2022年10月21日:展覧会に由布院へ

一昨日、由布院へ出かけたばかりですが、時間切れで行けなかった美術展にどうしても行きたくて、午後、一人で車を飛ばしました。雄大な由布岳を眺める素敵な場所です。先日は本当に慌ただしくて由布岳をじっくり見る時間がありませんでした。今日は、こんな立派な由布岳に会えてうれしいです。 
 
今日、見たかった展覧会は、ゆふいん音楽祭の会場にもなった、アルテジオ、音楽をテーマにした展示が飾られている素敵な美術館ですが、今日はまた大分県の芸術家お二人の展覧会「束の間」です。
立派なポスターです。
こちらが→展覧会の案内のチラシです。絵画は大分市生まれの大分市在住の Chung Dong Joo チョンドンジュさんです。墨を追及した作品を多く制作されて、湯布院にアトリエがある。
以前から何度かチョンさんのギャラリーで墨を生かした絵画を見せて頂いていた。今回は、ブルーにとりくまれているようでそこに興味があって行きたいと思った。

もう一人の芸術家は、竹芸家の中臣一氏、大阪生まれの開けた市在住。 作品ははじめてお目にかかりますが、チラシに見える従来の竹工芸とは思えない作品にひきつけられます。
とても楽しみです。
 
海の水平線に差し込む、月光の光、アクリル絵具を使っての微妙な色の重なりが、月光の美しさを極めている。静寂の中に引きつけられる光、希望、チョンドンジュさんがいろいろと説明をして下さるのがとてもうれしい。
由布岳でしょうか、墨を重ね、また削ぎ落し、樹木の1本1本を丹念に描いていく、合わせ鏡のように水面に写し取られる早春の景色かしら?と思いながら見せて頂く。
  こんな帽子が欲しいとまず思った作品、しなやかな織物のような竹工芸の今までに見たこと無い雰囲気に驚かされる。 この作品の初めから終わりまで、この繊細さを雰囲気を保ち続けて編み上げる根気強さには驚かされてしまった。
 この美しい紅葉の輝きが本当に素晴らしい。今度は本当に美しい紅葉をみるためにもう一度由布院へと願っている。
竹芸家の中臣氏にはお目にかかれなかったが、チョンドンジュ氏には本当によくして頂いた。ありがとうございました。束の間という展示のタイトル、そこに込められた意味は何だろうと思った。

二つの才能、2人の情熱、画家と竹芸家、十数年の時を経て、ここ由布院の地で再び出会う。

雄大な自然の中で人生が交差した。”束の間” 
新たなる”奇跡”が生まれる。

久し振りに来ることが出来た「アルテジオ」またコンサートなどがあると楽しいなと思いました。
由布院の地で見る由布岳、本当にどっしりと鎮まっている。青い空が急に雲に覆われていく、たちまち由布岳の頂上が隠れる。しかしまた風が雲をおしのけると、双頭の頂きが見えてくる。見飽きない由布岳です。 
  西の空には夕陽が赤く染まり始めている。夢中になって二人展に見入っていたのでさあ、帰らなくては現実に引き戻されました。
 しかし、由布院に入ってすぐに庄屋へ行って、挨拶をと思って行ってきて、健太郎さんや、明美さんにおあいしてご挨拶が出来たのでとてもうれしかった。帰り道も慎重に車を走らせた。