2019年4月3日~4月13日:イタリア旅行・・・第七日目 
4月9日:ナポリ~カプリ島~ソレント~アマルフィ海岸~ナポリ
 ナポリのホテルは「ホリディイン ナポリ」です。ナポリの新開発地区にある新しいホテルです。今日は船に乗ってカプリ島へ行きます。2連泊なので、手荷物のみで出かけます。
 ホテル出発は7時半、少々早いですが、船の時間が決まっているので遅れるわけにはいきません。これ確かヴェスビオ火山ですね。この形は、、、ナポリのどこからでも見えるのですね。
 ナポリ港に2基ある防波堤灯台のうちの一つの赤灯台です。前に立っているのはナポリの守護聖人の聖ヤヌアリウスの像です。

「ナポリを見て死ね、」という言葉がありますが、これは夜景で美しいナポリを見ていないので、死んでも良いとはちょっと言えないです。
 カプリ島はナポリ港から高速船に乗って約1時間、揺れる揺れる物凄い揺れ方です。多くの方が船酔いで大変です
こんな揺れ方だと青の洞窟は大丈夫かしら?かろうじて私は酔いませんでした。夫も大丈夫でした。
カプリ島の港・マリーナ・グランテに着きました。カプリ島はティレニア海の宝石と呼ばれています。ナポリから30キロ、島の外周は17キロほどです。

(ティレニア海は地中海の西部の海の呼び名」)
カプリ島は、別名「レモン島」と呼ばれる位に、レモンが特産品で、イタリアのリキュールとして有名な「リモンチェッロ」という蒸留酒の産地 です。お土産屋さんにはいろいろな形をした小瓶に入って並んでいました。、
今、世界で評判のカプリウオッチをラッピングしたバスです。時計の文字盤にベニスのムラノ島のガラスなどを飾っています。素敵ですね、CMのビデオも何だかとっても素敵、イタリアの香りが一杯です。
 
 素晴らしい空の色です。お天気が良くてうれしいです。こんなイタリアの空の下を歩きたかったのです。
 ケーブルカーに乗って、カプリ島の散策に出かけます。5分ほどでカプリの町の展望台に到着します。道中の窓からの景色も素晴らしいです。
ケーブルカーは「フニコラ―レ」「フニクリ・フニクラ」という歌をよく歌いましたね。
でも、この歌がヴェスヴィオ山の山頂へ行くためのケーブルカーが1880年に出来て、そのCMソングとして生まれた、世界最古のCMソングだったと知ってびっくりしました。
更に1944年に起きたヴェスヴィオ火山の噴火で破壊され運行を終了したとのことにまたびっくりです。
 
展望台で記念写真です、風が強くて飛ばされそうです。
ケーブルカーで登り切った所は「ウンベルト1世広場」です。ここにはランドマークと言える時計台が建っています。
マヨルカ焼の文字盤は愛されているらしく、文字盤をそのまま縮小したようなマヨルカ焼きの置時計がおみやげにはあるそうです。
ここから歩いて高台の公園へ行きます。景色がとてもきれいだとか。歩く道の両側にもかわいいブティックや香水の店、お土産品のお店などどれものぞいてみたい気がするお店です。見上げると、崖の上にきれいなお家が建っていたり、藤の花が満開に咲き誇っていたり本当に美しいです。 
元、貴族のお屋敷だったというお庭がありました。柵の下は絶壁の海岸、海の青が深い! 
お庭にはお花が咲き乱れていました。 
陶製の大きなベンチ、座ってみました。ほっこりと包み込まれるようです。あ~あ、ここでカフェなど飲みたいですね。 
あちこちにベンチが置かれ、花が咲き、海も空も青く、素敵な所です。 
 山の斜面に真っ白の家々がたくさん建っています。ホテルもいろいろありそうです。
真っ白の家に赤い日よけ、いかにも別荘地って感じですね。 
そんな家の一角にランチを食べるレストランがありました。「カプリムーン」と言うようです。 
 やはり斜面に建っている家のようで門をくぐるなり
階段を上ります。その先の庭にはレモンの木が何本も並んでいて黄色い実がたわわになっています。
 ガラス張りのレストラン、レモンが見えて青い空も見えて気持ち良いです。大きなお皿に山のような野菜が美しい。お皿に盛りつけてくれました。
 今日のお食事はシーフードリゾットでした。とってもおいしかったです。
帰りは小さなバスに乗って、坂道を転がるように降りてきました。海の周りにはあまり土地が無いので、丘の上が町になっている。海は青くそう波も立っていないですが、 期待の大きかった「青の洞窟」行きは今日は中止とのこと。本当に残念でした。
海辺から振り返ると、昼前に乗ったケーブルカーが下ってきました。10~15分間隔で走っているそうです。シーズンは満員でとても大変とか。 
 青の洞窟が中止になって、カプリ島ともさようならです。ここから今度はソレントへ高速艇で行きます。昔よく歌った「帰れソレントへ」という歌がありましたね。そのソレントです。
恋人のことを歌った歌と思っていましたが、最初はそうではなかったようです。1902年にイタリアの首相がソレントに来ることになった時、ソレント市長が、首相に経済的援助を期待して、市の青年に歓迎の歌を作らせたのが元々の歌だったとか、これもびっくりですね。今は恋人への歌となって歌詞も変えられているとか。 添乗員さんが説明してくださってびっくり驚きました。
ソレント半島の港に入る時に目に入った建物です。とても立派な建物が断崖絶壁に建っています。不思議な光景です。 
そこから少し小さな観光バスに乗り換えました。その訳は後でわかりました。
町は、オレンジの街路樹が植わっていたり、 
テラスに席を張り出した素敵なお店がたくさんあって、人々が楽しそうにお茶をしています。 
 私たちの小型の観光バスは、スピードを出して走り出しました。カーブを曲がり、危うく車とすれ違ったり、青い海や崖が飛んでいきそうです。

