My inmost thoughts
 ~ユジンへ~③

君の寂しそうな横顔は見たくないな。

あいつと喧嘩したから?

去年の初雪の事思い出す君の横顔…

愛想笑いをする君。

僕にはちょっぴりつらいな。

ユジン…

今年の初雪の日はどうしたい?

素直に誘ってみたいけど…

「湖で誰かと会う」なんて…

ユジン…

君と過ごしたいのに。

今は枯葉の雪だけど、

本当の雪が降ったら、

今年は僕と会ってくれる?

今は枯葉の雪だけど、

本当の雪を降らしてみたい。

そうしたら、僕と会ってくれる?


初雪の日、僕は迷わず湖に行ったよ。

ユジン…
 
待っててくれた?

二人で小さい頃のように

雪で遊んだね。

二人、小さな雪だるまを作って、

君はその雪だるまに大きな口をつけていたね。

「話たいことがいっぱいあるのよ」って…

はしゃぐ君がまぶしかった。

僕はここで、またいたずらしたくなったよ。

二人で作った雪だるまをひっつけてキスさせてみた…

「お前たちはいいな…」ってね!

ユジン…

君の反応を見たかったのかな?

そしたら、いきなり僕の頬に君の顔が近づいて…

焦ったよ…

君は照れてうつむいていたね…

「ユジナ…」

僕は君にお返しのキスをした。

こんなに君の顔が近くて…

君は小鳥のようにまん丸の目をして…

鼻がぶつかって…

本当はムードのあるところなんだろうけど

僕は思わず噴出しそうになったよ…


「好きな色は白、好きな季節は冬、好きな食べ物は…」

ユジン…君は「覚えておきたいから…」って言ったね。

「好きな動物はヒト…」

僕もそう…

ユジン…


君の家に行くまでは…

家に行ってその事を知るまでは…


お父さん…

「僕のお父さんはあなたじゃないのですか?」

そうはっきり聞きたかった…


もう、会ってはいけないの?

ユジン…

君と会っては駄目なのかな?

僕は君と会わずに行こうと思ったんだ。

でも、いつの間にか君と会う理由を探した。

君のピンクの手袋…

この手袋かえさなきゃ…

君と会う理由を探してた…

いや、会わなきゃ…

「会いたいのに理由なんてない」

ユジン…

そう、僕は君に会いたいから…

僕は君に会いたいから…


「ユジナ…」

君に会いたい…


最初へ  続く

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