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2015年6月19日~27日 :春色に染まる日本一周クルーズ
五日目 6月23日:新日本海フェリー秋田港へー道の駅・たかのすー樹海ラインー十和田湖
 秋田港5時半入港になったと、アナウンス、5時過ぎにデッキへ出て初めての土地、秋田を見る。
もう、日本海から秋田港へ入っていた、秋田港と言っても土崎港、細くて長い堤防の奥にある港、長い堤防に朝日が当たっている。良い天気だ、 
薄日も射している。今日は楽しみの十和田湖、奥入瀬、是非、良い天気であって欲しい。 
 秋田をバックに撮影、後ろには大きな風力発電のプロペラが回っていますが、見えないですね。
 港に上がると、やはり大きなバスが待っていました。勿論、ガイドさんも居て下さるので、また色々お話が聞けそうです。
すぐに、有名な大潟村の傍を通りました。昭和39年から始まった事業とか、良くニュースで聞きました。
”道の駅・たかのす”という所へ急ぎます。 まだ7時です。勿論、道の駅は開いていませんが、トイレ休憩、そしてここでの大事なことは、朝食用のお弁当を頂くことでした。地元のお店の方が、名物と言う鶏めしを作ってバスに運び込んで下さいました。まだ温かいです。ここは大太鼓で有名な所とか、大きな太鼓会館が建っていました。
 ここの地図です。黒い線が能代と大舘を結ぶ国道7号線左の赤文字がここたかのすです。並行した赤い線は羽州街道だとか、右の水色の線が三代川、その少し左の細い線がJR奥羽本線、

大館町、渋谷に立っている忠犬ハチ公の生まれ故郷だと、何度もガイドさんが説明されていました。
秋田の観光地図です。この辺りはもう青森県に近い地域になります。あきたびじん、憧れますね。ガイドさんが丁度そんな雰囲気の方でした。 
バスが動き出してから鶏めしを頂きました。出来立てホヤホヤで温かく本当においしかったです。大分の鶏飯といい勝負です! 
 樹海ラインの標識と共に真っ白のドームが見えてきました。秋田杉25000本を使った日本一の大きさを誇る木造建築・木製のドームだとか。1997年完成、野球、サッカー、テニス、コンサート会場にもなる大舘樹海ドーム.。
樹海ラインを抜けて十和田湖の見える所に来ました。展望台に地図がありました。十和田湖は、青森県と秋田県にまたがる湖で、はっきりと県境が定まったのは、なんと1871年の廃藩置県以来137年目、つまり2008年12月の事、 137年目にして県境が決定したとのことです。
少しずつ霧が晴れて、十和田湖がきれいに見えるようになりました。
20万年前からこの地では大噴火が度々起こっています。典型的な二重式カルデラ湖で海抜400m、周囲は約46km、湖は最深326.8mと大きさは日本で12位、深さは日本で3位の美しい神秘の湖と言えます。
十和田湖・子ノ口から焼山までの約14kmの流れが奥入瀬渓流。
十和田湖と奥入瀬渓流は、十和田八幡平国立公園を代表する景勝地です。 
発荷峠からの十和田湖の眺めは最高です。遠くには八甲田山も眺めることが出来ます。私たちが着いた頃、ようやく八甲田山にかかった雲が退き初めて姿を少し見ることが出来ました。8時45分です。 
 秋田港から走ってくれている秋北バス(株)の秋北観光バスです。秋田県北部の意味でしょうが「しゅうほく」バスと呼ぶようです。
バスで十和田湖のすぐ近くまで連れて行ってもらい、30分ばかり散策です。
私たちはすぐに十和田湖の水に触りたくて、水際へ行きました。とてもきれいな波打ち際です。 
「特別名勝天然記念物十和田湖および奥入瀬渓流」とこちらにも古い標識が建っています。
 そして後ろに見えるのが有名な高村光太郎の手による「乙女の像」です。
  この「乙女の像」のブロンズ像は十和田湖国立公園指定15周年を記念して、彫刻家であり詩人でもある高村光太郎が多くの人の切なる願いと趣旨に賛同して完成まで1年余りかけて心を込めて制作されたそうです。昭和28年に建てられ、高村光太郎の最後の作品になりました。
顔は、妻の智恵子さんだとも言われ、完成まで弟子にも見せることが無かったとか。
 高さ2.1mの2人の裸婦が左手を会わせ向かい合っており、そこには延びて行く三角形が認められる。三角形は無限性をあらわし、十和田湖の大自然の素晴らしさが永遠に、の願いがこめられている。
国立公園指定15周年記念事業として、十和田湖や奥入瀬を世に広く紹介し、国立公園指定に功績のあった、文人大町桂月、当時の青森県知事武田千代三郎、地元村長の小笠原耕一の3氏を称え、1953年(昭和28年)に十和田湖畔・御前ケ浜北端に建てられた。 
作者の光太郎が「乙女の像」に対して書いた思いも彫られていた。
十和田湖の中には大小幾つかの島もあるようで、この島も、岩が斜めに走る、やはり火山の遺物だろうと思われる面白い形の島でした。
美しい湖面を遊覧船が滑って行きました。時間があったら乗ってみたいなと思いました。 
バスを止めた近くのマンホールのふたです。十和田湖を滑る遊覧船、湖に突き出た二つの半島のどちらか?おもしろい図柄です。
青森リンゴを使ったお菓子がいろいろ売られていました。その中でガイドさんがとってもおいしいですよ、と進めてくれていた「リンゴスティック」そして夫が見つけた「奥入瀬飲むヨーグルト」どちらも青森産でした。 丁度良いおやつになりました。
今度は奥入瀬渓谷を歩くために、 バスで移動です。公園やペンションのような建物など、時間をかけてのんびり過ごしてみたいきれいな所がたくさんありました。
バスの窓から木立を通して美しい渓流が見えてきました。奥入瀬 渓流です。さあ、流れに沿って歩きます。夫がとても楽しみにしていた所です。
荷物はバスに置いて、小一時間のハイキングです。出発はこの銚子大滝です。(続く)
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