2010年6月16~30日:マンハッタンの風に吹かれて
22日です、

昨日、下見に行った国連見学の日です。日本語のツアーがあるか聞いたら9時ごろまでに来て下さいとのこと、朝8時ごろの街へ出てバスで国連へ行きました。通勤の人も忙しく歩いている時間でした。
折角早く行きましたが、今日は日本語のツアーは午後しかないとのこと。仕方なく、英語のツアーに参加しました。イヤホーンをつけて、ガイドさんの説明を聞きます。
建物の中には、各国から寄贈された素晴らしい作品が展示してあります。それらも説明を受けます。
広島・長崎の原爆の展示の前で皆さんが真剣に見ておられます。「核実験爆発を禁止すること」と壁面に書かれています。
国連平和維持要員の水色のベレー帽、ヘルメットの展示です。真ん中のメダルは国連の平和維持活動が1988年に受賞した「ノーベル平和賞」の記念メダルです。国連がノーベル委員会から平和賞を受賞したのはこれで5 度目になります
若い女性の職員が廊下の展示を見ながら説明をしてくれます。その内容は、基本的人権に基づく国際救援活動です。飢餓の対策、貧困の対策、病気の予防、教育の普及などなどでした。
この額には、そのような基本的な人権が書かれています。
総会議場のロビーに展示されている「平和の鳩」教皇イノケンティウス3 世の治世(1198~1216年)に、コンスタンティヌス時代の聖ペテロ寺院に描かれたモザイク画の複製で、1979 年に教皇ヨハネ・パウロ2世から国連に寄贈されました。
総会ロビーの西側に置かれている「シャガールの窓(ステンドグラス):平和と人類の幸」平和と人類の幸福というテーマを描いたマルク・シャガール(フランス)による作品です、
こちらはロビーに展示されている国連旗です。
2008年3月、イラクのホテル爆破の後、回収された国連旗だそうです。
以前、シカゴに住んでいた時に見学に来て以来ですが、随分と警戒も厳しくなり、見学できる場所も限られていると思いました。
国際大会議場はチラリとのぞくことが出来ました。前回、一番感動した安全保障理事会会議場にもう一度入りたかったのですが、今回はダメでした。
国連の活動は、世界平和のためにとても大切なものだと思います。是非、世界平和のために、頑張ってほしいです。
国連基礎知識

国連の主たる活動目的は国際平和の維持、そして経済や社会などに関する国際協力の実現、

2006年6月末現在、国際連合の加盟国数は192ヵ国。

本部ビル(オスカー・ニーマイヤーを中心とした建築家国際委員会が設計)は老朽化しており、新館を建築家・槇文彦が設計予定。ただし、国際連合の資金難により計画は滞っている。

国際連合の公用語は、常任理事国の言語である英語(アメリカ・イギリス)、フランス語(フランス)、中国語(中国)、ロシア語(ロシア)と、その他世界で広く用いられているスペイン語(中南米地域など)、アラビア語(中東地域など)の6言語。

公式会合での発言は最小限これらの公用語に翻訳される。また、公式文書もこれらの公用語に翻訳される。ただし、作業言語については英語とフランス語のみである。ここでいう英語とはイギリス英語のことだそうです。        以上、国連基礎知識でした。

念願の国連見学が出来て、本当にうれしかったです。またバスで、家の近くへ帰ってきました。
バスの窓から写した写真です、街路樹が緑一杯で気持ちよいです。
42丁目ポートオーソリティバスターミナルです。いつの間にか来て仕舞っている交通の要の場所です。今日はここで軽食です。夫はビール、私はミックス野菜のスムージイ、ベーグルとカップケーキを半分ずつ食べました。ベーグルおいしかったです。
元気快復です。少し歩くとタイムズスクエアです。ミュージカルの劇場が軒を並べています。看板を見るだけでも楽しいです。
そのミュージカルの割引チケット売り場を見に来ました。左の赤い階段の裏にチケット売り場があります。
赤い柱の電光板にミュージカルの演目と、割引率が刻々と映し出されています。
階段裏のチケット売り窓口です。こちらに来て勧められた「ジャージー・ボーイズ」のチケットが欲しかったのですが、売り場には出ていなくて残念でした。トニー賞を受賞したという評判のミュージカルです。

今回は諦めて帰ります。買い物をして帰り、家で夕食を食べました。
戻る 続く