2010年6月16~30日:マンハッタンの風に吹かれて
26日です、

昨日メーシーで買ったバッグを提げて、今日はソーホー地区へ行きます。地下鉄の乗換えでちょっと判らなくなりそうで慌てました。
今日はペーパーなどを求めての買い物です。地図で店の場所を確認し、歩いて探す、見つかってうれしかった。かわいいカード、素敵なカードがたくさんあり、少し買い求めた。
ウィンドウショッピングをしていて気になったお店です。店のガラス一面にアイロンが並んでいます。高い高い天井まで整然と並んでいます。
びっくりして、店に入りお断りをして見せて頂く。道路から見える所だけではなく、四方の壁面も全てミシンが並んでいる。どれも整備されたピカピカのミシンです。手回しミシンが多いです。シンガーとミシンメーカーとして見なれたロゴが光っているミシンが多かったです。
この一帯は古いビルが外壁はそのまま、内部はモダンに便利に改装されて今も大切に使われています。鉄を鋳型に嵌めて美しい模様を出したものを外柱に使った珍しいビル群カーストアイアンビルです。
目的の買い物も終り、また地下鉄で帰ってきました。タイムズスクエアです。大きな電光掲示板に、昨日のサッカーの結果が大きく出ていました。
今日こそは、チケット売り場で、格安になったミュージカルのチケットを求めたいと、また並びました。右の赤い電光掲示板に、ミュージカルの出し物と、割引率が出ています。
チケット売り場の周りは、ミュージカルの上演館が軒を連ねています。昔、大評判を取った「HAIR」がまた今、評判を呼んでいます。その下の白いマスクの看板は「PHANTOM」オペラ座の怪人です。
1998年にマジェスター劇場で見ました。その後も延々とロングランの大好評の上演です。
ミュージカルの有名な演目・南太平洋、WEST SIDE STORY、今も延々と演じ続けられています。そして世界中から人々がここブロードウエィのミュージカルを見たいと集まってきます。
今夜、私たちは、「WEST SIDE STORY」のチケットが手に入りました。まだ二時間以上開演までに時間があります。先ずは、チケット売り場の目の前の劇場を視察、ダイナミックなダンスの写真が掲げられています。とても楽しみです。
家に帰らないで、このまま、町の雰囲気を楽しむことに決めました。ブラブラと歩いて、夕飯をどこで食べようか、あちこち覗いて、決めたのは・・・
ドミニカの大統領というビールを推薦してくれたレストラン、サウスシーポートと同じく西インド諸島のお料理のお店「「HAVANA」でした。
ビールのおつまみは、やっぱりバナナチップスです。カリカリととってもおいしい。ビールも香りの高いおいしいビールでした。
お料理は、やっぱり2人で一人前です。
ああ、一人前にしておいて良かったです。この大きくて深い鉄鍋に一杯入ったパエリア、ムール貝がたくさん入っておいしかったです。2人で食べても多いくらいです。
そして、サイドデッシュはほうれん草のような緑野菜のアーモンド炒めがうれしかったです。
デザートは、ウエィターお勧めのサラバン。レモンジュースがケーキに一杯かけてあって、甘くておいしい。これも2人で一つは大正解でした。
今までで一番おいしかったかもしれない、と話したことでした。
ミュージカルの開演時間が近くなって、ますます人が増えてきています。
見知らぬ外国人同士、写真の写しっこをあちこちでしています。
私たちも、またまたポーズをとらされてしまいました。まあ、記念ですから・・・・
いよいよミュージカル「WEST SIDE STORY」の劇場へ入りました。外観はなんてことない建物でしたが、中は、見事に豪華な建物で驚きます。
真っ赤な緞帳が下がり、舞台横には、素晴らしい貴賓席のような場所があります。
ここには、打楽器がおいてあって、下のオーケストラボックスと合わせて演奏をしていました。私たちはとても観やすい席だったので、終始、楽しむことが出来ました。まさしく今、住んでいるウエストサイドの建物、そこが舞台のミュージカルでした。
何度か映画で見たことのる「「WEST SIDE STORY」でしたが、やはり目の前で人が踊る、歌うミュージカルはまた感動が違います。
最後、トニーが死んでしまう、やはり哀しいラストでした。

名残惜しく外へ出ました。
ここだけは眠らない町のようです。時間は夜中の1時前になっています。私たちはタクシーを拾って、帰りました。
前へ 続く