2011年9月6日:LapLandを走る |
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いよいよ、トロモスを離れる朝になりました。昨夜の見事なオーロラを忘れる事が出来ません。対岸の山々に霧が棚引き幻想的な極北の朝です。 | |
極北と言っても、それほどに寒くはありません。少し散歩をしました。 | |
もう少し温かかったら、ここで、バーベキューが出来るでしょう。素敵なデッキが作ってあります。 | |
極地と言いながらも、パンジーが美しく咲いています。何だか今まで描いていたイメージを大きく変えられた極北の地です。 | |
いよいよ、さようならです。記念に3人で写しました。 |
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Skittenelv Camping入り口です。万国旗が掲げてあります。 | |
Skittenelv 何の意味かと思ったら、汚い流れという意味、すぐ側に流れているその川を見に行きました。それほど、汚くは無いです。 | |
可愛い花が咲いている草むらが広がっていました。 | |
キャンプサイトのご主人たちが来られたので、挨拶をして出発です。昨夜、見事なオーロラが見えて、とてもうれしかったと話したら、それは良かったと、大喜びしてくれました。 | |
また、いらっしゃいね。 本当にまた来て見たいですけど、そんなチャンスあるでしょうか? |
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笑顔の素敵なオーナーさんご夫妻と記念写真です。 後日、お礼のメールを出しました。また違う季節に来てくださいと 返事がありました。本当に雪の季節に泊まりたいと思いました。 |
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名残惜しく、トロムスの街を見ながら、走りました。8時半出発10度です。 | |
1時間走って、やってきたのは、クラウスさんの古くからの友人のラップ家族の家です。毎年、トロムスに来たら挨拶に寄るそうです。 | |
80才近いベリットさんと、ニケル氏がにこやかに迎えてくださる。どうぞどうぞと、手作りのトナカイの燻製肉と、素朴なお菓子。とってもおいしくて、たくさん頂く。 | |
ニケルさんが、私に、民族衣装を着せてくださる。お二人の言葉はラップ語で全く私たちにはわかりません。クラウスさんが、ラップ語の研究者なので、通訳してもらいます。ベリットさんはいつもこんな民族衣装を着ているそうです。 |
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私が着せてもらったのは、実は男性用ですがワンピースみたいです。今度は夫が着てみました。 | |
スカートの裾のフリルがとてもカラフルで美しいです。フエルト地のようなしっかりした厚手で、美しい。きっと雪や氷の上でも暖かい洋服でしょう。 | |
お土産に差し上げたお箸、ニケルさんはとても興味を持って、使い方を熱心にクラウスから習ってます。 | |
お礼にと、私に手作りの素敵な貝の首飾りを下さる。本当に素敵な記念品、うれしかったです。 | |
皆で、記念写真を写しました。 怪我をして体の悪いニケルさん、お年をめしたベリットさん、 どうぞいつまでもお元気で。 |
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玄関には、可愛い子どもの民族衣装が飾ってありました。他にも大人のコート、ブーツなど、民族衣装があり、今も日常で活用されているようでした。 | |
少しの時間と思っていたのに、すっかり長居してしまいました。言葉は通じないのに、とても、楽しい時間でした。家の窓からの景色です。 | |
また、フィヨルドに沿って、走ります。 | |
この当たりの山は、岩山がとても多い地形なのだとか。面白い形の山が続きます。 | |
少し潅木が増えてきました。 | |
ノルウエー、フィンランド、スエーデンの三国が入り組む三国境です。Suomiとは、ラップランドのことを現します。 | |
国境がはっきりと判る所です。この建物の中に、スエーデンとフィンランド両国の係官が座っていました。やっとお願いしてパスポートにフィンランドの印を押してもらいました。隣のステーデンの係官は、イヤだと知らん振りです。愉快です。 | |
道路にレインディア注意の印が時々立っています。 驚きました、本当にレインディアの大群の行進です。 |
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首に印を巻いているので、近くに牧場があるのだろうということです。 とにかく通り過ぎるまで車はストップです。 お陰でゆっくりと観察する事が出来ました。これがサンタクロースを乗せた橇を引くトナカイなんですね。 |
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なかなか良いピクニックサイトも無く、ひたすら走ります。やっとレストランのある街に着きました。もう2時半です。 トナカイのスープに野菜サラダ。 |
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私はカルーというビールを飲みました。とってもおいしかったです。 | |
小さな町のレストランは、コンビニも雑貨屋も、車のグッズなども置いた複合店のようになっています。 トナカイのスープとパンだけでも十分な位の量の多いランチでした。はあ~おいしかったです。 |
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またまた車は走ります。そして、確かここだと、横道に入ります。その先に、ハム屋さんがありました。ドイツ人の友人がおいしい燻製を作っているお店です。豚とトナカイの燻製を買いました。 | |
大きな牛舎にはたくさんの牛も居ました。しかし、周りはずっと原野です。子どもたちの学校は?と心配になりました。やはり、若い人は都会へ出て行くそうです。これが大問題の極北だそうです。 | |
今夜のキャンプ地のオフィスに来ましたが、どうもクラウスさんの名前が見つからないようです。 お花がとても美しいオフィスです。 | |
どうも、予約漏れのようで、仕方ありません。近くのホテルを紹介してくれました。 | |
街の四つ角にあるレストラン、バー、スーパー、ホテルと、多種経営のお店です。大きな部屋に案内されました。キッチンも設備が立派で大人数で泊まれます。 | |
メインの寝室はソファーベッドもあり4人泊まれます。こんな部屋が二つ、それにバストイレ、サウナ、乾燥室、一棟まるまる貸してくれました。しかし、夜も遅く、サウナに入る元気もありませんでした。 | |
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本日の走行距離:542 km(通算3185Km) | 写真:K.P.Nickel Ken & Mie |