Sun. 1 Mar. 1997
3月になりました。何となくうきうきとしてきます。今夜はゆふいん音楽祭でいつも演奏をして下さる宮崎大学の竹井先生の主宰なさっている中世音楽研究会の第15回定期演奏会が大分カトリック教会でありました。今年もパウンドケーキを焼いてお持ちしました。 今回のプログラムは「26聖人殉教400年」にちなんでのプログラム、1605年の長崎で日本人の手に寄って印刷された典礼書にのっているというヴィクトリアとパレストリーナの曲がメインでした。教会の祭壇の前に響く調べは本当に美しかったです。またこの夏のゆふいん音楽祭でも聞くのが楽しみです |
Wed. 5 Mar. 1997
今日は主人の59才の誕生日でした。昼前にプレゼントとごちそうの材料を買いに行って、午後から準備にかかりました。まずバースデイケーキを焼きました。今夜は主人の好きなご馳走をたくさん作りました。ピツア、ステーキ、ベイクドポテト、オニオングラタンスープ、わかめのサラダ、果物盛り合わせ、そしてケーキです。ビールと赤ワインで乾杯をしました。これからもずーーと元気で居て欲しいです。プレゼントは春のセーターにしました。 |
1月の下旬にシリコンバレーでベンチャー企業を起こしているという方からホームページを見ましたよというメールが届きました。プライベートの旅行で大分へ行くので検索ページで大分の情報を集めたとのこと、そうして今日は大分の彼の宿泊先のホテルで会っていろいろおしゃべりをしてきました。ADSL用のモデムを開発しているとか、スタンフォード大学を出てからシリコンバレーでもう20年になる、始めは道路も満足に無かったが今は3800もの企業が集まっているという。大変興味深い話が色々聞けて楽しかったです。 |
今日は部分日蝕を見ました。ここ大分では太陽の左上が欠けて見えました。何とかデジタルカメラで写してみましたがどうでしょうか。あたりは何となく薄暗くなり、小鳥が落ち着きなく騒ぎ、犬が遠吠えをしています。暫くして徐々にまた元の春の陽射しに戻りました。改めて太陽の恵みを感じました。今日は日蝕と共に珍しい彗星もモンゴルの方では一緒に見えるとか不思議な日だなと思いました。 |
3日間降り続いた雨が上がった日曜日、私たちは大分の東部をドライブしました。最初に行ったのは大分市東部清掃センターの余熱を利用した温室がある佐野植物公園。菜の花やれんぎょが満開の庭を抜けて入った温室はブーゲンビリヤや蘭の花の咲き乱れる南の国でした。大きなサボテンやヤシの木が繁りうれしくて何度もまわって見ました。また車に乗って大分県の東の端、佐賀の関の関崎海星館に行きました。巾14Kmの豊予海峡を挟んで四国が目の前です。口径60cmの反射望遠鏡があり説明を聞きながら天体の観察が出来ます。太陽のプロミネンスを見ることが出来ました。今、日本に近づいているヘール・ボップ彗星もよく見えるそうです。ここのホールには定点カメラが置いてあっていつでもこの素晴らしい大分の海を、インターネットを通して見ることが出来ます。海岸は椿が満開の春でした。 |
お彼岸の今日は「お日柄もよろしくて」ということで、わがゆふいん音楽祭のスタッフの青年の結婚披露宴が執り行われる。招待状を戴いてからこの日を楽しみにしていました。披露宴の会場は湯布院の山水館、ロビーに入ると今日の主役の天本君がタキシード姿で飛んできて嬉しい顔を見せてくれる。たくさんの招待客、 私たちはゆふいん音楽祭の運営委員のテーブルに坐る。委員長の加藤昌邦氏、奥様の真樹子さん、会計担当の佐藤氏、裏方でいつもお世話をして下さることこと屋の美砂子さん、事務をテキパキ処理して下さる小野直子さん、そして私たち夫婦。皆さん夫々個性的にうれしさを身に纏っていらっしゃる。お仲人さんは中谷健太郎氏ご夫妻、ご両人の紹介、祝辞、お祝いのお謡、舞、とすすみ、乾杯!あとは歓談とお食事、新婦は背の高い素敵な方、どうかお幸せにと祈る中、素晴らしい披露宴は終わりました。春の遅い湯布院は梅と桃が一度に咲いて美しい早春でした。 |
Wed. 26 Mar. 1997
主人が会社から帰って来るのを待って、ヘール・ボップ彗星を見に近くの高台へ行きました。太陽が沈んで山の端がだんだん暗くなり宵の明星が見えて来ました。北西の空にぼーーと霞んだ星、それが彗星でした。思ったより上空に見えます。暫くすると空がだんだん暗くなり彗星の尾が長くひいているのが肉眼でも良く見えました。双眼鏡で見ると彗星の前面が明るく、そして長く引いた尾がはけで描いたように見えます。 家に帰ってきて食堂の窓を開けると家の前の竹薮の上にはっきりと彗星が見えました。4200年に1度の彗星とのこと。本当に貴重な体験が出来ました。 |