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11月24日、素敵なことが一杯の湯布院    by Mie

初冬のゆふいん、でも今日は小春日和といえる暖かな1日でした。昨日の雨のあと、山々の紅葉も一層すすんだようです。

今日は、素敵な予定をいろいろ抱えて、ゆふいんへやってきました。上半分雲に隠れている、夕方の由布岳です。

   

まずやってきたのは、由布院駅前の五差路の鳥居をくぐったところの2階にある 「ポコロコ」という喫茶店です。小さなガラスビンにハーブがかわいく射してある、ブルーと赤が白の漆喰壁に映えるお店です。その白い壁に貼ってあるのが、大谷祐香さんのポストカードです。モノクロームのポストカードの写真展「1からの羅列」が開かれています。
ゆふいんネット・メーリングリストで、いつもオフ会というとお世話になる「あーでん」の大谷さんの作品です。MLで話題になっていたので、夫と一緒に見にきました。

いちまい一枚見てから、コーヒーを頂きました。白黒の写真ですが、とっても不思議な心の色が見えてきます。素敵な写真ばかりでした。

  

次に、陶芸展「白い器など」を見るために「ことこと屋」にやってきました。そうしたら、なんと、今日は臨時休業でした。でも、ご主人の莞爾さんや美砂子さんが、にこにこと迎えて下さって、まあどうぞ、見て行って下さいとお店に入れて下さった。さっき、莞爾さんが山から切ってきたという山帰来の見事な枝が水盤に生けてありました。日出に工房のある坂本未刀さんの器や花入れはとてもしっとりとしていい作品ばかりでした。
愛犬のジュジュの散歩に行くから、、と皆で外へ出ました。目の前の雑木が何ともいえない風情で、由布の山々を背景に見飽きない景色です。
愛犬ジュジュと記念写真です。お店があるとなかなか明るい時間に犬の散歩が出来なくて、と美砂子さんの言葉がわかるのか、ジュジュはうれしくて少しもじっとしていません。
私たちはコーヒーを頂きながら、留守番をしました。素敵なカップは、この夏のフランス旅行で見つけてきたものなんだそうです。
今日の最後の素敵なことは、Trio Tenrai のクラシックコンサートです。ことこと屋に車を置かせてもらって歩いて会場に行きました。この6月に出来たという蒔絵美術館の二階が会場です。
  

今夜の主催の亀の井別荘の皆さんが受け付けをしています。コンサートのお世話はゆふいん音楽祭の実行委員長の加藤昌邦さんでした。お客様は130人ほど、そして音楽祭のボランテイアスタッフがたくさん聞きにきていました。
Trio tenrai は、トリオ・天籟といいます。天籟とは、自然界から生まれる物音、大地の、風の、樹木の、天のあらゆる自然が発する優れた詩歌という意味が込められているそうです。

ピアノはニューヨーク生まれのAlbert Lottoさん、そしてバイオリンは韓国のYang Sung Sic さん(写真左)チェロは弟のYang Sung Wonさんです。快くカメラの前に立って下さいました。
会場は、いつもは「めいぶん」という名前のBarとして使われている広いお部屋です。窓際には、長い一枚板のカウンターが据えられています。そしてお客様の寛がれる大きな皮のソファーがそのまま、今夜も並んでいます。
演奏曲目はショパンのノクターン・NO.13、ポロネーズ・第5番嬰へ短調、夜想曲・嬰ハ短調、チェロソナタ・ト長調、サンサーンスのロンド・カプリチオーソ、メンデルスゾーンのピアノ三重奏第1番ニ短調、

華麗で素晴らしい演奏でした。特に兄弟での演奏は息もピッタリで本当にいいなと思いました。

久しぶりのコンサートでとても幸せな気持ちになりました。
今日は、本当にいろいろと素敵なことのあったゆふいんでした。

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