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2000年3月13日、龍野の醤油、   by Mie
瀬戸内海の風に吹かれたドライブを終えて龍野に帰ってきました。遅くなりましたが昼食はやっぱり龍野名物の「揖保の糸」
本竜野の駅前に新しく出来たお店で「煮うめん」を食べました。温かい素麺もなかなかのものです。

ここはお素麺製造会社の直営のお店です、とてもおいしいです。
揖保川を渡って、龍野町の古い商店街に帰ってきました。ここは「カネヰ蔵」です。カネヰ醤油の観光工場になっています。明治維新、龍野藩の「ゐ蔵」を譲り受け明治2年に「かねゐ醤油」として創業したという歴史があります。

青空にカネヰの象徴の赤レンガの煙突がそびえています。
   
白い漆喰に黒の腰羽目板、創業当事に建てられた蔵、130年の歴史があります。右は大きな木の樽、昔の工場の作りはなんとシンプルでそして美しいのでしょう。

カネヰ醤油の前は、私もよく通った「伏見屋」さんという本屋さんです。二階はぐるりと回廊式になっていて、天窓も大きく開けてあり珍しい造りになっています。

商店街の四つ角の一軒が美しく改装されて、ふれあい館になっていました。生憎、月曜日で休館していましたが、格子戸から中を見ると桃の花とお雛様が飾ってあり、たくさんのパンフレットが置いてありました。中へ入れなくて本当に残念でした。
城下町の雰囲気を色濃く残す通りです。私の友達の家もあちこちにある懐かしい町並です。古い良さを残しつつ新しくなっていく龍野町、その静かな良さを求めてカメラを手に散策する観光客もとても多くなりました。

私の大好きな龍野です。いつまでもその良さを失わないでほしいと思いました。

最期にこの季節の味を紹介しましょう。このお魚は「いかなご」です。さっと焼いて、酢醤油につけて食べる、何とも言えない春の味です。
こちらは、浜から上がったばかりのいかなごを甘辛く煮た「いかなごのくぎ煮」です。煮た姿が折れくぎのようになるからつけられた名前です。最近とてもブームで評判の良い味です。

父の法要のために帰った龍野でしたが思いがけずあちこち見ることが出来て良い思い出がまたたくさん出来ました。


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