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2005年11月10日:「九州・ラトビア・雪の会」
No.7「雪と氷の対話展」夕食会
雪の博士として有名な故・中谷宇吉郎氏の甥にあたる中谷健太郎氏からお誘いを受けて、ラトビアの首都リガの国立自然史博物館で開かれる「雪と氷との対話」展に行くことになりました。
夕方、リガ旧市街の古い家に案内をされました。ロシア時代には多くの家族が住んでいましたが、独立後、建物を改めてみると、16世紀位からの商人の家の生活の様子が残っている建物ということがわかり保存されることになりました。地階と最上階に倉庫があります。
こちらは台所です、当時をしのぶ釜で料理をしています。今夜の夕食会のお肉が焼かれていました。
私たちの仲間の、フランス料理の名シェフが丸焼きの豚のカット役を買って出てサービスしてくれました。
豚肉も、添えてあるザワークラウトもおいしかったです。
大きなテーブルにはたくさんのお料理やワインが準備されていました。由布院から運んだ清酒:宇吉郎が中谷芙二子さんの紹介でふるまわれました。
自然史博物館館長さんの挨拶で夕食会が始まりました。この「雪と氷の対話展」を支援する会の皆さんがたくさん出席されています。
ラトビア側の皆さんが民謡を歌って歓迎してくださいました。返礼で日本側は「雪やコンコ」を歌いました。
日本側支援する会の呼びかけ人にも名前を連ねておられる詩人の高橋睦郎さんがお祝いの「黒田節」を朗々と歌い上げられました。
その後、両国の歌合戦のようになり、ラトビア側は次々と民謡を歌う、私たちも、「ふるさと」を歌い、後は、困ってしまい、「おてもやん」「炭坑節」まで飛び出しました。
最後は、高橋さん、中谷さんの立派な「木曾節」で〆て頂けてほっとしました。
あちこちで和やかな交歓が繰り広げられています。
自然史博物館の館長さんは皆さんの人気の的、ファンがたくさん出来ました。そして記念写真を一緒に撮ってもらいました。
手前が大テーブルの置かれたホール、中の間がありそこには中世からの製法で作られたビールが置いてありました。一番奥が釜のある台所です。

「雪と氷の対話展」を支援するグループ主催の夕食会は本当に楽しかったです。
左は中谷健太郎さん、中央の女性はラトビア国立自然史博物館館長、その左は日本語の通訳をしてくれた青年です。
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