タイ・カンボジア旅行記録その2:2009年12月7日:バンコク~アユタヤ~バンコク
今朝は7時出発とのことで、朝は早くに朝食を食べに行きました。ホテルのバイキングレストランです。ここにも美しいブルーのクリスマスツリーが飾られています。
タイ風、中国風、洋風の料理がたくさん並んでいます。フルーツもたくさんあります。このコックさんたちは、ワッフルを焼いています。
さあ、まもなく、今日の活動開始です。今回の旅行のメンバー勢ぞろいです。今日は船旅で、古都のアユタヤまで行きます。とっても楽しみです。
出かける前に、トイレへ、手洗い場があまりにも美しかったので、カメラでパチリです。
今日は船に乗って、アユタヤまで行きます。船着場までは車です。朝、7時、街は活気に満ちた活動が始まっています。
お揃いのベストを着た若者と、バイク。これは、バイクタクシーです。道理で、たくさんのバイクが二人乗りで走り回っていると思いました。若者には手軽で便利なタクシーだそうです。
船着場の近くにきました。ショッピングモールです。やはりツリーが飾られています。そして、入り口の横には、珍しい飾り物が置かれています。
これは、守り神だそうです。毎日、お掃除をして、お花やお供え物をして、お祈りします。ああ、日本のお稲荷さんのようなものでしょうか?なんて一人合点してました。
この大きな写真は、タイのプミポン国王(ラマ9世)の肖像です。今年82歳になられた国王のお誕生日が12月5日、父の日となっています。今日までタイは祝日です。町のあちこちに、このような国王の肖像が飾られていました。黄色はタイ国王の色です。国民が敬愛する国王の体調がとても気になっているタイ国民です。
チャオプラヤー川に来ました。対岸も高層ホテルがたくさん建っています。ここはシェラトンホテルの川を見下ろすデッキです。朝は川風が気持ち良いです。
船の時間まで、のんびりと、川を眺めたり、おしゃべりしたり、過ごしました。
さあ、クルーズ船が来ました。制服の船員が、挙手をして出迎えてくれています。
バンコクからタイの古都・アユタヤまで3時間の船旅です。
窓外には、いろいろな珍し形のお寺が次々と眺められます。
タイの王宮・エメラルド寺院王宮の敷地内にあり最も格式の高いお寺で、1782年に建てられた。船から見るながめも素晴らしいですが、また機会があったら、宮殿の中へ入ってみたいと思った。
この塔は、三島由紀夫の小説で有名になった「暁の寺」です。正式にはワット・アルンラーチャワラーラーム
船の先端に出てみました。ここにもデッキがあり、日本の若者が、のんびりと川風を受けながら、座っていました。しかし、もう日差しが強くなり、急いで船室に戻りました。
船室で案内をして下さる女性のタイシルクの洋服が美しくて、写真を撮らせて貰いました。
ウエルカムティータイムです。紅茶にクッキーが添えられています。
やがて、飲み物の注文を取りに来ました。グラスワインをお願いしましたら、ピーナッツがたくさん付いてきました。皆でカリカリとおいしくつまみました。
ランチタイムになりました。船室を1階に下りて行きます。たくさんのお料理がきれいに並んでいました。
思い思いにお料理をとって頂きます。
ここは、デザートフルーツコーナーです。上段のお皿に乗っているのは、ディスプレイかと思っていましたら、伝統菓子とのこと。練り物で唐辛子の形をしていますが、甘い砂糖菓子でした。中皿はフルーツ、下段は、砂糖菓子みたいです、どれも甘いです。
お隣のテーブルのココナツジュースが珍しくて、一つ、注文しました。ジュースが一杯入っています。皆で一口ずつストローで飲んでみる、思ったより甘くておいしかったです。
その間も、川の両岸にはたくさんのお寺が次々と現れます。船着場、また高床式の民家もあります。
チャオプリャー川をのんびりと下るのが、夢でした。この船は上っているのですが、大きな船で、乗客も少なく本当にリラックスしていられます。下りは、人で一杯になるので、上りにしましたとガイドさんの言葉でした。
お食事を愉しんでいるうちに、目的地に着いたようです。3時間、長いと思っていましたが、あっという間でした。もっと乗っていたい気分です。

ここからは車に乗り換えて、アユタヤまで走ります。
黄色いリボンで美しく飾ったところへきました。バンパイン離宮です。現王室も、利用なさるという離宮です。
アユタヤ王朝によって、17世紀頃に造られた離宮は、ビルマに滅ぼされ、その後、現チャクリー王朝のラーマ五世が現在の宮殿を造営(1889年)しました。

