体的になったら教えてね、とお願いしました。とてもうれしいです。
 久美子さんの車に乗せて頂いて、家に帰ってきました。我が家の梅の花が気になるそうです。青空がきれいなので、とても映えますね。
そして梅の一輪が欲しいわ~と、枝を切りました。また咲き始めた椿もとてもきれい。テーブルに並べると、クロスのステンシル染めのクリスマスローズとよくあって、とてもきれいです。
早々とひなあられを持って来てくれた久美子さんです。 
 由布院に比べたら、まだ温かい我が家ですが、それでもやっぱりピリリと寒いです。
二日間楽しかったね、またお泊りで由布院へ行きたいねと、見送りました。久美子さん、運転をありがとう!