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2000年2月3日、はぎれでおもちゃを作りましょう。 by Mie

私はたくさんのはぎれを持っています。きれいな布は、捨てるには勿体無くていろいろ取ってあります。私の友達も大体、同じようなことを言っています。それらを使っておもちゃを作りましょうと、友の会で相談をしました。私もはぎれを出してきて、花ボールを作るための準備をしました。
たくさんの人で一緒に勉強をしようと、友の家で山田さんを中心に講習会をすることになりました。

そして今日は講習会当日でした。受付で受講料、材料費を出して、おもちゃの材料を受け取ります。
受け取った袋の中には、3種類のおもちゃが出来る材料と作り方のプリントが入っています。

夫々、中味が入っているか、各自確かめました。
10時、講習会が始まりました。「お母さん手作りのおもちゃで子供と遊べるのはとてもいいこと、また作ったおもちゃをプレゼントにしたりと、手作りの輪を広げましょう」と山田さんが話されました。

まずは、軍手で作る「にわとりさん」の講習です。荒巻さんが、作り方を説明しました。私もかわいいなといつも思って見ていたので、今日はそれが作れるのでとても楽しみです。早速皆で作り始めました。
軍手を型紙に合わせて、切って、ミシンをかけて綿を詰めてめんどりを作ります。
見本のにわとりを見たり、隣の人と見比べたり、楽しい作業がどんどん進んでいます。

真っ赤なフエルトのトサカをつけていきます。目は黒い小さなボタンです。
今日は、21人が講習会に参加しています。中には母子で出席した人もいます。針仕事なんてしたことが無い、といいながら、楽しそうに頑張っていました。
 

お昼頃には、次々とかわいいにわとりが出来上がります。体の下からは軍手の指で作った卵が4個も出てきます。そして羽根の中にはひよこを二羽も抱いています。軍手は捨てる部分は少しもないんですよ、全部使います。このにわとりさん、とってもかわいいでしょう。

次は花ボールの作り方を皆さんに説明をしました。材料は、化繊綿100gと型紙に合わせて切った布・大小各12枚です。山田さんに手伝ってもらって私が説明をしています。花ボールは赤ちゃんの小さな手でも握れるので、なかなか好評です。汚れたら洗濯機で洗えます。小さな縫い目で丁寧にしっかりと作りましょう。

受講生の皆さんは熱心に私の手元を見て下さっています。ちょっと緊張をしました。

大小の布を縫い合わせて化繊綿をしっかり詰めたものが12個出来上がったら、それを丈夫な糸で一度に縫い合わせてまとめます。
そして4個ずつ頂点を綴じ合わせたら花ボールの出来上がり!


次は山田さんが「お話バッグ」の作り方を説明します。これはかわいいバッグに指人形が入っています。子供とお出かけする時などに持って出ますと、電車の中など、子供が退屈した時に、このお人形を指にはめて、子供と創作でおしゃべりして遊んだりするととっても興味を示します。夢の広がるおもちゃ。いつまでも子供の宝物になるバックです。
 

左はこのお話バッグを作る材料です。顔の部品を拡大したのが右の写真です。目鼻をつけて、お顔に少し綿を詰めて、髪の毛をつけたり表情をつけて作ります。同じ型紙でも夫々作る人に似てくる、不思議なお話バッグです。今日は作り方を聞いただけで、製作は宿題になりました。

最期に、時間を見つけては手仕事をいつもなさっている山田さんから、そのコツを伺いました。たくさんの小箱に、夫々の材料を切り揃えていつでも針が持てるように整理されていました。今日のおもちゃの他にもお手玉、お魚釣り、布絵本、お野菜セットなどたくさんの部品が揃えてありました。私も見習ってたくさん持っているはぎれを有効に利用したいと思いました。さあ、宿題のお話バッグの製作に取り掛かりましょう。

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