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湯布院は九州の大分県にあります。まわりを山に囲まれた 小さな盆地です。 弥生時代以前(約7500年前)ここ湯布院盆地は湖だった という伝説があります。 今も金鱗湖という湖がありますが 昭和20年代までは倒映湖、銀鱗湖もありました。 豊後風土記によると、この地に多くある木から木綿を作って いたのでここははじめ木綿と呼ばれていました。やがていつ のころからか柚富郷とよばれるようになりました。 平安朝期には由布郷となり弘仁14年(A.D.823)太宰府政庁 が由布郷に倉院を設けたことから由布の院、由布院となりま した。 昭和30年(1955)に湯平町と合併して現在の湯布院町とな りました。人口は約12,000人です。 | |
湯布院温泉としての歴史は同じく豊後風土記(733年)に別府の血の池地獄、海地獄の記述があることから同じ由布、鶴見という火山群を源として湧出する温泉群としては同じ頃には温泉として知られていたものと思われるが確かな記録は全く存在しない。
年代は不祥だが一行脚僧が夢の中で弘法大師のおつげにより発見した.御夢想温泉とか、地蔵菩薩の霊感により湧出した堂本温泉とか、薬師如来の霊感による湯の坪温泉だとか湯布院は仏教との関係が深い伝説が多いのは興味深い。
しかし、大体は地元の人のみの温泉だったがその中で湯の坪温泉は江戸時代も湯治客で賑わっていた。しかしなんといってもその頃大変栄えていたのは別府温泉である。明治、大正と繁栄を続ける別府に油屋熊八という人がいた、由布院を別府の奥座敷としてVIP招待用の別荘を建てる。そして別府から長崎まで通じる九州横断道路、(やまなみハイウエー)を完成させて今日の湯布院となる。
朝霧と湯煙、緑たっぷりの自然。 素朴さの中に、どこかしらヨーロッパの片田舎の ムードも漂う。 素敵な出会いの数々、まずは自分の足でゆっくり 歩くことから始めて下さい。 |
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