2009年2月9日:ドキュメンタリー映画「ご縁玉ーパリから大分へー」

今年のお正月2日、パリからやってきたエリック・マリア・クチュリエさんのチェロコンサートがありました。その時に、山田泉さんと、エリックマリアさんのご縁を記録した映画の再上映があると聞きました。

今日、見に行ってきました。久しぶりのシネマ5です。
自らのガンの体験を通して「いのちの大切さ」を伝え続けていた大分の山田泉さん、再発を告げられ、最後の旅行と思って出向いたパリで1人のチェリストと会う。

その人がエリック・マリア・クチュリエさんだった。彼のチェロを聴いてとても幸せな気持ちになった山田さん、別れる時、またご縁があればと五円玉を手渡した。
その五円玉を持って、その年の暮、彼が大分へやってきた。そして、山田さん家族や、縁の人たちに会う。ホスピスで、また聖ヨゼフ寮の子ども達へチェロの演奏を通して”奏でる歓び、生きる歓び”を交わす事が出来た。

そのご縁でまた彼は大分を訪れ、そして、新年の由布院でのコンサートとなりました。
このドキュメンタリー映画の初上映は昨年の11月大分のここシネマ5から。そして、その最終日、山田さんは帰らぬ人となられました。でも、その心は、出会った人々全てに、また、縁を持った人全てに受け継がれていることと思います。
シネマ5の映画館ロビーには、清潔なひざ掛け、クッションが用意されていました。その気持ちがとても温かですね。

チラシの写真左から、聖ヨゼフ寮での演奏、五円玉、そしてパリの街です。
どうかまだご覧になっていない方は、是非、見て頂きたいと思います。