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もう今日は馬山とお別れをする時がやってきました。サボイホテルでは、6時半にモーニングコールをしてもらって、朝食を1階のレストランで食べました。 昨日は、アメリカンスタイルでしたが、今日は韓式朝食にしてみました。たくさんの小鉢が並んでご馳走です。スープもさっぱりしたものと、ピリリと辛いものと2種、キムチにナムル、そして焼き魚までついています。とてもこんなには食べきれなくて申し訳ないけれど、たくさん残してしまいました。 |
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食べ終わる頃にLee先生が迎えに来て下さいました。ホテルからバスターミナルまで連れて行って下さるのです。本当に最初から最後までお世話して下さって申し訳ない気持ちで一杯です。 今日は月曜日、とっても道路は混雑しているようでしたが、Lee先生の車が出る時には、さーーと渋滞が引いて、「これは今日の旅はいいことがある印です」と冗談を言われてあっという間にターミナルのある馬山駅に着きました。 |
釜山の金海空港へ行くリムジンがもう出発をするばかりでした。 「大変お世話になりました。どうぞ今度は日本へ、大分へ来てください」「今回は慌しかったけれど、今度はゆっくり時間をとって来てください。」「どうぞ、くれぐれもご家族の皆さん、大学の皆さんによろしくお伝え下さい。」名残はつきませんがお別れ致しました。 | |
リムジンバスは快適に走り出しました。海側には工場が並んでいます。やがてこのような立派なアパート群の立ち並ぶ住宅地がいくつも出てきます。たんぼや山の風景が過ぎて、やがて、金海空港に到着しました。 1時間ぐらいの快適なバスの旅、料金は4000ウオンでした。 | |
福岡行きの飛行機の出発まで少し時間がありましたが、おみやげを物色したり、ブラブラと空港内を歩いたり、そして機上の人となりました。たくさんの買い物をした人々で一杯の飛行機でした。
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予定通りに無事に福岡空港に到着しました。 空港に置いていた松村さんの車で帰りますが、ここまで来ているので天神コアラ事務局へ行くことにしました。友成さん、向井さん、梅野さんが、笑いながら出迎えてくれて、空港で買った韓国のお菓子と一緒に早速インサイダーに載せてくれました。 そして小雨の振る大分へ帰ってきました。韓国ではお天気に恵まれた3日間でした。 |
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韓国の昌信大学のチャペルで「寺尾先生の被爆の記録」が教科書になったことについてお話をしてきて、大学の学長さんはじめ、皆様に喜んでいただけたことをご報告に寺尾先生のお家に伺いました。 ご仏前にご挨拶をしてから、ホームページにして報告していることを、プリントしたものをお見せしながら、あちらでの様子をお話ししました。床の間には寺尾先生のお写真が飾ってあり、私たちの話に、フムフムと笑顔でお答えになっていた生前のお姿を思わず思い出してしまいました。奥様も、「いつまでもこんなに覚えてもらえて、あの人はいつまでも生きていますね」。とお話し下さいました。何よりのお言葉だと思いました。 奥様の笑顔に送られて玄関を出て見上げた空はとてもさわやかな春の空でした。 |