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5月25日、今日の別府大学公開講座は、由布院玉の湯の桑野和泉さんのお話でした。 by Mie
「魅力ある町に暮らそう」
今期5回目の公開講座の講師は、由布院玉の湯の専務である、桑野和泉さんの「魅力ある町に暮らそう」というお話でした。別府大学短期大学部の商経科の学生さんと一緒に私たちもお話を聞きました。学部長の横山先生が桑野さんの紹介をなさいました。
 「今日の題は、魅力ある町を探そうではなく、自分の町を魅力あるものにしましょうということです。」社会に出ると、みんな町と関わることになります。どうぞ積極的に町と関わって下さい。と話されました。6才の子供のお母さんでもある桑野さんは、子供と安心して暮らせる町、ということを目指して活動をなさっています。人口12000人の湯布院は、年間380万人の観光客が訪れる保養温泉地です。そして村です。

湯布院の歴史、昭和20年代には、ダムの底になるかという話が出ていました。30年代には、何もなくて、自衛隊を町に呼びました。30年代後半に30代の町長が誕生、この雄大な自然と温泉を生かさなくては、この町の先は無いと、、今の湯布院の基礎が築かれた。
ドイツの温泉地バーデンバーデンの近くの小さい町、バーデンバイラーに湯布院は学んできた。そこは、生活している人たちが、どうしたいのかを決めている。他にも、イギリスの田園、イタリアのトスカーナ地方、フランスの田舎、そんな自然と一体となった豊かな心を持った村から学んでいる、どうぞ若い皆さんも学生のうちにいろんな体験をして土台作りをして下さい。と話されました。

   

お話の後にはビデオによる湯布院の紹介がありました。四季それぞれに美しい自然の中の湯布院、農産物をおもてなしに生かす、湯布院の自然の中に工房を開いた人たち、芸術を鑑賞する場を自然の中に、また長く続いている音楽祭、映画祭、牛喰い絶叫大会、などは、地元の人のみでなく、外部の人も共に楽しみ育ててきている。

そしてなお、湯布院がどうあったらいいか、自分たちの町を自分たちがどうしたいか、真剣に考えようとしている人々が住んでいる、やはり湯布院は素敵だな、と改めて思いました。素晴らしいお話をありがとうございました。

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