2012年10月3-4日:ススキを見に阿蘇高原へ
10月3日、爽やかな秋晴れの天気に誘われて、阿蘇高原へススキを見に行きました。
夏の終わりに、出かけたけれど、雷雨に会い、早々に帰ってきたリベンジです。 
予想通り、とても美しいススキがたくさんたくさん風になびいています。 
熊本県に入り、レストハウスに寄りました。入り口では、今流行のゆるキャラ昨年度グランプリのくまモンが出迎えてくれています。
ヒゴタイ公園へ行きました。まだヒゴタイが咲いていて見られたのはとてもうれしかったです。
 クレオメの花がとてもきれい。白からピンクのグラデーションで美しく咲いています。
マリーゴールドが真っ盛りです。 
コスモスの群生は、圧巻です。ピンク、白、濃いピンクと、風に揺れて、とても美しい。この季節、誰もが一番好きな花ですね。
 
細長い丘に広がるヒゴタイ公園の端まで来ました。
大空に向かって、大きな声で叫びたくなる気持ち良い場所です。
城山展望所で、阿蘇盆地を見下ろします。稲刈りを控えて黄色く色づいた田んぼがきれいです。手前は、何故か、何もなく、泥が一杯、これは何だろうと思ったら、後でわかりました。
 城山展望所のコスモスがとても美しい、観光バスが来て、やはり、皆さん、順番にコスモスを背景に写真です。韓国語が飛び交ってました。
展望所から阿蘇町へ向かって急ないろは坂を下ります。その時、山肌があちこち崩れている光景に驚きました。九州北部豪雨に寄るがけ崩れです。
 何箇所もそんなところがあって、本当に驚きました。斜面の杉をなぎ倒し、崩れ落ちた土砂は道路を横切り、また斜面を崩れ落ち、下の家を押し流し、阿蘇盆地の稲田を押しつぶしていたのです。
阿蘇町の被害がどのあたりにあったのか、情報だけでは本当にわかりませんでしたが、ここだったのかと、驚きました。そして、農産物直販所へ入り、窓の外を見ると、そこには仮設住宅がたくさん並んでいました。本当に被害に遭われた方は大変です。言葉がありません。 
阿蘇町から高森町への道を走りました。ここも、またあちこちに被害が出ていました。 
ガードレールが押し曲げられて、谷へ落ちています。土砂や大きな岩が転んできた様子がわかります。 
 山肌を削って落ちてきた土砂が、杉の木を埋めています。落ちてきた杉の木は、磨かれたようになってしまっている、土砂の力の凄さを見せ付けています。これからの復旧作業も大変なことと思いますが、一日も早く、回復しますように。
豪雨の被害の激しい265号線から南阿蘇へ入ってきました。ここには、「高森湧水トンネル公園」がありました。 阿蘇の溶岩を通り抜けてきたきれいな水がたくさん流れています。
 ここからトンネルに入ります。気温は常時17度、湧水は13度、と1年を通じて変わらず流れているそうです。
このトンネルは日清戦争の後、明治29年、日清戦争の直後、軍事産業路線として、熊本、延岡間の鉄道敷設の話が持ち上がった、

しかし、昭和37年いなって、やっと、鉄道審議会が高森・日之影間の建設を決定。
高森高千穂間の工事認可がおり、6480mの高森トンネルの工事に着手したのは昭和48年のことだった。

工事が始まって、二年目、高森トンネル入り口から約2キロのところで、坑内に、大量出水があり、とうとう、工事そのものが廃止となってしまった.
そのままに放置されていたが平成6年に、高森湧水トンネル公園として、活用されることになった。
 
ウォーターパールという美しい滝も作ってありました。
本当にパールを連ねたように、水が流れ落ちる、涼しい風景になっています。
 毎年夏には、七夕祭りが行われ、その飾り物が今も展示してありました。暑い夏も、寒い冬も、散策に人々が訪れているようです。
 阿蘇トロッコ列車の発着駅「高森駅」です。とんがり屋根が可愛いです。  
透明なおいしい水が湧き出している白水の里の池です。写真では判りにくいですが、底からたえず、新しいきれいな水が湧き出しています。
 
 水汲み場です、今日は大きなポリタンクを持参した夫、きれいな水を頂きました。でも、駐車場までは、ちょっと運ぶのに苦労しました・・・
以前にも来た事のある道、黄葉が始まり、とてもきれいでした。この上の大きなお城のような建物・銀河ビールは閉鎖されていました。とっても広い芝生があって、見晴らしが良くて楽しい所だったに、、、残念です。
阿蘇山を眺める高台に来ました。ここも外輪山ですね。やっぱりススキがきれいでした。 
ここには大きなコンサート野外ステージがあります。観客席は大芝生になっていて、雄大な阿蘇の空気の中で、好きなミュージシャンの演奏を聞くことが出来ます。
数年前はここでカントリーミュージックのコンサートに誘われてきたことを思い出しました。 
そろそろ夕方です、今夜は「農家民宿ひろせ」さんにお世話になります。地図とにらめっこ、集落の中のお家に辿りつきました。 
お昼に電話してのいきなりの宿泊申し込みを快く受けてくださいました。広いお座敷に案内されました。夕食は別棟の食堂、囲炉裏が切ってあり、ここでヤマメを焼いてくださいます。
ヤマメも一緒に釣に行きますか?椎茸を取りに行きますか?ご主人が誘ってくださいます、いろいろこんな体験が出来るのが農家民宿です。 
 自家製のお野菜をふんだんに使った夕食です。
とってもおいしかったです。
食後はお庭でしばらく夜空を見上げていました。ああ、あれは人工衛星みたい、飛行機も飛ぶ、、星が一杯の静かな山里の夜でした。

続く