2008/01/15

やどり木 

ハルシュタットの「緑の家」のテラスにくくられていた木?草?なんだろう、と思っていましたら、先ほど、友人のブログで見つけました。 

今、ブログはパリから書かれています。東京の住人ですが、ネットの世界は便利ですね。PCさえあればどこに居てもブログ書けるんです。 

で、その木?草?

下の写真を見てください、これでした。そして、これを吊るす習慣はやはりクリスマスと関係がありました。 

以下、友人のブログからの抜粋です。 

おおみそかにやどり木の束を頂きました。年末年始のお飾りにはよく登場するものですが、頂いたのは初めてです。24日の夜と31日の夜はレヴェイヨン(reveiller=目を覚ますという動詞から、ディナーに始まって、日付けが変わってクリスマスや新年が来る迄、あるいは一晩中起きてお祝いする事をいう)。夜中の12時に飾り付けたやどり木(豊饒と長寿の象徴)の下でキスをする習慣があるんだそうです。


フランスがローマ帝国に征服される前はゴールといって、フランス人は今でも俺たちゃゴロワ(ゴール人。タバコのゴロワーズはゴール女の意)だぜ!みたいに威張ったりします。 

その頃のすごくチビで力持ちのアステリックスと仲良しの大男オべリックスが主人公の漫画は今でも根強い人気。彼らの村のドルイド教祭司が黄金の鎌でやどり木を刈り、伊勢エビや苺(。。。)等と大鍋に煮込んで作る魔法の飲物が彼らの怪力の秘密なのです。まあこれはフィクションですが、やどり木を月夜に黄金の鎌で刈り、というのは本当に行われていたようです。 

またネット検索で見つけた説明です。 

「12月25日のクリスマスの日に、やどり木の下であればどんな人とでも、
そこで出会った人と、Kissしてもいい」といういい伝えがあるのです。

なんだかとっても不思議な気持ちになってしまいそうですが。。。

このとってもびっくりしてしまう風習は、北欧より伝わってきています。 

「宿木」「寄生林」ともいわれるように、大地に根をもたず、冬でも枯れない植物としているところから、「不思議な力をもっていることから魔よけ」ともいわれているんです。 

やどり木は「聖なる木」とされて特に珍重されている植物なのです。

最低限、自分の足より低いところには絶対におかないようにして、地面にも絶対にふれさせないようにすることによって、「幸福・安全」とをもたらしてくれるという言い伝えがあります。
そしてこの宿り木は、名前の通り、大木(りんごやポプラを好む)の枝に住み着いています。春に黄色い花が咲くそうです。菜の花みたい~~

 チェハの緑のテラスの家に宿り木がありました。再会後、ここに来たチェハとウニョンは、テラスでダンスをして、キッスしたんでしたっけ?結ばれること間違い無しのおまじない「宿り木」があって良かったです。