English

2月23日、”ボロ山崩し”着られなくなった衣類を持ち寄って、 by Mie

私たちはなんとたくさんの物に囲まれて生活をしていることでしょうか。今日は私たちの主婦のグループ「友の会」では、その中の衣類について考えることにしました。

この冬の間、私たちは衣類の点検をしようと申し合わせていました。そして今日は、もう着られなくなった衣類を持ち寄りました。

それぞれ、子供用、婦人用、紳士用、その他に分類をしました。16人が持ち寄って約200点が集まりました。
今日の出席者が集まって、朝の集まりをしました。友の会の勉強ではいつも始めに、今日の勉強の意味を分かり合うために読書をします。
今日は、田中周子さんの書かれた「型紙のない子育て」(婦人之友社刊)から、「セーター人形の出来たエピソードの書かれた部分を読みました。

人形を持って遊んでいた5歳のご自分の男の子が、人形がなかなか思うように座ってくれないので「困った困った」と言っていたその言葉がずっと心に残っていた、それから8年、古いセーターを整理していて、フト思いついたのがこの人形だった、と書かれていました。

何かを手作りする時の気持ちというものをとてもよく分かり合うとことが出来ました。
きれいに分類をして並べられた衣類の中から、譲り合えるものはないかと見合います。私は、ピンクのセーターを家庭着にと安く譲って頂きました。
小さな子供のある方は、セーターやズボンをたくさん見つけ出して買っていました。

それが終わると、バザーに出したほうがいいものを箱に入れました。残ったものの中から、セーター人形を作るための縮んだセーターを選り出しました。
田中周子さんの本から写した型紙を使って、セーター人形を作っていきます。今日は裁断のみで、仕立てまでは出来ません。家に持ち帰って作ってくることにしました。
こちらのテーブルでは、小さくなったオーバーをほどいて、鋏入れを作るための裁断をしています。たくさんの鋏入れが出来そうです。
バザーに出すもの、もう着られない物は、身体障害者通所授産施設「ワークスペース樫の木」の方に取りにきて頂きました。バザーに出して下さったり、ウエスとして売って下さったり、私たちの衣類を最後まで無駄にすることなく役立てて下さるのでいつも本当に感謝しています。

今度は、今日、裁断したセーター人形や鋏入れを仕上げてまた見合うことをしたいと思います。

Mie Home