2017年7月29-30日:再開ゆふいん音楽祭
 2009年に35回で一旦幕を閉じたゆふいん音楽祭が、昨年の大地震を機にやっぱり音楽の聞こえる由布院になりたいね、とプレオープン、そして、今年は本格的に再開となったゆふいん音楽祭です。
7月4日の台風3号、続く大雨に多大な被害の出た大分kン日田市、福岡県朝倉町など、本当に1カ月がこようとしている今も復旧覚束ない被災地です。そんな中、二日間3ステージでゆふいん音楽祭が復活、とてもうれしくて、夫と共に出かけました。 
鱒29日はYufuinの風コンサート、開演14時、たくさんのお客様で本当にうれしかったです。
 サンサーンスの白鳥、ベートーヴェンの二つのお振りガード眼鏡付きの二重奏曲、メンデルスゾーンの無言歌集より「紡ぎ歌」など、軽やかに弾かれるヴァイオリンの玉井菜採さん、ビオラの佐々木亮さん、チェロの河野文昭さん、ピアノの津田裕也さんとうれしいメンバーです。

お馴染みの東京からのスタッフの蓑ちゃんとお話をされている河野さんです。
 軽やかな昼の部が終わり、私たちはたくさんの懐かしい方々とおしゃべりをした後、今夜のお宿の由布院倶楽部にやってきました。
 
休憩をし、温泉を早速楽しんだ夫と共に、外へ出ました。やはり大分に比べると涼しい由布院ですが、由布岳はすぐに顔を隠す、きっと湿度が高いのだと思います。 
由布岳を背景に写しましょう、とカメラを構えると、もう雲の中になる由布岳です。日田市の水害の影響で久大線が途切れたために由布院の森号がスムーズに来なくなって、大きな影響が出ているという由布院温泉、しかし、夏休みの土曜日、賑わっています。 
少し早いですが、夜のコンサートの前に夕食です。夏の緑になった湯の岳庵の前庭の景色がとても美しいです。 
草むらには精霊トンボが飛び交っていました。
このお花はフジバカマでしょうか?京鹿の子?うっすらとピンクの感じの良いお花です。
湯の岳庵の待合のテーブルに置かれていたうちわ、四角いうちわ、貼られている和紙がとても良い色合いです。大きく振れて、心地よい風がきました。
 音楽祭が終わってから食べるか、それとも、、、と悩んで結局音楽祭の前に食べることにしました。それでも時間はあまりなくて、勿体ないです。
夫の大きなサラダボールに一杯のグリーンサラダ、私は山飯、さっぱりと涼やかな和食です。冬瓜のあんかけ、鯉の洗い、何よりコーンスープがおいしかったです、 
丁度、婦人之友社の記者さんが、塚原の愛読者を尋ねてのインタビューに来られるとのことで、メールやり取りなどで、お会いする約束になっていました。 
取材を終えて、湯の岳庵へ駆けつけて下さいましたが、慌ただしい時間で申し訳無かったです。3人で大急ぎで食事をして、ゆふいん音楽祭会場へ駆けつけました。 
土曜日夜は「Yufuinの香コンサート」でした。ヴァイオリンとビオラのための二重奏モーツアルト、シューベルトの3つのピアノ曲D.946より二曲、ベートーベンの「セレナーデニ長調OP.8、最後はメンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第2番ハ短調OP.66、シューベルトのピアノ曲、メンデルスゾーンの三重奏、が特に素晴らしく心に響きました。

演奏を終えて観客やスタッフの握手を受けられる河野さんです、この後、私もお話することが出来ました。
 右からバイオリンの玉井さん、ピアノの津田さん、ビオラの佐々木さんです。
やっぱり由布院音楽祭はいいですね。この後、友社の記者さんの川瀬さん、カメラマンの中倉さんと夫と4人で歩いてホテルへ帰りました。偶然、同じホテルでした。
7月30日

朝、6時過ぎです。 暑さの前の塚原の風景を写したいと、朝、早くにチェックアウトされてお仕事に向かわれたお二人です。今度は婦人之友に記事が掲載されるのを楽しみに待ちたいと思います。由布院へ来て下さって、音楽祭までご一緒出来て、でも、やはりお仕事での来分、ゆっくりして頂けなくて、残念でした。今度はオフのゆふいん、大分へどうぞ来て下さいね。
私も、お見送りをしてから、朝の由布院を散歩しました。朝顔のグリーンカーテンがとっても素敵なお家です。竹の籠目がお洒落ですね、 
 
