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2001年アメリカ・ドイツ旅行の記録

2001年10月10日:ハーメルンの笛吹き男


ホテルでは気持ちよく起きました.長いガラスの廊下(左の写真)を渡って朝食に行きます.レストランはとても豪華な元コンサートホールだった建物の中にあります.ハムやチーズがいろいろ並んでいる中から好きなものを選び,卵は目の前で焼いてもらっておいしく食べました.右の写真はその建物の全景です.


10時,クラウスさんと佳英子さんが迎えに来て下さっていよいよ出発です.私は昨日買ったコートを着て行きました.
今日は水曜日,いつも市が立つ日ということで先ずは市場の見学です.Herfordの市役所の広場にたくさんの人が集まっています.野菜やお肉,花を積んだ車があちこちにあって買い物をしています.ここは魚の車が来るのでよく利用するという佳英子さん,今日はおいしいきのこが手に入ったと大喜び,


さていよいよ観光に出かけます.まずやってきたのは塔の左右が違っているという珍しい教会を見にやってきましたが,塔が高くてなかなかカメラに収まりません,300年ほどの年月をかけて建てるうちに教会の塔の左右が違う形になってしまったとか.Lemgoの町にあります.


Detmold にあるヘルマンの巨像を見にきました.ドイツでは巨像というのは珍しいそうです.紀元8年ローマ軍を撃退したゲルマンの将ヘルマンを称えて100年ほど前に建ちました.台座まで登って展望を楽しみます.田園や小高い丘,赤い屋根瓦の家々など360度の眺めを楽しみました.


休憩を兼ねて軽食を食べた所に珍しい煙草の自動販売機がありました.自動販売機が置いてあること自体が大変珍しいことです,


次にやってきたのはHorn Bad Meinberg の丘にある奇岩です.昔の原始宗教のために使っていたと言われる巨岩です.階段があって登ってみました.岩に穴がうがたれていて,そこに朝日が射すようになっています.またレリーフで描かれたキリストを十字架よりおろす図はとても古くて珍しいものだそうです.


今にも落ちてきそうな巨岩が斜めに乗っている岩の間を道が通っています.心配をしたこのあたりの城主がコンクリートで固めました.
  

今度はハーメルンにやってきました.ここはグリム童話「ハーメルンの笛吹き男」で有名な町です.町の中央の「結婚登録所」の壁に仕掛け時計があり午後3時半にお人形が出てくるというので大急ぎで広場に行きました.


やがて観光客も集まってきて3時半,まずたくさんの鐘がならす音楽に合わせて壁が開き,笛吹き男の人形が出てきました,後ろにはたくさんのネズミが行列を作って付いて行きます.


ネズミを退治してくれたのに町の人はお礼のお金を払いませんでした.そこで怒った笛吹き男は今度は大人が教会に行っている間に笛を吹いて町の子供たちを連れて行ってしまいました.


付いて行かなかった子どもがただ二人,耳の聞えない子と目の見えない子だったのでこのことを大人に教える事が出来ませんでした.


大人も子どももたくさん集まってきて皆で10分足らずのからくり時計のショーを楽しみました.


お腹が減ってきたのでサンドイッチを買いました.私はニシンの酢漬けのサンドがとてもおいしかった,笛吹き男の人形と記念写真です.


ハーメルンの町は破風の美しい家,花を飾った家,どこを見ても楽しい通りです.そして観光道路はこんな道案内が描いてあります.


ここは「ねずみ男の家」という名前のレストランです,メニューには「ねずみの血」とか「ねずみのしっぽ」などという名前が出ていました.また家の白壁に見える3枚のプレートは1284年6月26日に130人の子どもが居なくなったという記録が書いてあります.そしてこの横丁では今も舞楽禁止で本当にひっそりとしていました.に


ドイツ第3番目の川、ヴェーザー川のほとりのこのハーメルンはヴェーザールネッサンスとよばれる様式の家が建ち並ぶ美しい街で,歩いていてもとても楽しい街です.



青い道路標識がついているのが有名なアウトバーンです,今日はクラウスさんが始めて走ってくれました.私たちを気遣ってかあんまりスピードは出しません,一番外がトラック,中が低速車,中央が追い抜き車が走っています.こうして今日の観光は終わりました.


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