11月8日、9日
'97PCカンファレンス九州が大分大学で開かれました。
第8回目?だかの今大会のテーマは「ネットワークが拓くキャンパスと地域」
~~コンピューター利用の新しい方向をめざして~~
・小、中。高、大学の教育へのコンピューター、ネットワークの活用
・大学、地域におけるネットワークの普及
・最新のメーカーの情報/ワークショップ

実行委員長挨拶、大分大学教育学部 大岩教授

九州各地からの大学生や先生達が熱心に聞かれました。
質問もとても活発です。

パネルデイスカッション「ネットワークを教育に生かそう」
挨拶はコーデユネーターの大分大学教養学部の山下助教授
その右から佐賀大理工学部・近藤教授
佐賀県唐津市立志道小学校・浦郷教諭
大分県教育センター情報教育部・渡邊主任研究員
NTT情報通信研究所・仲林研究員
どうして佐賀県かというと、教育現場へのインターネットの普及率が日本一なんですね。
知りませんでした。そして浦郷教諭は小学校でインターネットを使った授業をする教科の
先生を技術的にサポートする立場の専任の先生だというのです。
そんな先生がいて下さることで、教科の先生は安心してインターネットを使った授業が出来る
仕組みになっているそうです。これからはそういう具合になっていかないと、普及していかないと
思いました。

ちなみに大分県の普及率は最下位が栃木、それから鹿児島、長崎、岩手、沖縄、福島
その次が大分、つまり下から数えて7番目なんだそうです。(ちょっといつの調査かよく
わかりませんでしたから、今は違うかもしれません、そう信じたいです)

私も意外でしたが、会場からも大分にはコアラもあるし、知事さんも熱心だのにどうしてでしょうね、
という声も上がってました。小中学は市町村が単位になるのでまた難しい所もある、しかし、
センターからもいつも、インターネットを導入しましょうと進めていますとの渡邊さんの声でした。

学校には電話が1本しか入っていないので、難しいという声もあって、ISDNになると具合がいいので
まずそこからかという声も聞かれました。電話が1本というのも知りませんでした。
インターネットは手段であって、生徒の協力とか、実地に出かけて行って調べる自主性などが
育ってとてもいいと現場からの報告がありました。


2日目の準備です。階段教室のどの机の下にも既に情報コンセント(10base-Tの端子)がついていて
直ちにインターネットに接続できます。いいですね。。


偉い先生方が集まられて、パソコン、プロジェクターなどの接続です。

2日目です。外はこんなきれいな青空にきれいな紅葉だのに、
暗幕の部屋に閉じこもってちょっと勿体無いですね。



2日目は分科会で第1分科会は学校利用の話、
第2分科会のテーマは「大学、地域におけるネットワークの普及」


大分医科大学の吉田先生(コアラ会員)の医療機関での利用の現状の報告、
役にたつネットワークという言葉が心に残りました。
この二人は左はインドネシアからの留学生のダーランさんと
中国からの張さんです。多言語ソフトの話とか、流暢な日本語で報告されました。
ダーランさんは知っている人、多いですよね。
その後は宮崎大学の女子学生の元気な発表、
「コンピューターなんて本当に必要なの会」というユニークな活動の報告。


「インターネットによって広がる生活」という題でお話をして質問に答えている所です。
何しろ、階段教室の一番下で話してますから、質問者を見上げてます。
主婦のインターネットを興味深く聞いて下さったようです。
このPCカンファレンスで女性が発表したのは今回が始めてだったそうです。



コアラ会員の文理大、赤星先生、<家庭>における情報行動と情報リテラシーと題して
インターネットの家庭利用のために実践されていることや、大分合同新聞の連載記事
などからも話をされました。

2日間、とってもきつかったですが、知らないことも一杯あって大変勉強になりました。 Mie