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1998年10月10日、「牛喰い絶叫大会」に行きました。by Mie


薄曇りのよく冷え込んだ朝でした。大分の我が家を9時過ぎに出て ゆふいんの町を通り過ぎていきます。狭霧台のあたりから、 少し霧の降りたゆふいんの町を見下ろしています。 やはり美しい朝霧の街です。


狭霧台から少し走ると、会場の「野々草」に着きます。 ゆふいんの町からはヘアピンカーブで登ります。 左右は、ススキや薄紫の野菊がが風にさわさわと揺れて、 美しい秋の景色です。


駐車場は由布岳が出迎えてくれました。 県外ナンバーがすでにたくさん並んでいます。


お世話の皆さんはこんなはっぴを着ています。 「24回元祖牛喰い絶叫大会」と書いてあります。


由布院温泉亀の井別荘の太郎君、早朝から出てきて準備、 「今、朝食です」ってサンドイッチを振って挨拶。 由布院温泉旅館組合のはっぴ姿です。


牛喰い絶叫大会に参加するには食券を購入します。 朝、9時から受け付け開始ということで既に長い長い 行列が出来ています。


会場見回り中の山水館の小野会長さんです。 会場内にはススキで囲った小さな舞台が作ってあります。 ここが、絶叫大会の舞台になります。


マイクとカメラアングルの調整をするというので お手伝いに立った私たちです。 受付で頂いた赤い菅笠を被っていますよ。


こちらは大鍋のシチュー班の皆さんです。 本当に大きなお鍋です。 とってもいい香りがしています。早く頂きたいですね。


シチュー係のアトリエトキの時松さんが いよいよカップを並べて準備開始です。 ますますおいしい香りです。
昨夜からシチューを仕込み、いろいろと危ない事件が頻発している時節柄、 ゆふいんの皆さんは交代で寝ずの番をなさったそうです。

夜中まで一緒に番をしていた由布院温泉玉の湯の桑野さんがゆふいんメーリングリストに書いてらしたお便りを紹介します。  湯布院の桑野です。  明日は、いよいよ、「牛喰い絶叫大会」です。この星空ですと、絶好のお天 気のようです。天気が一番です。良かった・・  実は、私は今、絶叫大会の前夜祭から、戻ってきたばかりなのですが、これ がまたいいのです。星空の下、明日のシチューを作りながら、音楽を聞いたり、 ワイワイガヤガヤと。盆地から見る夜空とは、ひと味違います。 ただ、夜通しですので、みんな順番に山に上がって行きます。もちろんこの時 間もです。少し寒いので心配ですが、湯布院のおじさま方は、元気です。うち の父も、つい30分前にはりきって出かけました。もう23年、ずっと、手作 りのイベントです。やっていて私達がすごく楽しいのです。音楽祭映画祭も ですね。


こちらは裏方の水当番。高原で水がないので、 こうして運んできています。
牛喰い絶叫大会は、今年で24回目です。 田中角栄内閣の列島改造華やかなりし頃、このゆふいんにも 開発の波が押し寄せてきました。 何とかしなくてはということで、牛一頭運動を展開してこの自然を 守ったそうです。その牛の持ち主を年に一度招いて牛肉を食べて もらったのが、この会の始まりとのことです。 そんな運動のお陰で、この素晴らしい自然を今、私たちが楽しむ ことが出来るのですね。


このブロックの行列は? これがバーベキューコンロに変わります。


こちらは、炭係です。ダイナミックですね。 長い炭を積み上げて、火をつけています。 丁度良い頃合いの熾り具合になっ炭を配って歩きます。


こちらの受け付けでは観光協会の米田事務局長、 由布院玉の湯の桑野さんがスタンバイです。


お客様が夫々に気に入った場所をみつけては 会場に入っています。招待客の出迎えに出ているのは 左から観光協会長の中谷健太郎さん、商工会副会長の 溝口薫平さん、そして吉村町長さんです。


入場券の食券と引き換えに、この見事なゆふいん牛肉を 頂いて、、、、


ゆふいんのきれいな水で育ったお米のおにぎりと、お野菜と、 お皿と、お箸と、、バーベキューに必要な物をすべて頂いて、


もう早速、缶ビールの栓を開けて、乾杯!が始まっています。 網の上では、ジュージューとお肉が焼けています。 空はすっかり青空になり、由布岳がとってもきれいです。


思い思いのスタイルで、皆さん、バーベキューを 本当に楽しんますね。


牛喰い絶叫大会の開会式が始まりました。 観光協会長の中谷健太郎氏の挨拶です。 これからもこの美しい自然は守っていきますとのお話しでした。


さあ。お待ちかね、絶叫大会です。すすきの前にあるマイクに 向かって思い思いの言葉を絶叫、騒音計で記録していきます。


絶叫台の前にはカメラマンが一杯です。 私もコアラのレポーター?として、デジタルビデオに納めています。
              
父子連れの絶叫出場者も、、、、


大人の部、小学生以下の部と終わりまして、審査席では 頭を寄せて、今年の大賞決定に喧喧諤諤です。


その間、こちらでは、くじ引き大会をしています。 ゆふいんの名水、お酒、ギフトセット、ジャムなどが賞品でした。


さあ、いよいよ今年の絶叫大賞が決まりました。 大人の部、大分の山内さんの絶叫は、 「今日の皆様、私の絶叫を聞いて下さい」 吉村町長さんから賞状と盾の授与がありました。


子供の部の絶叫大賞は、りょうた君、「おれは今、山村留学中だ、 親は1年間ほったらかしだー」と叫びました。 あれれ、肝心のしょうた君の写真がありません。
絶叫大会は、ただ大きな声というだけではなく、内容も考慮して決められています。 大人の部、さわやかで賞には、「九州へお嫁に来ました」特別賞「来年も来るぞー」「ジュースに洗剤を入れるなー」「保険に入れるぞー」などという今の世相を叫んだ人が多かったです。絶叫賞は、「景気回復の神風よ吹けー」というのでした。 子供の部のがき大賞は、「肉もうまいが、空気もうまい」絶叫賞は「今日の肉はうまかったー」でした。 ああ、でも皆さん偉い!私はちょっとあそこで叫ぶ勇気はないなーー


がき大賞の「肉もうまいが、空気もうまい」という言葉通りの素晴らしい 高原での一日を過ごしました。 お世話下さったゆふいんの皆さん、本当にありがとうございました。
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