  由布院倶楽部を裏へ出ると大分川です。河原には可愛い花が咲いていました。
 
    
大分川にかかる橋の手前には、お洒落な道路案内が立ってます。 
朝の露天風呂を楽しんでから朝食にいきました。1階クロークの前にある大きな円形のホールが朝食バイキングのれすとらんです。何度目かの由布院倶楽部ですが朝食を食べるのは初めてです。

ここでは以前はゆふいん音楽祭の西洋音楽探訪のプログラムの演奏を行っていたのでとても懐かしいです。1997年7月25日(金)の様子をご覧ください。
夜の演奏会をして、終わったらお客様をお見送りしてから、翌朝の食堂のために大急ぎできれいに片づけてホテルにお礼を言って無事に終わりとなりました。ここに座っていると本当鬼いろいろ思い出します。 
ホテルのエレベータール―ムの壁にかかっている絵が気になります。J.P.カショニールの大きな帽子をかぶった美しい女性、見つめられているようで気になります。
 午後の演奏会まで時間があるのでまだ入院をされている中谷氏のお見舞いに行きました。しかし、もう普通のお洋服で明るく迎えて下さいました。ドアに貼られたスケジュール表が素敵でした。
         
           
 
  
元気な中谷氏に安心しました。昨日の音楽祭の演奏がとても素晴らしかったですよ、などろお話をしてお暇しました。その後、ひさしぶりだねと言いながら牧ノ戸峠までドライブをしました。とても涼しかったです。 
ソフトクリームを食べたり、少し歩いたり、こんなきれいなチョウチョもみつけました。もうアザミが咲いています。
 緑のトンネルのようなやまなみハイウエイを走るのは気持ち良いですね。 
 後から大きなエンジン音が聞こえてきます。大きくて磨き上げたバイクにまたがって、整然と走っているバイク野郎です。どうぞ、事故の無いようにツーリングを楽しんで下さい、と思いました。
湯布院の道の駅まで戻ってきました。大勢の人がいます、休憩室に入って、少し休みました。 
かべには周辺の観光地のポスターがたくさんはられています。湯布院は勿論、大分、熊本、行きたい所がたくさんありますね。 
ゆふいん音楽祭二日目「Yufuin緑陰コンサート」に参加するために湯布院中央公民館へ戻ってきました。懐かしい方々に会っておしゃべりをしたり、演奏の始まるのをまちました。
コンサートが始まりました。モーツアルトのヴァイオリンソナタ第28番ホ短調Kv.304、シュルホフのヴァイオリンとチェロのための二重奏曲(1925)ブラームスのヴィオラソナタ第2番ホ長調Op.120-4、ティータイム休憩があって、最後はR.シューマンのピアノ四重奏曲変ホ長調Op.47 力の入ったすばらしい演奏でした。また来年につながるように、とアンコールも、ああ、続いて聞きたいと思わせる演奏、暫く席が立てませんでした。
 ティータイム休憩には地元のお店からの素晴らしいお菓子の数々がふるまわれました。私もいつもサービスする側でしたが今回初めて、人にもまれながら、おいしいお菓子を頂きました。スタッフの皆さん、ありがとうございました。
大きな拍手と共に、フィナーレで頂かれた花束を持って河野さん、玉井さんが出て来られました。あっと言う間の二日間でしたね。また来年も聞かせて下さいね。
津田さんも佐々木さんの花束も持って、でて来られました。昨日のシューベルトは本当に素晴らしかったです。
スタッフの皆さんが集まりました。スタッフのリーダーの恵太君、最後の片づけを指示しています。たくさんのお客様が来て下さって、音楽祭は新しいスタートを切ることが出来ました。と素敵なご挨拶。
 音楽祭の代表の桑野和泉さんの御挨拶、今までの先輩方の音楽祭を引き継いで、新しいスタートを切ることが出来ました。また来年も、よろしく、と、スタッフの皆さんを激励されていました。このあと、手際よく会場は元の公民館スタイルになりました。
 私たちは、お世話になったことことやへ挨拶に伺い、二日間のゆふいん音楽祭イベントの幕を降ろしました。今年は由布院も蒸し暑く、由布岳もあまりスッキリと見ることも出来なかった変な夏でしたが、昨年の地震を契機に始まったゆふいん音楽祭、来年もまた素敵な夏になりますように。