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2003年8月6日:とうとう最終日になりました
いよいよ今日は帰る日です。子ども達も宿舎の荷物を大人の部屋に運びました。
そして6時半、体操です。全員が芝生に出ました。指導して下さるのは、デンマーク体操を現地で学ばれた先生です。やっぱり朝の空気を一杯に吸うのは気持ち良いものです。
体操の後は、農場の畑へナスの収穫に行きました。これは何?なんという野菜?と先生やお兄さん、お姉さんに聞きながら、色々な野菜を見ました。
朝食の後は、炭出しです。

来た日に入れた竹が炭になっているとうれしいですが、
今回の子ども達のために新しく築いた窯は、まだ2回しか焼いていなくて、状態がつかめていないので、ちょっと心配です。と炭焼きの係のお兄さんと先生の言葉です。
子ども達が協力して竹べらで窯の火口を開けていきます。最後はお兄さんが重い石の蓋を除けました。
ああ、残念!と先生の声、竹はまだススがついただけで竹のままです。
ああ、本当にまだ竹のままです。
残念!と手にとって、じっと見ている子もいます。1本記念にもらって帰ることにしました。
もしもの場合を想定して、大きな窯でも竹炭作りをして下さっていた先生とお兄さんたちでした。大きな窯を開けてみました。

見事に炭になっています。お兄さんが窯の中に入って真っ黒になりながら、次々と炭を出してくれました。
少しずつ記念にもらって帰ります。

高等科のお姉さんがこれからの予定を説明しています。解散後、それぞれがお世話になった建物のお掃除をしました。

研修会参加者全員で記念写真です
部屋に入って学園の先生からお話を聞きました。引き続いて羽仁もと子著作集「子供読本」からの読書の時間です。
ぐいぐいと惹きつけられるお話で1時間半という時間を子ども達は熱心に聞いていました。
家庭に帰っても、この那須のことを思い出してヨクミルヨクキクヨクスル子どもでいましょう、
とうとう、閉校式になりました。
子どもたちと一緒に暮らした自由学園高等科のお兄さんお姉さん、先生、那須農場の幼方先生からお話がありました。
今、日本も考える時がきています。那須のような農村の佇まいを大切にすることがとても大事になっています。また農場に来て下さい、と話して下さいました。
荷物をまとめて、お迎えのマイクロバスに乗って夫々、帰っていきました。
台所の掃除をしてから、大人と学園の皆さんとの反省会、そして、私は飛行機の時間が迫るので、皆さんより一足先に帰りました。まだまだ片付けが残っているので、申し訳のない気持ちでした。
那須塩原駅でお土産を買いました。那須御用邸がある関係でしょう、おまんじゅうの名前は「御用饅頭」でした。

飛行機は無事に大分空港に着きました。疲れたけれど、色々考えることの多かった研究会でした。
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