今日は午後からの「情報モラルシンポジウムin大分」に参加のため、ホテル日航オアシスタワーに行きました。

会場では、昔、COARAで楽しいことを一緒に一杯してきた「マダム」こと石田さんに会いました。懐かしいこと!久しぶりです。本当に会えてうれしいです。
13:30,予定通り始まりました。先ずは主催者である九州経済産業局 産業部長の中原信隆氏のご挨拶です。手話通訳と、即時板書が付きます。

個人情報のセキュリティなど漏洩事件が多くあります。それは人権問題に関わる問題になる。平成15年度より開催してきた「情報モラルの勉強会」などの啓蒙活動の最終回に当たる今日です。
大分県知事代理として大分県商工労働部部長の高濱 航氏のご挨拶に続いて公益財団法人ハイパーネットワーク社会研究所 共同研究員 会津泉氏の発声で
<対談>「人権×地域振興×人材育成」をテーマに開かれました。

 いつもエネルギッシュな会津さんです。そして合う度に、いろんな人に引き合わせて下さいます。
 真ん中に座られた大分市長の佐藤樹一郎氏です。これからはワールドカップラグビーも、来る、オリンピックも始まる。心も含めたバリアフリーが大切になる。情報化はますます大切になる、
独立行政法人情報処理推進機構理事長冨田達夫氏は長年の様々な経験の中から話される、例えば今、人は何故、写真をネットに出すか?価値を生み出すから、それと同時に危険も生み出すことをしっておきたい、他人の情報も守らなくては。リアルを助けるためにバーチャルのコミュニュケーションがあることを覚えておきたい。

考えさせられます、今日はいろいろな角度から学び、考えることが出来ました。
<基調講演>の多摩大教授、公益財団法人ハイパーネットワーク社会研究所顧問 公文俊平先生です。永年にわたり、様々なことを教えて頂きました。今回も「近未来の新しい価値観」と題して少し先の社会を的確に指示して下さいました。

これからの世界の価値観は日本の当たり前としてきた価値観・和の心を大切に進んでいくと思われる、とのこと。良く考え、振り返りたいと思った。
公文先生のお話を熱心に聞かれる広瀬大分県知事と、佐藤大分市長です。こんな風に並んで真剣に聞かれている姿は、とても貴重な瞬間と思えました。 

公文先生のお話が終った後は休憩に入りました。公文先生の控室に入れて頂いてお話をする機会を頂きました。「また次回、お話の伺えることを楽しみにしています」とご挨拶をすることが出来ました。お元気でまた大分に来て下さい。
続いて、<講演1>「人権と電子政府(世界最先端の背景と現実」と題してラトビア投資開発庁日本代表ラトビア共和国大使館 商務参事官アリナ・アシェチェプコア氏のお話です。

ラトビアに行って、政府要人の方々にお会いしたり、日本国大使館に招待を受けたりした機会があり、ラトビアの今を知りたくて是非参加したいと思った今日の会でした。 
  
ラトビアと日本の関係が書いてあるスライドを説明して下さる。ラトビアはロシア革命中の1918年に独立し、今年は建国100年です。
私は16回日本に来ていますが、大分は初めての訪問でうれしいです。1925年日本と就航通商条約調印をした、初代駐日ラトビア名誉総領事ハンス・ハンター氏が大活躍をした。1987年、加藤登紀子がラトビアの曲「百万本のバラ」を歌う、2007年天皇陛下訪問される、2017年、安部首相バルト三国を訪問する。地理的にとても重要な場になるラトビアは欧州とアジアを結ぶ貴重な場となっている。
私たちは、中谷宇吉郎博士の「雪と氷の対話展」がラトビアの首都リガの国立歴史博物館で開催されるに合わせて、博士の甥になられる由布院の中谷健太郎氏とその友人たちで展覧会応援のためにラトビアを訪問しました。質問等の時間に そのことをお話すると、とても喜んで下さいました。
世界遺産に登録されているリガ旧市街の説明もして下さる。

林業の盛んな国で、森林公社がパソコンで土地の管理等、社会データの活用に多くの補助金を出している、とのことでした、
<講演2>「人権保護のためのサイバーセキュリティ対策サイバートラスト(株)代表取締役社長、一般社団法人セキュア IoTプラットフォーム協議会 理事 真柄泰利氏です。 
様々なシステムやサービスの改ざん、なりすまし、個人情報の漏えい、プライバシー侵害、誹謗中傷 名誉棄損、などなど、毎日ネットを使っていて心配なことは一杯ある、しかし、どうしたら防げるのか、まるでわからない
バスワードの管理と言っても、お話を聞いて居たら、どう防いでも防ぎきれないのだと思った。しかし、真柄氏の会社では、それを防ぐために様々なことをして下さっているようだ。もう感謝しつつ使わせて頂くしか無いのではと思える。本当にありがとうございます、とお伝えしたい。
もっと様々なお話を聞きたいと思った会でした。
 閉会式挨拶は公益財団法人ハイパーネットワーク社会研究所 副理事長・所長 青木栄二氏です、「公文先生が今の状況を悲観的でなく、肯定的にとらえると言われた。そうすることで優しくなることが出来る、それが人権保護になる、と思った」と言われた言葉が心に残りました。
最後に副所長の渡辺律子さんが立たれました。情報モラルに取り組んで16年、88回目のシンポジュームが今日です、とのこと、本当にこつこつと頑張って来られた渡辺さんです。 
会場を移して、いよいよ交流会です。ラトビアのアリナ・アシェチェプコア氏の音頭で「プリエカ!」と乾杯をしました。
今日は車で来たのでウーロン茶でプリエカ!しました。
その後、アリナ・アシェチェプコア氏と、ラトビアへ行くことになった国立歴史博物館での展覧会のことなどお話をしました。
旅行に際していろいろとラトビアのことをお話して下さった黒沢歩さんの本をお見せしたら、黒沢さんは良く知ってますと、近況を教えて下さった。
見渡すと、たくさんのごちそうが用意されている。こちらはホットなお肉料理、夫もいろいろお料理を楽しんでいます。
きれいでおいしそうなケーキも用意されているが、出席者に男性が多いせいかまだ、形を保っている。しかし、お味見がしてみたい。小さくカットされていたので、3種類全てをお味見出来た。ババロアも、チョコレートケーキもどれもおいしかった。
ラグビー協会のお役もされているサイバートラストの真柄さんです。
昔からのCOARAの友人の松村さんをご紹介しました。松村さんは大分に来るラグビーのチケットを5試合中4枚 買っていますよとお伝えしたらとても喜ばれていました。
青木理事長さんが、「ラトビアへ行ったお話をして下さったことはとても良かった」、と、言って下さったのでホッとしました。「まだまだ知名度の低いラトビア、今日の会場に行ったことがある人が居てびっくり、嬉しかったですよ、」と言って下さる。

そろそろお暇です。最後に会津さんが写真・写真!と、言って一緒に写して下さった。また大分に来て下さい。そしてまたいろいろお話を聞かせて下さいとお礼を伝えました。帰り際、2月に大分県姫島で行われたハイパーネットワークショップ2019「地域社会を元気にするネクストモビリティ」の資料一式を下さった、とても興味深い内容でした。