11月18日、ふるさとの龍野公園の紅葉を見て帰途につく、by Mie
今日は、早朝の3時に起きて、しし座流星群を見に出かけました。庭に下り立った途端に素晴らしい流星を見てうれしくなりました。どこから見るのが一番いいかしらとあちこち下見もしていましたが、結局、里の家からすぐ近くの公園のグランドに寝転んで見ました。たくさん、たくさん見えました。34年に一度のことというので本当に見られてラッキーでした。
私の実家のある兵庫県の龍野という小さな町は、美しい公園で有名です。家から歩いて5分ほどでその公園です。春夏秋冬いつ訪れても美しい公園です。特に池の上にお茶室のあるお庭は丁度、紅葉が見頃で見事でした。茶室の白い障子が秋の日にまぶしく映えています。このお庭は町の高台にあり、瀬戸内海の島々まで見渡すことが出来ます。

立派な働きの多かった龍野のお殿様、脇坂公が将軍から拝領したお茶室を池の上に据えて、それが今は名所になっています。茶室の前には大芝生があり憩いの場になっています。お茶の盛んな龍野市はその側にも新しく茶室を作りお茶会もよく開かれています。そのお庭は紅葉で美しくたくさんの方が遠くから見にきています。
紅葉の美しいお庭で、俄かの野点が始まろうとしています。お茶の盛んなこの町ではどこかへ出かけるにもこうしてお茶の用意をしてくる人が多いのです。とっても楽しそうな年配の方々のグループでした。
こちらは昔のお殿様の別邸です。秘密の地下道が台所から外の道まで掘ってありそれを見ることも出来ます。今は市民の皆さんがお謡や詩吟の稽古をしたりする場所になっています。そこのお庭も見事です。

夜、9時のダイヤモンドフェリーに乗って大分へ帰ることになりました。夕方、4時半、車で両親の家を出発しました。途中、明石のパーキングエリアに寄りました。神戸までは第二神明道路、阪神高速などいろいろと道路が走っています。フェリーは六甲アイランドから出ますが、その辺りは阪神大震災では大変な被害のあった所です。

まだ時間があったので、ハーバーランドへ行きました。素敵な総合ビル、キャナルガーデンです。オシャレなお店が一杯あります。真っ赤な飾り付けの大きなツリーやリースがもうクリスマスの雰囲気を漂わせています。高浜岸壁では、真っ白なツリーに見送られて観光船が今しも出港する所でした。冷たい北風の吹き出した夜ですが、若い人で賑わっています。震災からこんなに美しく復興した神戸、うれしくて拍手です。
ここは、神戸ハーバーランドのキャナルガーデンにあるダイエーのサービスコーナーです。なんと電子マネーのリロード機ではありませんか。「国民文化祭おおいた98」で実験をした電子マネー、神戸では使えるんだということを忘れていました。リローダブルカードを持って来るんだったと後悔しきりです。
前回の帰省では、交通事故の渋滞に巻き込まれて、フェリーに乗り遅れUターンして大分まで夜中、陸路を走って帰りました。もうそんなことは嫌です。早い目に六甲アイランドのフェリー乗り場に着きました。となんと、今夜は大幅に出港が遅れるとのこと。車の中で乗船を待ちました。結局1時間半遅れて出港しました。
18日は大変長い、そして変わった一日でした。早朝は流星群を見るためにグランドに寝転んでいました。そして公園を散歩したり、神戸を見学したり、最後は船の中で寝るという一日でした。


翌19日の朝はきれいに晴れ上がっていましたが、寒い寒い甲板です。少し船は揺れました。

旅の終わりを祝福するがごとく、虹がかかっています。わかりますか?国東半島でしょうか。中央の山を斜めに切るように虹が走っています。右の写真は主人が長い間勤めていた新日鉄の溶鉱炉です。今回の帰省は、両親は元気かなっていうことで行ったのですが、本当の目的は主人の退職の報告に行ったのでした。

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