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6月5日、Igoフェスタin Oita・世界最大の囲碁対局開かれる    by Mie


第21回世界アマチュア囲碁選手権戦大分大会(6月7-11日・大分東洋ホテル)を記念して今日は、この4月に開園したばかりの七瀬川自然公園で「世界最大の囲碁対局」が行われました。
午後2時半より対局とのことで、少し早くに公園に行ってみましたら、本部席にたくさんの人が集まっています。
   

本部席のテントの中では、これからの打ち合わせの真っ最中でした。今日の対局者は、NHKの囲碁番組でも同じみの穂坂繭二段(右の写真の右端の女性)と世界アマチュア囲碁選手権戦大分県予選代表の阿部三好五段です。
解説は、大竹英雄九段と西田栄美五段です。夫は大竹九段にまじかに接して感激をしていました。
左の写真は、左から大竹九段、司会の大分ケーブルテレビの大嶋さん(立っている人)、そして大分県予選代表の阿部五段、解説の西田五段です。

いよいよ、開会式です。第21回世界アマチュア囲碁選手権戦大分大会促進協議会会長の平松大分県知事に代わって、副会長の木下大分市長の挨拶のあと、大竹九段が今日の世界最大の囲碁対局についてお話をされました。ギネスにも載るかもしれない程のジャンボな碁盤は緑の芝生に40m四方で描かれています。碁石は直径1.8m厚さ4c重さ1kgの発砲スチロールで出来ています。
このテントの中で大盤解説がありますので、観客の皆さんは、テントの方を見たり、実際の大きな碁盤を見たりします。
   

いよいよ対局が始まりました。対局者は高い櫓の上に立って、対戦をします。石の場所が決まると、大きな碁石を二人がかりで運びます。
運んでいるのは、大分上野が丘高校と大分工業高校の囲碁クラブの生徒さんたちです。囲碁の腕前も18級から6段までとなかなか頑張っている生徒さんたちです。

緑一杯の七瀬川自然公園には、たくさんの囲碁ファンが集まりました。左が大盤解説のテントです。後ろ中央と右端の赤く見えるのが対局者の登っている櫓です。その間にジャンボ碁盤、白と黒の大きな石が置かれているのが見えるでしょう?
大きな碁盤に近寄って見ました。近くだと対戦状況はさっぱりわかりません。後ろに大きなテレビ画面があって、そこを見ると様子がわかります。
   

テレビカメラや取材のカメラマンは高さ40mのクレーン車の上から撮影をしています。取材記者は交代でこのゴンドラに乗ることが出来るとか、私も上って見たいなと思いました。ヘリコプターの取材も3―4機やってきて取材合戦も大変でした。
   

木下市長さんも暑い中、あっちこっちとまわって見ておられました。また緑陰では、家族づれも楽しそうに観戦です。
熱戦の末、142手までで打ちかけとなりました。対戦者も大盤解説のテントに来られました。左から解説の西田さん、対戦者の阿部さん、そして穂坂さん、右端は大竹九段です。「今日はとてもいい対戦でした。まだこれは決着がついていません。この後を皆さんはどう打つか、是非、考えて下さい」と話されました。

これが打ちかけの盤面です。囲碁の好きな方、是非、この後の展開を楽しんで下さい。
観戦者の輪から少し離れた所でパソコンを操っている人がいました。こんな所で、、、もしや?と思って近づいて見るとやっぱり、、、ハートの帆足さんが、インターネットライブ放送を流している所でした。暑い中、長時間お疲れ様でした。
   

対局が終わって、人々が散り始めた頃、阿部五段が対局の為に上がっていた櫓に登ることが出来ました。櫓の上からの眺めは素晴らしいです。正面には、穂坂さんが登っていた櫓が見えます。下を見ると大きな碁盤が目の前に迫ってきます。側には、本物の碁盤が置かれていました。
私にはさっぱり試合運びの判らない囲碁ですが、今日の暑さは天気のせいばかりではない、集まった皆さんの熱気がそう感じさせたんだと思いました。やはり根強いファンの多い囲碁だなと思いました。明日は世界最長の囲碁大会が開かれるそうです。そちらも楽しみにしています。

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