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8月15日、お神楽とジャズと花火

「ミステリアスライブ・イン庄内」この言葉はもう3年前から気になっていました。3年前行ったら1週間間違えていて、後の祭り、昨年はどうしたのか、やはり行けなかった。そこで今年は是非!ということで、出かけました。場所は庄内町の神楽殿。庄内町はお神楽の盛んな町で、立派な神楽殿を持っています。いつか、秋吉敏子さんのジャズライブでお知らせしたことがありましたね。このキャラクターは「みことちゃん人形」というそうです。
入り口から広場まで、こんなかがり火がありましたが、まだ灯かりはついていませんでした。果たして点いたのでしょうか?
たくさん屋台が出て子供たちが楽しそうに買い物をしたり、冷やかしたり、
この10月に大分県で行われる、国民文化祭のお神楽の部はここの神楽殿で行われます。そこで、国民文化祭のキャラクターの一品豊之助人形も来ていました。後で見たら動いてました。
神楽殿の楽屋にはこんなお神楽の衣装が展示してあります。今夜のポスターも。
いよいよ始まりました。まず挨拶の後は、「五方礼始」五方、つまり東西南北中央を清める舞だそうです。右は楽の方々、白装束です。左はジャズバンドの人の席です。中央には祭壇が作られていて、右には天の岩戸が置いてあります。神楽殿には「かむろぎのみ前かしこみつれ舞いて世々に伝えん岩戸神楽を」と大きく書いてありました。
続いて「鹿児弓(かこゆみ)」これもおめでたい舞のようです。天の岩戸開きを祝って神々が鹿狩りに使われる、弓と矢を持って舞う踊りです。

いよいよジャズとの共演になりました。「鹿児弓(かこゆみ)」の舞手さんがジャズの演奏に合わせて踊ります。ライトも赤や黄色でとても華やかです。ベンチャーズのダイヤモンドヘッドに合わせてとても気持ちよく踊っています。きっと神様もびっくり、でもうれしいでしょう。ジャズバンドは20人編成のミッズ・ジャズ・オーケストラの皆さん、大分別府で活躍だそうです。

続いて「国司」神様たちが誰が国を治めるか相談をしている。大国主命が仲裁役で出てきています。チャリという道化役がおもしろおかしくふざけます。そんなチャリを釣竿で諌めてます。これがジャズのインザムードの伴奏で踊るのですから本当に愉快でした。この大国主命はタイを釣って、恵比寿さんです。恵比寿ビールそのまんまだとは、主人の弁です。
庄内には12のお神楽の社中があるそうですが、今年は小野屋社中の当番。次はその小野屋社中が得意とする大蛇退治です。

続く