997年に「アマルフィ海岸」として世界文化遺産に登
録されました。
 ソレントからサレルノまでの約40kmにわたる海岸線には、切り立つ岸壁や吊り橋、そそり立つ塔、漁村群など、見事な眺望が続いています。私たちは海岸の名前になっているアマルフィまで行きます。
バスのとめられるところでちょっと一息、きれいな海を前に記念写真タイムです。
 ソレント半島の付け根にあるヴィエトリ・スル・マーレから、アマルフィを経て、西のポジターノへ至るまでの一帯がアマルフィ海岸の名で呼ばれている。
斜面にはりつくように小さな町があり、白い街並みが太陽に照らされる高級リゾート地なのだとか。

ゆらゆらと揺れながら走るバスの窓から目の前に迫る家々を写します。
 長い階段を上ってホテルにたどり着く、またトンネルをくぐって隣の道へ行く、厳しい生活だろうと思いますが、今、大人気のアマルフィ海岸です。
小さな家がたくさん置かれている所がありました。クリックしてみてください。 
「コンカ・デイ・マリーニ」 と大きく書いた看板の出ているマヨリカ焼きのお店、この村では「エメラルドの洞窟」に行く予定になっていましたが、こちらもダメとのこと。きれいな焼き物・マヨルカ焼きをいろいろ見て楽しみました。

ここは「イタリア人が選ぶイタリアでもっとも美しい村」に選ばれているそうです。
 お店の向かいにはエレベーター塔が出来ていて、ここから降りると「青の洞窟」に行けるようになっていますが残念でした。
「コンカ・デイ・マリーニ」村は人口700人の村、家々が縦に並んでいる(山肌にくっついて登っている)ので、車で走ると見落とすことがあるなんて書いてあって、アマルフィ海岸沿いの村は皆そうだなと思いました。
 またまた走りました。そして今度はこの海岸の名前の町、アマルフィに来ました。昔、

アマルフィの起源は、古代ローマ時代までさかのぼります。海に面し、海岸線が入り組んでいたため、外敵が侵入しにくい環境にある海洋都市として発展しました。断崖絶壁の地形が天然の要塞となり、独自の文化を生みだしながら、町を繁栄させました。
マルフィの名は、ギリシャ神話の勇士ヘラクレスが愛したニュンペー(妖精)の名に由来しています。中世には海洋都市国家アマルフィ公国として繁栄していました。羅針盤が最初に使われたことから海運業に恵まれ栄えました。今は世界中のお金持ちなどが避寒・避暑に訪れる街です。
9世紀に建設された大聖堂です、高い石段があり、そこに腰かけてしばらく町や海を眺めていました。
大聖堂は7回の改築がなされた。その都度、交易のあったビザンチンやイスラムの文化が見事に融和し、ロマネスク建築、バロック建築、イスラーム建築、ゴシック建築などたくさんの建築様式が見られる大聖堂です。聖アンドレアの亡骸が祀られている聖堂。
大聖堂前の広場には聖アンドレアの像が建っていました、自由行動で通られたツアーのお友達が写真を写してくださいました。
少し街歩きです。細い路地にはびっしりとお店が並んでいます。ほのかにレモンが香る歴史地区の散歩をしました。町が出来ると共に、斜面の段々畑を利用してオリーブやレモン、ブドウなどの栽培を行い、今も特産品として店に並んでいます。
また大聖堂の前の広場に戻ってきました。その広場にあるカフェがおいしいとのことで、店先の席に座ってエスプレッソを頂きました。もっともっとゆっくりしていたかったですが、集合時間です。
家の下に作られたトンネルを通って、海岸通りに出てきました。 
 見上げると、大きなホテルなどが山肌にくっついて山へ登るような形で建っています。人が物凄く大勢歩いています。
潮風にも当たってみました。夏はどういうことになるのかと想像するのも恐ろしい感じです。本当に人気の観光地になっています。 
 また場に乗って、帰ります。思い出しても怖いです。狭い道に車が止まっている、横をバスはビュンビュン飛ばします。いろは坂のような見通しの悪い道路、対向車とすれ違うのは本当に怖い、でも、ドライバーさんは慣れているのですね。
 そしてお友達と話したことは、お土産屋さんはあっても、普通の買い物をするお店は見かけないです、毎日の買い物などはどうしているのかしら?こんな道を車で買い物に行くのも怖いし~と、まあ、日常が戻ってきてしまいました。

アマルフィはイタリアの大統領やハリウッドのセレブもお気に入りの避暑地だそうですが、何だか凄いなと思いました。
無事にナポリのホテルへ戻ってきました。お部屋に入って何だかホッとしました。目まぐるしい一日でした。揺れる船、カプリ島、 ケーブルカー、また船に乗って、カーブカーブの道を目まぐるしく走るバス、目のくらむような山の上から海まで立ち並ぶ家々、

ナポリの町は相変わらずの喧騒の中でしたが、ホテルの真っ白のシーツがピンと張られたベッドに寝転んで本当にホッとしました。
今夜の食事はホテルのレストランで、スープとお魚料理、そして、デザートは、ティラミス、待ってました!って気持ちでおいしく食べました。
明日はいよいよローマへ行きます。帰る日のカウントダウンが始まる感じです。
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