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2006年3月15-18日:ドイツのクラウスさんに会いに龍野へその1
古くからのEメール友達のドイツのクラウスさんと佳英子さんがただいま日本旅行中、明日は私のふるさと・龍野に来られるというので、二人で会いに行くために西大分港からダイヤモンドフェリーに乗りました。
15日:大分から神戸へ向かうフェリーの甲板です。西大分港を出てまもなく、夕陽が瀬戸内海の島々を真っ赤に染めています。
16日:朝の5時半、まもなくフェリーは神戸六甲アイランドに接岸します。まだ真っ暗です。
まだ時間が早過ぎるので開港(2月15日開業)したばかりの「神戸空港」を見るために六甲アイランドからポートアイランドにやってきました。
あいにくと、今日は見学用の駐車場は閉鎖されているということで道路端に車を停めて記念写真だけ撮りました。風が激しいです。
神戸の町に戻ってきました。ポートタワーの隣に建つのはホテルオークラです。
朝食を食べにきましたが、まだ早過ぎました。ロビーでしばし休憩です。平山郁夫さんの松林の絵が素晴らしいです。
7時、やっとレストランに入ることが出来ました。ミルクティーがおいしかったです。
その後、車を走らせて、龍野の実家に行きました。座敷のこの飾りたんすを見ると何故かホッとします。
竜野市は昨年の10月に市町村合併でたつの市になりました。市域も従来の倍ほどにも広くなりました。記念に「変わり雛と共に見る「たつの」展が開かれていました。右上の写真が「たつの市開市開庁式」記念写真です。
午後2時、JR本竜野駅へクラウスさんたちを迎えに行きました。元気にローカル列車から降りてきたクラウスさんです。
龍野は、佳英子さんが昔、巡業相撲などを見に来たことがある懐かしい地だそうです。龍野での希望は「醤油工場見学」でした。母に予約を入れてもらって「ヒガシマル工場」を見学することになりました。
工場のすぐ側には私の祖母の家がありました。とても懐かしい工場です。私も子どもの頃に社会見学で来たことがあるように思いますが、今回の見学はとても楽しかったです。
赤穂から送られてくる塩の袋です。袋の横に見える穴に塩を入れて、塩水を作ります。
醤油の材料です。昔から何故、龍野が醤油の産地になったのか、揖保川の伏流水と赤穂の塩、播州平野の麦、米に恵まれていたからです。ヒガシマル醤油(株)は創業は天正年間1580年ごろだそうです。
大きなもろ味の桶です。半年この中で熟成されておいしいお醤油になります。
日本食の大好きなクラウスさんもお醤油の出来る工程には興味がありました。たくさん陳列棚に並んだ醤油製品です。
こちらは粉末の製品です。いろいろたくさんの種類があります。
工場見学の後は、映画を見せてもらい、なおなおよく分かりました。親切に案内をして下さった藤原さん

大雨で建物の写真が写せなくて、パンフレットを写しました。
今度は、「うすくち龍野醤油資料館」に行きました。赤レンガの由緒ある建物です。館長の正田さん自ら案内して下さいます。
先ほどは、オートメ化された人のあまり居ない清潔な近代工場を見てきました。ここは、それ以前の醤油造りのあらゆる資料が揃っています。
江戸時代のお醤油を売っていたお店が再現されていました。珍しそうにクラウスさんはお客様になりました。
もろみを絞るのも人力でした。もろみや醤油を入れるのも一つ一つ手作りした桶、樽です。樽作りの様子を再現して下さる館長さんです。ビデオをごらん下さい。
この資料館が出来る前はヒガシマル醤油の本事務所でした。丸いガラス窓、その向こうに見える瓦屋根の醤油工場、私にとっても懐かしい風景です。
思った以上に素晴らしかった工場見学でした。外へ出ると春の嵐、風雨が激しく外を歩くことが出来ません。車で龍野の美しい公園を見て頂きました。もうすぐ桜の咲く公園はぼんぼりが飾ってありました。
その夜はしんぐ荘に泊まりました。ベッドのある広い部屋があるのでしんぐ荘に決めました。
皆で食事をしながら、私たちが訪問した時、案内していただいたドイツの話で盛り上がりました。
mie441 続く