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2001年アメリカ・ドイツ旅行の記録


2001年10月26日:ワシントンへからニューヨークへ

今日はニューヨークの事務所へ帰られる塚本氏とご一緒に私たちもニューヨークに行くことになりました.アメリカ同時多発テロがあったために,私たちはニューヨークに行けるか,行っても良いのか迷いましたが,「テロに屈しないアメリカ」のありのままを見たいという思いと,また「ありのままを見て下さい」と言われる言葉にニューヨークへ行くことにしました.

ワシントンユニオン駅からアムトラックに乗ってニューヨークまで行きます.左の写真はニューヨーク行きの列車の出るトラックへ降りて行く所です.右はアムトラックです.


車窓からの景色はすっかり秋色です.列車の最後尾に行ってみました.どんどん景色が飛んでいきます.側を走る車を軽く追い越して,やはり速いなとアメリカの景色とアムトラックを楽しみました.


何度もここを往復する生活をなさっている塚本氏は列車に乗るとすぐに電話やノートパソコンでお仕事が始まりました.


私たちはお仕事の邪魔をしないように,カフェでコーヒーを買ってきたり,車窓の景色を見て楽しみながら4時間弱の旅を楽しみました.途中,美しい湖もあります.

舌を焼くコーヒーが好き旅の秋


さあ,いよいよニューヨークのマンハッタンのスカイラインが見えてきました.左に尖がったビルはエンパイアーステイトビルです.しかし,右の方に見えるはずの2本のビルがありません.周りの人たちも声も無く窓外を見ていました.


いよいよ列車はマンハッタンのペンステーションに着きました.私の大好きなニューヨーク,やはりうれしい,と同時にどんな風に変わってしまったのかな?という心配もあって,地上に出てきました.ブルルッと冷たい風に思わず身震いしました.


しかし,昼の太陽に照らされてエンパイヤーステイトビルは銀色に輝き,黄色いタクシーが一杯,走っている,元気なニューヨークです.


バスに乗って早速,塚本氏の事務所に案内して頂いて,3年ぶりの懐かしいコンスエロさん,とも子さんたちにお会いしました.そしてお昼は皆さんで近くの「酒蔵」というおいしいお蕎麦を食べさせてくれるお店に案内して頂き,記念写真を撮りました.

新蕎麦をマンハッタンで堪能す


今日はもう一人,楽しい再会が待っています.塚本氏やとも子さんに教えて頂いた喫茶店に私たちは地下鉄に飛び乗って急ぎました.行き先は「とらや」です.大きな虎の描かれた旗が目印でした.美しい和菓子が食べられるお店です.


約束の時間調度に現れたのは,Yangさんです.2年前我が家に10日間ほどホームスティでやってきた韓国の学生さんです.今はボストン大学を卒業してコロンビア大学の大学院で勉強をしています.
私たちにコロンビア大学のスーベニアを持ってきてくれて本当にうれしかったです.


少し外を歩きました.ロックフェラーセンターにきました.アプローチは黄色い菊の花で美しく飾られています.そしていつもだと万国旗のはためく所が全て星条旗に変わっています.アイスリンクではたくさんの人が滑っていました.

菊飾りマンハッタンは喪の最中


またこんなビルを見ました.
事務所のコンスエロさんはテロの後,暇があるとカメラを持って街を写しているそうです.その写真の中にあったビルで全体を星条旗で覆っています.


私たちが塚本氏のオフィスに帰る道を心配して着いてきてくれたYangさんを皆さんに紹介しました.とも子さんは帰宅されていて残念でした.写真は手前左からコンスエロさん,Yangさん,Mie,後列は左が塚本氏,右は建一です.


揃って事務所を出て私たちはYangさんと別れ,塚本氏のご自宅に伺いました.3年ぶりに再会した奥様のかおるさんもお変わりなくお元気で,おいしい和食を用意して待って下さっていました.
食後は久しぶりに日本語の新聞を読むことが出来,今まで何だかぼんやりしていた世界の情勢などが少しはっきりしました.


今年初めての冷たい風が吹いたというニューヨークで,今日はたくさんの懐かしい人たちに会えてとても心の温まるうれしい一日でした.

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