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2001年アメリカ・ドイツ旅行の記録

2001年10月13日:世界文化遺産の町 Lubeck へ

午前中は泊まっているWedelの町の散歩をしました.横丁に入ると車がたくさん停まっていて人が大勢います.市場が出来ていました.


色鮮やかな野菜がたくさん並んでいます.
お花屋さんも何軒も出ていて菊やバラ,エリカなどなどたくさんの種類を並べています.


肉屋,魚屋,デリ,雑貨までありとあらゆるものを車で運んで来て売っています<.これは球根屋さんです.数えたら100種以上の球根があります.大きなたらいに入れてお値段を決めてもらいます.


長い行列が出来ている車がありました.大きなフランクフルトを焼いて売っています.早速1本買ってきて食べました.青空のもとで食べるのはとてもおいしいものです.


お花屋さんに入ってみました.たくさんの人が行列をしてお花のラッピングをしてもらっています.花束を持ったおじさんにも町でよく会います.こんな習慣はいいですね.ディスプレイも素敵なお店です.これは大分のお盆に使うホウズキをランプ代わりに飾ってあります.


商店街のパン屋さんを覗きました.黒いパン,松の実の入ったパン,ごま,大麦,いろいろなパンがあります.


昼前,ホテルに戻るとクラウスさんと佳英子さんが待って下さっていました.今日はピンクのバラを1本持ってきて下さった,道で拾ったどんぐりの葉と一緒に車に飾り私の指定席にしました.


今日は世界文化遺産の町 Lubeck へ行きます.途中で昼食です,まだ食べていなかったシュニッツエルを注文しました.大きなカツレツ風のお肉です.またクラウスさんが注文したのは「農夫の朝飯」私もたまに作るドイツ料理,みかけはあまり似てませんでしたが少しもらって食べるとまさしく同じ物でした.(右の写真の一番左のお料理)


Lubeckに着きました.目印はこの大きなホルステン門です.あまりにも大きすぎて地盤が持たず少し傾いていますがとても立派です.1143年ドイツ最初の都市として誕生,トラヴェ川と運河に囲まれた都市です.バルト海沿岸の交易都市として栄えました.


ハンザ同盟の盟主として栄えた頃の威厳が感じられる黒煉瓦作りの市庁舎です.13世紀から16世紀にかけて作られたそうですが,風穴を開けたビルが一番古い建物,どの建物も装飾が美しく,網を被って修理中の建物もありました.古い建物も絶えず修理しながら大事にしているそうです.前に広がるマルクト広場も煉瓦敷きで市や祭りが開かれるそうです.


北ドイツで一番美しいゴチック式教会と言われるマリエン教会です.中に入ると見上げる所に大きなパイプオルガンがあります.バッハもこの音色を聞くためにはるばる訪れたとか,是非その音色をこの耳で聞いてみたいと思いました.


またここには第二次世界大戦の砲撃で落ちて割れた鐘がその場所にそのまま置かれています.何と無残なことでしょうか.この鐘を見て人間の愚かさを知り悔い改める心を持ちたいと思いました.


外へ出てくると結婚式を上げたばかりの新郎新婦が友人たちに囲まれて祝福を受けている所でした.とても幸せそうでいいな,と思いました.


教会を出て少し歩くと有名なマジパンのお店「ニーダーエッガー本店」があります.アーモンドの粉をベースにしたこのお菓子はいろいろな細工菓子として有名です.左はショーウインドウに飾られたホルステン門,右は店内で売られているマジパンの色々です.


マルクト広場に戻ってきました.近くのテラスで休憩です.私たちはワインの生酒?を飲みました.ここでは始めて赤ワインの生でした.やはりおいしかったです.煉瓦に散った落ち葉がとてもきれいでヨーロッパという雰囲気が一杯感じられます.


きれいなピンク色をした建物がありました.未亡人のためのアパートだそうです.船員や商人の残された妻のために16世紀に作られ今もその精神を受け継いでいる建物で,静かに見学をするように書かれていました.そんな昔からそのような福祉の考えがあったことが驚きでありうれしいことでした.


ノーベル賞作家のトーマスマンの祖父母の家というのが復元されていました,.受賞作「ブッテンブローク家の人々」と同じブッテンブローハウスと言われています.白ペンキの香りも新しい家でした.


マジパンのお店のニーダーエッガーの広告が立っていましたのでおみやげに買った袋と一緒に記念撮影.


楽しかったLubeckの観光も終えていよいよ今度はクラウスさんの家のある町のホテルへ入ります.今回のドイツ旅行の目的地です.バルト海に面したGrossenbrodeの海のホテルに荷物を置きました.古い建物は元海軍の兵舎を改造したホテルとか,とても清潔なホテルです.


Grossenbrodeの町に出て夕食です.人口1000人ほどの小さな村と言ったほうがよい所です.お店も数えるほどですが夏は海遊びの客で倍以上に膨れるとか.大きなお腹のシェフが目印のお店で夕食.


いよいよクラウスさんの家を訪問です.真っ暗で周りの景色が見えなくて残念です.また明日の楽しみです.ノルウエーの北極圏の学校で先生をしていたクラウスさんが定年後,ご両親の夏の家を改装して住まいとしたのだとか.珍しいうなぎの薫製をごちそうになりました.


クラウスさんのパソコンルームでPCを触らせてもらいましたが,日本語のページは表示出来ずまた我が家のパソコンもジャックの形が違って接続することが出来ず残念でした.もう日付が変わりそうなので,また明日を楽しみにホテルまで車で送ってもらいました.


クラウスさんとはもう7年くらいメールの交換をしています,ルウエーの北極圏へ訪ねて行きたいと思っていましたが,こうして今回,北ドイツの家に来ることが出来て本当にうれしく思いました.

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