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2001年アメリカ・ドイツ旅行の記録

2001年10月24-5日:ワシントンDCの美術館巡り


2001年10月24日:フィリップ美術館

昨夕、予定より早く塚本さんがアパートに来られました。私達がドイツから帰ったことを知らせたメールが届かなかったそうで心配をして予定を早めて来て下さったとか、大変申し訳ないことをしたと思いました。

しかし、そのお陰で今日は素敵な美術館を教えて頂いて行って来ました。フィリップ美術館といいます。住宅地の中にある素晴らしい美術館でした。今日はフリーの日で参観者がとても多かったけれどそれだけ見事なコレクションで見に行けて良かったと思いました。午後はワシントンにあるデパートへ買い物に行きました。


2001年10月25日:スミソニアンのフーリエ美術館へ

昨日のフィリップ美術館がとても良かったので、今日もまた塚本さんおすすめのフーリエ美術館に行きます。ここは大分の友人の久保木さんも是非、行ってきて下さいとメールで薦めて下さっていた美術館です。地下鉄に乗って行きます。アパートから地下鉄の駅への道も黄葉がきれい!


地下鉄を降りて目の前がフーリエ美術館。ここは鉄鋼で財をなしたフーリエの収集品を納めた美術館でスミソニアン博物館の一つです。スミソニアンはどの施設も無料というのが凄いと思います。誰もが気軽に超一級の品々を目の当たりにすることが出来るということは、長い目で見るとその国の文化がより洗練されたものになると思います。

ここはフーリエ美術館の中でも圧巻の「孔雀の間」青とゴールドの調和が素晴らしいとされる豪華なディナールームにデザインされた広い部屋で中央には和服の女性を描いた傑作(James McNeill Winstler1864年)が掲げられています。


東洋美術が素晴らしいと言われているこの美術館です。ここは中国の青銅器がいろいろ集められています。


中国、韓国、日本の素晴らしい陶磁器がたくさん展示されています。
 
日本画のコレクションには宗達、抱一といった画家の大きくて見事な屏風もたくさんありました。


現代作家のおもしろい試みも展示されていました。ここは英語で入力した名前を漢字に変換してくれるパソコンが置いてありました。この字はmiekoと入力した時に出来た漢字?です。


美術館の収集品も素晴らしいですが、それを展示している建物自体の美しさにもいつも見とれてしまいます。”ロ”の字型の建物のフーリエ美術館の中庭を通して見てみました。個人の寄付で建てられたこの美術館の美しさに本当に見とれてしまいました。


見終わって外へ出ました。これはスミソニアン博物館の本部の全景です。


今日は本当に青空がきれいです。こちらに回ってくると、四角推の屋根が特徴のスミソニアンの建物ということが良くわかりますね。


モールの東側には国会議事堂の白いドームが美しく輝いています。西を向くとワシントンメモリアルがそびえています。
 

今日の昼食はこのスミソニアンの本部の中にある荘重な部屋で食べました。廊下の両側には貢献者のネームプレートがぎっしりと貼られています。このような方々を始め多くの方の賛助によって守られているスミソニアン協会かと思いました。写真はレストラン内部です。


午後は地下鉄の乗って動物園にやってきました。ここもスミソニアンの動物園ということで入場は無料です。広い広い園内は、家族連れもたくさん来ていましたがとても広くて全部は見て回れませんでした。ここは正面入り口です。


この動物園で有名なのはパンダです。広い屋内外スペースが確保され笹が植えてあり、乾燥を防ぐミストが出てくる装置なども備えられていました。なかなか人の近くには寄ってこなくて写真を撮るのが難しかったです。


園内は動物も楽しみですが、それ以上に木々の紅葉が美しく楽しむことが出来ました。
 

所々で職員が忙しくしています。この週末に開かれるハローインのイベントの飾り付けをしているのです。歩いていると沼地にこんな骸骨が転がっていたり、大きな蜘蛛の巣が張られていたり、入り口にお化けがぶら下っていたり、各所に照明の準備も整い夜のイベントがある様子。
 

象やキリン、豹など動物園でお馴染みの動物が居たり、またかわいいプレーリードッグやらくだ、ちょっと薄気味悪い爬虫類などいろいろ見て周り、久しぶりの動物園を楽しみました。
 

今日は美術館、動物園とちょっとハードでした。しかし、ワシントンでの生活もあと少しと思うと、まだあっちもこっちも行きたい所が一杯です。欲張っていろいろ歩いた一日でした。
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