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2001年アメリカ・ドイツ旅行の記録


2001年10月3日:ワシントンのオールドタウンへ

今朝はパンとサラダの朝食にしました.その後,ホームページを作ったり少しゆっくりしてからタクシーで塚本氏と一緒に出かけました.行き先はアレキサンドリア.ワシントンのオールドタウンと言われている所です.ポトマック川を渡り,少し走ると修理中のペンタゴンが木立の間から見えました.たくさんのクレーンが見えます.ここに飛行機が突っ込み多くの方が亡くなられたかと思いますと,本当に見るのも辛いものがあります.
アレキサンドリアの町並みは赤レンガの古い建物が緑の中に見える素敵な街です.至る所に星条旗が揚がっています.


そんな古い古い家並みの一つのドアを開けました.中は思った以上に広くて部屋が次々とあります.そしてそこには,このような素晴らしい東洋美術の数々が並んでいます.この棚は東洋の仏像などが並んでいます.東洋問題に詳しいサンダースさんの事務所です.


この棚は本当に珍しい,「踏み絵」と十字架の入った刀の鍔です.そして壁には古地図が貼ってあります,ブンゴと書いた地図もありここからきましよ,と話しました.隣の部屋の壁にはアメリカインデアンの手工芸の数々が飾ってある,どうしてこんなに次々と部屋があるのかと思ったら,古い家を3軒つないで広い家にしてあるそうです.どの家も築後200年程.古いものをとても大事にするお国柄です,そして景観保存で改修もいろいろと制約があり難しいそうですがそれだからこの街のオールドタウンとしての風格が保たれているのだと思いました.


やがておいしいランチをごちそうして下さるというので3ブロックほど先のお店に行きました.ここも観光客などが減ってお客様が少なく簡単に予約が取れたそうです.左のお料理は白身魚のダンプリング.ロブスターソース,ふわふわの白身魚のお団子がとてもおいしい.右のお料理はソフトシェルクラブのサラダ,かには割いてあるので殻のまま食べますがシャリシャリと本当に柔らかくておいしい,不思議な味です.


サンダースさんのモンゴルや台湾のお話などいろいろ伺いながらの楽しい食事でした.デザートはウエイターおすすめのアップルパイがとてもおいしかったです.


また事務所に戻ってきてコレクションの続きを見せて頂きます,日本の打掛や帯もありました.ここはサンダースさんのデスクです,次官をなさっていた時の執務室にあった旗などを飾っておられます,とても立派でした.


東洋の美術品,古地図などを取り扱っておられるサンダースさんが記念に中国の切り絵とモンゴルの帽子をプレゼントして下さって記念写真をとりました,.


それでは,と車に乗って街を案内して下さいます,ワシントンDCが首都となる前にワシントンが住んで首都となっていたのがアレキサンドリアだとか.ワシントンが住んでいたという可愛い家です,今も普通の人が普通に暮らしている250年前の家です.


この塔がある素敵な建物はシティホール,噴水やお花がとてもきれいでたくさんの人が休んでいました.


消防署です.こちらは少し新しい建物で隣に古い消防署がありそれに似合うように建て増しをしてあります.消防署の入り口上部には大きな太い黒のリボンが飾られていました.


250年前のままの石畳の坂がありました.ころころの石が敷き詰めてあります.そこに止まっていた車と記念写真です,ナンバープレートには「Old Town」と書いてありました.


そろそろワシントンDCに帰ることにしました,タクシーに乗り,ポトマック川の見える所まで連れて行ってもらいました.ワシントンの時代は川が交通の重要な役目を果たしていたと聞きました,今は大きな遊覧船が停泊していました.


アパートに帰ってきて休憩,夕方になり今度はジョージタウンへ出かけました,これはタクシーから写した夕暮れの貯水池です.


今夜はとてもおいしいと言われる日本料理の小さなお店「まこと」で夕食を頂きました.予約を取るのは至難の業という知る人ぞ知るというお店だそうです.たちまち満席となり日本人は私たちだけ,カウンターの中では日本人の寿司職人が握っていました.


おまかせコースを選びましたがこれはきれいなお料理「柿の白和え」です.皆さんは白和えだけ食べていましたが私たち3人は器になった柿も全部おいしいおいしいと食べました.


留めはおそば,おろし,山芋,山菜と夫々の好みを頼みました.ワシントンDCの古い街ジョージタウンでこんな完璧な和食を頂くとは思いませんでした.ごちそうさまでした.

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