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2001年アメリカ・ドイツ旅行の記録

2001年10月9日:初めてのドイツ


Bielefeld の駅に着いてクラウスさん,お友達の佳英子さんにご挨拶,そしてクラウスさんの運転して下さる車で初めてのドイツを案内して頂きます.先ずはBielefeld の近くの大きな町Herfordを歩きます.木組みの家などを見てああ,ドイツだなとうれしくなりました.町の広場に立つ銅像はこの町が昔,ハンザ同盟の町で反物を扱う人が多かったことを記念しています.反物を持った行商人が金貨を数えている像だとか.


ドイツは各地に鉱泉が沸き医療に使っていることで有名です.大分でも湯布院町や直入町などがドイツの施設を見学していろいろ新しい温泉の利用を広めています.そのドイツでもとても珍しい塩水からの風を喉へ入れる療法の温泉保養地の Bad Salzflen です.幅3mくらい高さは10m位に木の枝をびっしりと積み上げて上から塩水をながします.風下を歩きながら鼻から息を吸い口から出すと言う療法です.気管の弱い人や風邪に効きます,


クワパークを巡回する馬車もあります.


夫やクラウスさん,佳英子さんたちが見ているのはこのクワパークの源泉です.鉱泉が地下から吹き上げています.


ドイツではクワハウスの利用は治療として医者から処方箋をもらい,保険で湯治にきます.最低でも3週間位とか,それで一人で静かに歩いている人が多いです.ダンスホールやお店もあり一人でも楽しめるようにもなっています.私はそんなお店で早速買い物をしました.


うれしい買い物を持って散歩です.石畳の道,紅葉した木々,静かに歩く人たち,心の和む公園です.この後,私たちはホテルへ連れて行って頂きました.ホテルもクワハウスがある,Am Kurpark Bad Oeynhausen Mercure Hotelです.


一休みをして着替えをして待っていると電話がなりました.ディナーに行くためにまたクラウスさんたちが迎えに来て下さいました.


以前,佳英子さんがお友達の誕生パーティで行っておいしかったというレストランに行きました.しかし,まだ時間が早くて他のお客様がいません.ドイツではディナーは8時位から食べに行くとか.ドイツらしい料理を選んでもらって皆で違うメニューにしました.どれもおいしかったのですが量が多くてちょっと困りました.左はソーセージ,右は玉ねぎのケーキ


左はにしんの酢漬けサワークリームです.珍しい味でおいしかったです.右はきのこの盛り合わせ,ドイツの今だけの秋の味です.ベイクドポテトもおいしかった.


飲み物はもちろんこの地方のビール,そして今の時期しか飲めないという生ワイン,
少し白く濁っていて香りが強くとてもおいしい,ドイツ語で、Federweisser、と言うそうで
ちょっと日本酒の生酒の雰囲気です.


食後は佳英子さんの家に連れて行って頂きました.Lohne の広い広いアパートです.
シャンペンと手作りカナッペ色々で歓迎して下さいました.

ここでクラウスさんの本を見せて頂く.
言語学者のクラウスさんのライフワークはラップランド語の研究です.
著書を手にクラウスさんです.
ノルウエーで教師をしながら8年かけて完成させたというラップランド語の文法の本です.今はその本の完成後21年かけての研究「ラップランド語とドイツ語の対訳辞書」の完成がまじかになっているそうです.教師リタイヤの今も年に数度,ノルウエーの極北の町・トロムスへ研究のために通っています.


次にクラウスさんのアパートのパソコンルームに皆でお邪魔してインターネットをして遊びました.

私たちがクラウスさんと知り合ったのは,日本贔屓のクラウスさんが,日本の生姜の甘酢漬けの作り方をメールで聞いてこられその作り方を返事したことがきっかけでした.何度もメールを交すうちに是非,極北のトロムスへ行きたいと思うようになりましたが,思っているうちに定年となってドイツに引き上げてしまったクラウスさんです.でもこうして友達の佳英子さんの手助けもあってドイツへ来ることが出来て本当にうれしいです.

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