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5月20日、湧蓋山に登りました。  by Mie

   

昨日の風も収まり、とても素晴らしい5月の晴天の日になりました。久しぶりに、本当に久しぶりに山へ登ることにしました。
国道210号線を庄内町で、南西に走ります。たちまち道は細くなり、くねくねと曲がって山の方へ入って行きます。途中、渓仙峡という、景色の良い渓谷もあります。

やがて、九重町の飯田高原を抜けて、目的の山、湧蓋山(わいたさん1500m)が見えてきました。久しぶりに来たので、登山口へ入る道がなかなかわかりません。
ようやくそれらしき道を見つけて曲がりました、、ああ、、通行止め、プライベートでした。
通りがかった人に聞いて、やっと入り口が分かりました。本当はもっと奥まで車で行けてたそうですが、心無いドライバーが牧草地を痛めるので、このような門をつけて、これ以上は車で入れないようにしたそうです。
門の手前に車を停めて歩き始めました。私たちの車と他には1台しか止まっていませんでした。静かな山になりそうです。
   

正面に見えるのが湧蓋山わいたさんといいます。九重連山の一番端で、独立峰です。姿がいいので、玖珠富士とも言われるそうです。以前は車で入っていた道を歩きます。夫はお弁当や水筒、着替えを入れた大きなリュックをしょっています。
ようやく、山道に入りました。車を降りてから1時間かかりました。
あたり一面の熊笹の原です。
杉の木がたくさん折れて、枯れています。自然のオブジェみたいですが、ちょっと痛ましい姿です。
しかし、湧蓋山に登るのに、この景色を見てしまったら、それは道を間違えたってことなんです。
何だかおかしいな?と引き返しました。
道の真中にこんな標識が置いてありました。この標識、貴方なら、どっちへ行く?と読みますか?
左へ行く!という印だったんです。山の道標は大事にしたいですね。
左へ歩いて行くと、ちゃんと標識が立っていました。本当に引き返す勇気って大事なんですね。ここからは迷うこともなく歩けました。
   

どんどん、ひたすら登ってきました。車の所から2時間かかってしまいました。風が激しく吹いて寒い!後ろに見えるのが、本当のピークです。(左の写真)風の来ない場所を見つけておにぎり弁当を食べました。もう3時ごろなんですよ。
私は、久しぶりの山登りにもうクタクタ。目の前のピークに行く元気がありません。
リュックを置いて、夫は一人で登ってきました。豆粒のように見えるのが夫(Kenさん)です。往復15分で帰ってきました。その15分が歩けないなんて。。。

その間、私はデジカメで遊んでいました。左がピークの山、眼の下は九重町です。
左端には、遠くにうっすらと由布岳(1584m)が高く見えます。
下山することにしました。とっても寒いです。しかし、熊笹の中にミヤマキリシマがあちこちに美しく咲いていました。ミヤマキリシマはこの辺りの山の宝石のような花です。これから6月初めまでが見頃です。
風が強いので、後ろの木は、風の向きに倒れそうになって生えています。
途中美しく咲いている花々を眺めたり、うぐいすやカッコーの声を楽しみながら下りてきました。
車を見て疲れた足がほっとしています。
さあ、大分の山登りの最後の楽しみは温泉に入ることです。どこの温泉にしようか、、と大分では、たくさんありすぎて迷います。今日は、湯平温泉にしました。
   

湯平の共同温泉の一つ、「銀の鈴」温泉です。側に祭ってある神様のお賽銭箱に温泉代を入れます。体がツルツルになる素敵な温泉です。
   

そして、湯上りには、ここ湯平では有名な川魚料理のお店、「嬉しの」でうなぎ定食を食べました。たれがとてもおいしかった、勿論、うなぎはふっくらとしておいしかったです。白焼きの大根おろし和えがさっぱりとしていて、珍しかったです。

久しぶりの山登りで足が痛いですが、これからもまた山に登りたいなと思いました。

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