2016年12月15-18日:ひがし北海道名湯おもてなしの旅 
18日: 温根湯温泉から新千歳へそして、大分へ
 温根湯温泉の正面です。とても深い雪が降っています、観光バスも何台も待っていました。
宗谷バスのガイドさんと記念写真です。 
ホテルを出て、バスは新千歳空港へと走りますが、途中には見どころがたくさんあります。川が流れていて霧氷が川岸の木々の枝についてとてもきれいです。
 今朝のように冷え込んでいないとこの霧氷はきれいでは無いそうです。まるでホワイトクリスマスの絵葉書のようにきれいです。
真っ直ぐな道をバスはガンガン走ります。凍てついた氷の道、さすがプロだな~と驚きます、添乗員さんも冬になったら、11月から5月まで位は車はディラーに預けてしまって乗らないそうです。管理してもらわないと、春になって乗る時にはエンジンがこわれてしまっているとのことで、いろいろと大変だなと思いました。 
ガイドさんは冬中の暖を取る灯油は2600L使うそうです。1リッター65円、約169000円かかるとか。会社からは冬手当が出るそうですが大変とのこと。家中を温める北海道の暮らし方、かえって九州の冬の方が寒いと言われました。 
 冬になると出稼ぎに行く人も多いそうです。バスの運転手さんなども九州へ応援に行くとか、会社同士でそういう人の交換が出来るようになっているので九州の情報もたくさん入ってくるとか。
 石北峠だったと思います。道路幅は広いですが、雪と640mの高地ということで風も強く、運転はとても神経を使う様です、無事に登り切った時には、添乗員さんはホッとされたようです。私たちは拍手をしたくなりました。
大雪山国立公園の「銀河の滝」を見学です、バスをおりて、氷の道のような所をゆっくり気をつけながら歩きます。
滝はすっかり凍りついています。トイレもありますが、冬場は使用禁止、冬も変わりなく使えるトイレを建てようと思ったら、大変なお金がかかるので、、、とのこと、本当に寒い所です。
層雲峡氷瀑祭があるそうです。今は準備中、長く時間をかけて氷の大きな建造物をたくさん造るそうです。その頃、また来て下さいと言われましたが・・・・
層雲峡の柱状節理が見えました。 動くバスからきれいに写せました。大雪山の噴火と石狩川の水が作用してこのような姿を見せているそうです。
こちらも溶岩が造り出したオブジェです。
上川町の「北の森ガーデン」で休憩です。スキージャンプの高梨沙羅選手の故郷のようです。
あとは高速をドンドン走ります。町らしい町は?雪に埋もれて真白、隣の家までも大変、という感じに見えます。
北国には北国の生活の仕方・楽しみがあるでしょう。長い冬の後に来る、一斉に草木の芽吹く春、その喜びは、いつも緑に囲まれた九州では感じられない思いでしょう。
 この雪の大地では、緑のお野菜も無いでしょうし、車に乗るのも考えてしまう、でも、きっと暖かいお部屋での楽しみ、反対に寒さを楽しんでしまう生活の知恵もあるでしょう。今回はいろんなことを考えてしまいました。
 最後のバスストップは「砂川ハイウエィオアシス」です。中は北海道のおみやげが一杯並んでいます。「試食もいろいろしておいしかったら買って下さいよ、」ガイドさんの声で送り出されました。
いろいろ試食もさせてもらって、この広告の「白い恋人」も勿論買いました。おいしい牛乳がある北海度、バターも生クリームも、その牛乳から、出来るのですからおいしいお菓子が一杯あるのは当たり前と言えますね。 
さあ、無事に新千歳空港の管制塔が見えてきました。バスは2時の飛行機に乗れるかどうか、と、心配しながら走りました。その飛行機に乗るのは私たち大分組です。
空港の大きなクリスマスツリーを横目に、とにかく羽田行きの搭乗口へ急ぎました。 
搭乗口の椅子に座ってホッとしました。添乗員さんの手配で買うことの出来た「北の海鮮寿司」を食べました。雲丹と鮭といくらのお寿司、北の海の幸を北海道で味わうのも最後です。 
滑走路は、雪や氷でグチャグチャのようですが、私たちのツアーの前のお客様は、雪に閉じ込められて2-3日空港が閉鎖でとても大変だったとか。私たちは予定通り帰れるので良かったです。 
この夕焼けは羽田空港4時半です。知床の夕焼けより1時間遅いです。日本列島は北から南へと本当に長いですね。大分空港に着いたのは真っ暗の6時半でした。 
 大分駅で夕食を食べました。駅のイルミネーションを見るのは今年初めてです。駅前ではクリスマスを前に、日曜の夜ということで、賑やかに人が集まっていました。
バスを待ちながら、吹きさらしのバス停の寒いこと、一番寒かったのは北海道よりバス停かな?などと思いました。しかし寒いのに雪が無い、それもちょっと不思議な光景でした。

帰ってきて二日後からまた北海道は大雪になりました。空港では大勢が足止めされているニュースが流れました。私たちは天候に恵まれ、本当に良い旅行が出来たのだと、喜びました。 
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END