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8月19日、大分の郷土料理「やせうま」が大好評、
by Mie
今日は大分友の家に市川友の会から9名のお客様がありました。私達はどんな集まりを持とうかといろいろと考えて今日を待ちました。
昼前に大分空港に着かれて、別府の竹工芸館を見学して昼過ぎに大分友の家に到着、ご挨拶の後、早速お昼ご飯を一緒に食べました。迎える大分側は12人です。
今日の昼食の献立は大村寿司、お煮しめ(大分名産の乾シイタケをメインに)佐賀の関で獲ったエソの清汁、ぬかづけ、やせうま、フルーツポンチでした。
大村寿司は、大きな木枠に入れて作る押し寿司です。これで12人分が出来ます。錦糸卵をたっぷりとのせて木の芽を飾りました。中にはごぼうと、切り干し大根と鮭が入っている変わり大村寿司です。
左の小皿にのっているのが、大分の郷土料理「やせうま」です。どうして「やせうま」なんでしょう。
昔、むかし、大分のあるお屋敷で、小さな若殿様がお腹が減って侍女のやせさんに「うま、うま」と言いました。そこで、やせさんが作ってくれたのが、この「やせうま」でした。と言い伝えられています。
とても”こし”があっておいしいと大好評だった「やせうま」の作り方です。
このこしの強さは、大分の地で出来る小麦粉「地粉」を使うことで、出てきます。手に入らない時は、強力粉を使いましょう。
地粉に塩一つまみを入れて、耳たぶ位の柔らかさに捏ね上げます。地粉は漂白されていませんので、色はちょっと灰色がかっています。
濡れ布巾をかぶせて30分寝かせます。
大きく一つまみを手に取って、両手の平でゴロゴロと丸くします。(左の写真)それから、右の写真のように、一つまみ、ちぎります。
ちぎったものを、左の写真のような手つきで、ころころと転がして形を整え、濡れ布巾の上に並べていきます。全部並んだら濡れ布巾をかぶせて10分寝かせます。
その間に、黄な粉の調味をします。甘さの加減は好みですが、黄な粉とほぼ同量の砂糖にシオを一つまみ入れました。
黄な粉の香りがプーンとあたりに立ちこめました。
寝かせておいた種を今度は、少し薄く長く伸ばしてまた10分寝かせます。その間に大なべにたっぷりお湯を沸かしましょう。
さあ、いよいよ延ばします。両手でつまんで、さあーーと引っ張るとぐんぐん伸びます。びっくりするほど伸びます。大分の郷土料理「団子汁」にする時には長く伸ばして、縦に裂いてお汁の中に入れます。
今日はやせうまを作りますので、あんまり長くは伸ばしません。30センチ位でしょうか。
よくたぎったお湯の中に伸ばしたはしから、入れていきます。グラグラと透明になって浮き上がってきたら、盆ざるにひろげてさまします。
さめたら、先ほどの黄な粉をまぶし、お皿に盛り付けて、上からまた黄な粉をかけます。ハイおいしい「やせうま」の出来上がりです。
是非、皆さんも試して下さい。
遠路はるばる、大分へ来て下さった市川の皆さんへのおみやげは、私達が野の花をスケッチした布巾です。まだまだ上手とはいえませんが、大分の自然を是非持って帰って頂きたいとみんなで心を込めて描きました。
いよいよお別れの時間です。見送る大分友の会の会員です。
市川から来て下さった皆さんです。自由、愛、協力によって女性が力を合わせて良い家庭から良い社会をつくるために衣食住子供のこと、家計のことなどを共に学び励み活動を行っている私達です。住む所は違っても同じ思いで励みあっていますので、初対面とは思えずたくさんの有益なお話を伺い、これからも素直な気持ちで励んでいきたいと強く思いました。
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