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2011年9月7日:いよいよ最後のロッジです。
ホテルの一角にあるスーパーです。色々なものを売っています。余り大きくないですが、何でも間に合うという便利なお店。ここで色々、楽しいおみやげを自分たちに、また友だちにと買いました。
クラウスさんと朝食の待ち合わせにちょっと遅刻、先にヨーグルトを食べていたクラウスさんです。
ホテルのサービスの朝食は、夜はバーダイニングになるレストランのカウンターに置いてある色々から好きなものを持ってきて頂きます。 
おいしかったカルウのベアちゃんの広告が貼ってありました。ああ、昨晩、ここへ来て飲むと良かったな、疲れていてそれどころじゃなかったですが。
朝食も済ませ、お部屋の掃除もして、荷物も車に積み込んで、いよいよ出発です。何だか殺風景な建物ですが、この棟の全部を貸してくれましたが、広過ぎて使い切れませんでしたよ。 
さて、いよいよ今回のドライブも最終地に向かって後一日となりました。果てしも無い北極の地をクラウスさんは本当によく走って下さいました。今はINARIに向かって走っています。
ここにはLAPLAND人の文化や風習を伝える見事な博物館があるとのこと。見学にきました。 
LAPLAND人の世界をミュージカルにした舞台もあるそうで、このお部屋にはその時の衣装などが展示してあります。
LAP人の狩猟の様子などを展示した部屋など、極北の暮らしがよく判る展示になっていました。LAP人は、北欧の国を越えて団結していて、国会もあるそうです。
博物館の外には、昔の暮らしの様子の判る実物展示がたくさんありました。
 
クラウスさんから説明を聞きながら、博物館で過ごしました。お昼は、少し走ってIVALOのレストランKULTAHIPPUです。この街は、日本の天皇が訪れたことで有名だそうです。
昔は金山があったのでしょうか?砂金掘りの人形たちが庭の流れの側に作ってありました。
バイキング料理になっていましたが、お野菜がたくさんあって、うれしかったです。豆のサラダ、西瓜がとってもおいしかったです。 デザートを大きな男性もたくさん食べていましたので、私ももらってきたら、甘くて甘くてちょっと閉口でした。
 
大きな湖の側を今夜の宿泊地を目掛けて走ります。
とても美しい景色です。
針葉樹が両側に広がる荒野、やはり、北極地帯だなと感じます。
今夜の宿泊地の KarigasniemiのNapakettu holiday villageに着きました。夕方の6時です。本通りから曲がると、先ずオーナーさんの家が見えました。
そのすぐ側に、私たちのロッジがありました。小豆色の外壁の縁を白く塗ったロッジは、とても素敵です。煙突がついています。
広い芝生の上では子ども達が遊んでいます。その向こうには湖があり、ボート遊びも出来るようです。
荷物を運び込んで、ホッと一息、今朝、お店で買った帽子を被っています。
わあ~~立派な暖炉がある!思わず大きな声を上げてしまいました。
側には薪も置いてあります。早速、燃やしてみよう・・・ボーイスカウト上がりのクラウスさんが、白樺の皮を剥いで、火をつけて、薪を入れるとすぐに炎を上げて燃え始めました。
揺れる炎を見ていると、ポカポカと温かくとても豊かな気持ちになりました。
 
暖炉の火を時々見ながら、夕食の準備です。クラウスさんは紅茶を淹れてます、私はご飯をよそってます。暖炉の奥は、二段ベッドの寝室です。
昨日、クラウスさんのドイツ人のお友達のお店で買った燻製ポークソーセージを切って食べました。
炊き立てのご飯もとてもおいしいです。
片付けは男性たちの役目、ちょっとここの台所は狭くて、洗いにくそうです。でも、どこのロッジもオーブン、電子レンジ、冷凍冷蔵庫、コーヒーメーカーと、設備は整っています。
食後はまだまだ明るいので、キャンプ地の探検に行きました。犬ぞり用の犬小屋があり、たくさんの北極犬が飼われていました。冬だと、犬ぞり体験が出来るようです。
鏡のような湖は、森が逆さに写っています。カヌー遊びも出来るようです。
大きなバーベキュー用の炉が築かれています。大勢で取り囲むのも楽しい事でしょう。いよいよ最後のロッジでの夜が更けていきました。期待したのですが、残念ながらオーロラは見られませんでした。
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本日の走行距離:542 km(通算3727Km)  写真:K.P.Nickel Ken & Mie