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私の入っている俳句の教室、「萌句会」私の住んでいる住宅地の中の公民館で月に2回の句会をしています。今日は、忘年会ということで、大分県民の森の中にある「しあわせの丘」という所へ吟行に行くことになりました。朝の9時30分、大きなバスが迎えにきてくれて、いよいよ12人で出発です。 | |
県民の森は、気持ち良い散歩コースやサイクリングロードが作られた、県民の憩いの森です。紅葉はもう既に終わっていますが、散り敷く落ち葉、枯れ色の山、冬空と何を見ても句材になりそうです。三々五々歩きながら俳句を作ります。 | |
散歩道を逸れると、池があって、庭園が出来ています。冬空ですが、風がなくてとても穏やかな山の公園です。 心字池落ち葉の舟のここかしこ | |
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池の側で私が今日一番気に入った場所です。大きな欅の林。見上げると冬空に枝が広がってとても雄大な眺めです。 冬木立アクセサリーに小鳥留め |
吟行が終わると、部屋に入って、俳句の推敲、そして投句をします。今日は一人5-7句出すことになりました。短冊一枚ずつに無記名で俳句を書いて出します。締め切りは1時半ということで、皆夫々に句集を開いたり、今歩いて来た情景を思い返したりしながら、俳句をまとめます。 | |
12時から別室に移動して忘年会です。今年も楽しい句会が続けて来れたことを喜んで、そして来年もまた楽しく俳句を作りましょうということで、明山尚楠先生の音頭で乾杯!おしゃべりをしながら楽しい昼食でした。 | |
忘年会の後は、いよいよ忘年句会です。短冊からの清記をまわしながら、自分のいいなと思う俳句を一人5句選句していきます。最後にその俳句が読み上げられて、そこで初めて作者が名乗ります。同じ景色を見ていながら、ああ、あんな素敵な表現もあったんだな、と思う俳句に出くわす、それが吟行句の魅力だと思います。 楽しい忘年句会も終わって3時過ぎ、またバスに揺られて帰ってきました。 山茶花の花びらの道女坂 |