2010年6月16~30日:マンハッタンの風に吹かれて
27日です、

今日は美術館巡りの予定です。家のすぐ近くのバス停からスタートです。その公園でお花の植え替えをしている人たちがいました。
「お花を植えていますよ、ボランティアです。お金はもらってないんですよ、いつもこうしています」
「ご苦労様です、きれいになっていいですね。」
「日本からですか?今、日本の首相は誰だっけ?」
「え~~と、誰だっけ?」で笑いになりましたが、ちょっと悲しい知られ方ですね。
なかなかバスが来ないので、通り過ぎるNYの乗り物を見ていました。この赤いバスは乗り降り自由の観光バス「ハイデッカー」暑い暑いのに、屋上に乗ってNYを楽しむのです。
その後から来ている自転車は大人も3人位は乗れます。最近人気です。
こちらは優雅な観光馬車です。白い馬が多いです。車と併走する馬車はニューヨークの風物詩、馬さんも訓練されているんですね。
これは乗り物ではありませんが、ニューヨークの屋台です。路上で冷たい飲み物や、ベーグル、プリッツエル、ホットドッグなど、売ってます。気軽にここで買って、かぶり付きながら颯爽と歩く、これも憧れのニューヨーカースタイルですね。この時は、3台連ねてました。今からご出勤でしょうか?
乗り物最後は地下鉄です。以前は汚い危ないの代名詞だったNYの地下鉄も、行く度にきれいになっています。今回もメトロカードで本当によく利用しました。壁に59の数字、ここは59丁目の駅、セントラルパークの入り口、コロンバスサークルです。
地下鉄を81番駅で降り、改札を出ると、そこはもう今回の目的地「アメリカ自然史博物館」の入り口になっていました。
シニアチケットを購入、中へ入ると早速、恐竜が出迎えてくれました。
ここは二度目ですが2006年アメリカ映画「ナイトミュージアム」が大好きな私たち、もう一度、ゆっくり見たくてやってきました。

映画の中で動いていた恐竜の骨君たちが一杯居ました。
映画で大活躍をするティラノザウルス・レックス↑8500年から8600年前の白亜前期に生息していた恐竜、体長11~15メートル、体重5~6トンだとか。1900年1902年にワイオミング州とモンタナ州で発見されたものだとか。
マンモスです。長い牙が見事ですね。

今回は、宇宙館でプラネタリウムも楽しみました。
冷房が効き過ぎていて寒くて困りました。お昼はビュッフェレストランがあります。温かい豆のスープで生き返りました。
アメリカNYの誕生を描いた壁画がありました。オランダ人がマンハッタン島をインディアンから手に入れた時の様子です。その後、外敵の侵入を防ぐためにここに柵を築いた。ウォール街の名前の由来です。
余りの寒さに風邪を引きそうになり、退散しました。セントラルパークは、緑の芝の上で日光浴をしたり、フリスビーで遊んだり多くの人が楽しんでいます。
パークを横断しました。8番街から5番街へ出てきたことになります。
公園の最後にオベリスクが建っていました。「クレオパトラの縫い針」です。【このオべリスクは最初に1600BCにエジプトのHeliopolisに建てられた。その後ローマ人によってアレクサンドリアにBC12年に移築された。その後エジプトのKhediveがニューヨーク市に寄贈され1881年2月22日にここにWilliam H vanderbillの好意で建てられた。】銘文より
ここはメトロポリタン美術館(右の建物)の裏手に当たります。ここから5番街に出ます。
メトロポリタン美術館の正面です。堂々とした建物で、内部は様々な時代、ジャンルの美術品が展示されています。
ここは、以前に何度もゆっくりと訪れたので、今回は階段で休憩し、ロビーのお花を見ただけで、出てきました。
前回は修理中で見ることが出来なかったグッゲンハイム美術館に入ります。ライトさんの建築はかたつむりとも言われるユニークな渦巻きの建物です。
内部のロビーです。渦巻きのままに、展示場が作られています。写真はここからのみ許可されていました。
先ず渦巻きの最上階まで行って、ぐるぐると展示を見ながら降りてきます。しかし、真っ白の渦巻きの最上階は目がくらむ感じです。特別展のピカソが良かったです。
ゆっくりと、グッゲンハイム美術館を見学しました。出てくると電気バスが止まっていました。排気ガスゼロのバス。クリーンエネルギーです。
バス停の目の前の喫茶がとても可愛くてお洒落です。しかし、西日で暑いのでしょう、今の時間、誰も座っていませんでした。もっと陽が傾いた頃、ここに座って、人の流れを見ているのもいいだろうなと思いました。
バスに乗って周りの景色を見るのはとても楽しいものです。青空にキラリと光る尖頭はクライスラービルです。ティアラのような尖頭の飾りがとても優雅です。
バスを降りて少し歩くと、にニューヨーク市立図書館がありました。その裏のBryant Parkで椅子に座りました。少し黄昏てきた公園は多くの人がのんびりと、楽しんでいます。卓球台があり、ラケットを持った人たちが、和やかにゲームをしていたり、おしゃべりに興じたり、とても良い空間です。、
椅子に座ってノンビリあちこちを見ていたら、エンパイアスティトビルの尖頭が見えました。この黒と金のビルは?
市立図書館の前庭は広い芝生になっていて、昨日は、ライブが行われたようです。私たちは帰国が迫ってきましたが、この頃になってやっと、NYを楽しむ術がわかってきたようで、帰るのがとっても残念です。
ここからその先のTimes Squareの方へブラブラと歩いて、帰りました。この蔦に覆われた建物が見えると家はすぐそこです。
途中、角のグロセリーでベーグルとサラダを買い、簡単な夕食を済ませました。
今日は一日、歩き回り、とても疲れましたが、楽しかったです。
戻る 続く