ブーゲンビリアが美しい。
白い建物は、船着場のあるパレス、
プラ・ティナン・アイサワン・ティッパイートというタイ様式の建物でラマ5世が涼をとるために建てた建物である。
見晴台、塔の3階まで螺旋階段を登りました。周りの景色が美しかったです。
プラ・ティナン・ウェーハート・チャムルーンという中国風の赤い建物、この建物は中国人から寄付されたもので雨季や冬季の住居に使われた。中にはラマ5世の会議室があり、その前の広間の壁の上部は木彫りで三国志や西遊記の場面が飾られていた。2階は王の部屋があり珍しい人力エレベーターがついていた。
像の親子の姿に造られた植木が可愛い姿です。近くでは親子連れが楽しく遊んでいた。
見たいと思っていたゴールデンシャワーの花です。タイの国花ですが、やっと見つけた花、今は時期じゃないようです。
豪華な離宮を後にバスは14世紀中ごろから18世紀頃までの頃、多くの日本人が住んでいたという日本人村を通りました。最盛期には1000~1500人の日本人が住んでいたと言われる。
ワットヤイチャイモンコンはアユタヤーの初代の王様ウートーン王が、1357年に建立したといわれています。
大きな涅槃仏がいらしゃいました。
ガイドさんが蓮の花と、線香を買ってきてくれました。現地の人に習って、お参りをしました。
2センチ角位の金箔がついてきます。これは、仏様の身体に貼ります。自分の体の痛い部分と同じ所に貼ると、良くなるとか。こうして灰色の仏様が金箔塗りの仏様になっていきます。写真の右端が金箔を貼られている仏様です。
気温は35度ほどあります。とても太陽がまぶしくて、クラクラします。空気も乾燥しています。今のタイは、
ユネスコの世界遺産にアユタヤ歴史公園、アユタヤ王朝の遺跡群、周辺の遺跡と共に「古都アユタヤ」として登録されています。

ワットヤイチャイモンコンは境内中央部の仏塔が有名です。仏塔の石段は昇れます。仏塔の入り口の白い服が夫です。
仏塔に登った夫が境内のたくさんの坐仏像を写してきました。観光客がたくさんきていましたが、坐仏像の周りは厳かな空気が流れています。

ワット・マハタートです。1374年ボロムラーチャー1世により建築が始められ、ラームスエン王の時代に完成しました。

1767年にクメール様式の仏塔を含めビルマ軍によって破壊され、その際境内にあるほとんどの仏像の頭も切り取られてしましました。現在も胴だけの仏像が痛々しく残っています。

切り取られた仏像の頭が、木の根っこに挟まれて残っています。タイの人々はとても大事に守っています。写真を写すのも、気をつけて、とガイドさんから注意を受けます。何だか忘れられない光景です。

ワット・ナープラメーンこちらはアユタヤーがビルマの占領を受けた際も破壊されることなく、現在まで残っているアユタヤーでたった一つのお寺です。実際はミャンマーが征服した際にこの僧院を砲台の拠点とし、アユタヤー中心部を砲撃したためこの寺だけ破壊から逃れたそうです。
象に乗って、観光も出来ます。近くで見るとやはり象は大きいです、象の横を車が走りますが、落ち着いて歩いています。慣れているのでしょうね。
たくさんのワット(寺)塔を見て歩き、名前が分からなくなりました。ワット・プラ・シー・サンペットだと思います。1491年に建てられた王族の守護寺院。王の礼拝堂として王族の儀式に使用されていました。この寺院もまた、1767年ビルマ軍により破壊され、16mあったという金で覆われた仏像も金を奪われた後、壊されてしまいました。つり鐘の形をした仏塔(チェディ)はスリランカ形式。
行きたかったアユタヤに行けて本当にうれしかったです。

バンコクへは、車で1時間ほどで帰ってきました。免税店でお買い物です。
免税店では、タイの民芸品などを見て回りました。そして、おみやげのクッキーやチョコレートなどを買いました。
その後、フードコートへ行って、好きなお料理を注文して、皆さんで夕食を食べました。一枚のカードで、全てのお店でお金を使わずに注文が出来ます。帰るときに、出口で一括清算します。とても便利です。
夜になると、本当に人が多くなります。基本的に外食のタイでは、夕食時が大賑わいになります。

私たちは電車でホテルへ戻ります。ここで大変なことになりました。満員の電車で、二手に別れてしまいました。電車を降りたら、他の3人が居ません。これは大変、駅員さんに聞くと、私たちのホテルはもう一駅先だとのこと。急いで次の電車に乗りました。

そして歩いてホテルへ帰りましたが、まだ3人が居ません。暫くしたら、タクシーで帰ってきて一安心。私たちを探して心配をしたそうです。心配をかけてしまって、ごめんなさい。
前へ 続く