My inmost thoughts
 ~ユジンへ~23

ユジナ…

君と急に歩きたくなった…

まだまだ寒い…

冬の空の下で…

こうやって君の手を僕のポケットに入れて

歩いてみたくなった…

父の面影…

僕は本当は父親を探してみたい…

でも…

そうすることで悲しむ人もいるから…


君と歩いているとパイプオルガンの音色が聞こえた

小さな町の教会…

僕達はふたりで入ってみた…

結婚式の予行演習なんだろうか…

あんまり幸せそうなんで…

二人拍手をしてしまった…

少し恥ずかしかったけど…


二人だけになったとき…

君はひざまついて祈っていたね…

「あなたとこうして一緒にいられて感謝している」

君はそう言った…

僕は…

「ある人を愛しています…
 その人と白髪になるまで共に暮らしたいです…
 その人の目に似た子供を産み…
 父親になりたいのです…
 愛する人と私の子供の
 温かい手となり…
 丈夫な足となってあげたいです…」


ユジナ…

愛しているよ…


君の目をこのまま見つめていたい…

「結婚してくれる…」

君の答えはわかっているのに…

君の返事を聞いてみたかった…

君はやさしくうなづいてくれたね…

天使のような君に

出会えた喜びを

こうして今、神に感謝いたします…

僕は壊れそうな君の唇に

そっと口づけた…





最初へ  続く

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