2009年12月12日:第2回日韓次世代交流映画祭in 別府
昨年に続いて第2回目です。別府ビーコンプラザで開かれました。映画祭は昨日から開かれています。今回は名古屋からも友達が参加しました。他にも東京方面からの参加の皆さんもとても多いようです。
主催は実行委員会、下川正晴(大分県立芸術文化短大教授)ディレクター。特別顧問のキム・ジョンウォン氏(韓国映画評論家協会創設メンバー)九州一円の研究者による「学術理事会」、30歳前後の映画祭コーディネーター(約10人)、韓国人留学生を含む各大学からの「学生理事会」「学生運営委」を中心に、各スタッフが映画祭を企画・運営します。

私は12日の午後から参加しました。
舞台正面には美しいお花も飾ってありました。
今回のメインゲストは、韓国人気No.1の国民的俳優アン・ソンギさんです。
午後13時15分からは特別トークショー「アン・ソンギ、アン・ソンギを語る」
1952年生まれのアン・ソンギさんは、5才から映画出演、映画生活50年になられます。出演される映画ごとに違ったキャラクターを演じられています。
今回のもう一人のゲストのパク・チュンフンさんと競演した「ラジオ・スター」(2006年)という作品の最終カットのエピソードを手振りを交えて話される。


最終場面、ラジオスター(パク・チュンフン)が雨の中、ギターを弾く場面、マネージャー(アン・ソンギ)が傘をさしかけて、画面を割って入りツーショットで終えることが出来た・・・・と笑顔で話された。
アン・ソンギさんの映画生活を年代ごとに区切っての質問形式ですすめられて分かり易かった。ベトナム語を専攻されたアンソンギさん。軍政時代は映画制作にとっては辛い時代だったとか。それでも、映画を続けて来られて、今は素晴らしい国民的俳優と言われるまでになられている。これからもさらなる活躍に拍手を送りました。
その後、アン・ソンギさんの映画人生の転換点となった映画「人情事情お構いなし」(1999年)上映
今回のゲストであるイ・ミョンセ監督
出演:アン・ソンギ、パク・チョンフン、チャン・ドンゴン、チェ・ジュウ
17時10分からは「総合シンポジウム」
さっきまでスクリーンを走り回っていた刑事役のパク・チュンフンさんが登場、会場から大きな拍手が興りました。

左から映画評論家のキム・ジョンウォン(映画祭特別顧)俳優パク・チュンフン、司会の下川正晴(大分県立芸術文化短大教授)ディレクター、映画祭コーディネーター司会パク・ウネ、小栗康平監督、イ・ミョンセ監督
ゲストの皆さんが見るアン・ソンギを語られます。キム・ジョンウォンさんは、アンソンギさんのいろんな役を演じられる素晴らしさと変わらぬ素晴らしい人間性について語られました。
パク・チュンフンさんは、たくさんの映画で共演されています。とても尊敬する俳優です、しかし、目標ではありません。私とはキャラクターが違うからと、違うキャラクターがぶつかるから面白い映画になるのだと思いました。
小栗康平監督は、80年代から韓国の映画人と一緒に仕事をしてきている、今回の上映作品は「眠る男」(1995年)韓国の国民的俳優のアン・ソンギさんに寝ているだけの役を演じてもらって失礼にならないかといろんな人に聞いて回ったと話された。美しい人に寝てもらいたかったので気持ちよく受けていただけてうれしかったそうです。
先ほど、見た映画「人情事情お構いなし」のイ・ミョンセん監督は、この映画出演に際してのアン・ソンギさんに関する秘密のエピソードを話してくださる。制作発表会の当日になっても、まだ出演するとの返事がなくて、これはどうしたものかととても案じたとのこと。
共演のパク・チュンフンさんも、このお話は知らなかった・・・制作発表会で、挨拶されたアン・ソンギさんのお顔がとても暗かったのはそんな事情があったのですか、と大笑いをされています。

とても和やかな雰囲気で、夫々に立場からアン・ソンギさんを語られました。
総合シンポジウムが終わって、ステージを降りて来られて気さくに話してくださるパク・チュンフンさん。後で、一緒に写真を撮りましょうと約束してくださる。
19j時30分より「歓迎レセプション」です。別室に移ります。たくさんのテーブルが準備されていて、ステージにはイ・ボムスさん私設日本ファンクラブからのお花も飾られています。

スタッフの大学生が韓国語、日本語で開会の。
開会の最初は、映画祭オープニングビデオが流れました。これは韓国で映画を学ぶ植田二郎さん(韓国東国大学映画学科2年)の作品です。

アン・ソンギさんへのインタビュー場面
第29回韓国映画評論家協会賞にて「男優演技賞」を受賞したイ・ボムスさんの映画「キングコングを持ち上げる」の一場面です。

この『第29回韓国映画評論家協会賞』を映画「国家代表」の監督として受賞されたキム・ヨンファ監督、「男優演技賞」で受賞されたイ・ボムスさんが、副賞?の形で今回の映画祭に参加となりました。
ゲストの登場を拍手で迎えます。アン・ソンギさんと奥様です。とても美しい方でした。
続いてイ・ボムスさん、キム・ジョンウォンさん、キャップ姿はキム・ヨンファ監督です。
ステージに並ばれたイ・ボムスさん。思ったより小柄でした。そして、鍛え上げた体がスーツの上からでも感じられます。ヘアスタイルがとても可愛いです。
左からキム・ジョンウォンさん、イ・ボムスさん、パク・チュンフンさん。どなたも個性的ですね。
左はアン・ソンギさん、キム・ヨンファ監督です。本当に若い監督さんです。
会場はとても多くの方が入っています。遠くは埼玉から、東京から参加の方々も多いようです。
キム・ヨンファ監督のファンという方から見せて頂いたTシャツです。監督の作品「国家代表」韓国上映800万人越えの記念品です。ソウルへこの映画を見に行ったら、頂けたそうです。
お楽しみ抽選会でキム・ジョンウォン映画評論家のサイン色紙が当選した友人を囲んで記念写真。
21時、レセプションはお開きとなりました。

アン・ソンギさん、パク・チュンフンさんと一緒に写真を写したり、イ・ボムスさんや、監督さんたちと握手をしたり、おいしくご馳走を頂いたり楽しい時間でした。また明日も楽しみです。

今日のアルバム


左からアン・ソンギさん、パク・チュンフンさん、キム・ヨンファ監督


左からキム・ジョンウォン評論家、小栗康平監督、イ・ボムスさん、イ・ミョンセ監督


イ・ボムスさん


イ・ボムスさん
続く